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タイ　激安蒸留酒で泡盛のルーツ『ラオカオ』おすすめ銘柄

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テーマ：タイ(3305)

カテゴリ：旅

タイの泡盛ことラオカオのおすすめ銘柄を

ご紹介します

ビールは1缶(320ml.)で120円程度と安いですが、

蒸留酒が飲みたいと思い色々探したところ、

このラオカオに辿り着きました。

泡盛のルーツと言われていて、原料はインディカ米、

もち米やサトウキビの糖蜜なども使われます。

泡盛の原料はタイ米(インディカ米)ですから、

味やコク、香りにかなり近いものがあります。

（もちろん銘柄によって多種多様ですが）

糖蜜は蒸留後に樽で熟成させるとラム酒になって

しまいますが、ラオカオはそんな熟成をさせないで

出荷するので色はほとんどありません。

俗にホワイトラムやシルバーラムと言われる類です。

（ラム酒は製法が定められていませんので俗称です）

ただ、タイ人の若者に聞くと、ほとんどがラオカオの

存在を認識しておらず、飲んだことないと言います

たまに存在を知っている若者がいても

「田舎のおじさんが好きだった」とか

「おじさんが飲んでるイメージ」とか言います・・。

そういう位置づけの飲み物のようです

色々と飲み比べて見て分かったのですが、確かに

どぎつい香草の香りがしたり、しつこい甘みがあり、

タイでおじさんに人気の激甘健康ドリンクと

通ずるものがあります

↓この見た目のやつがおじさん傾向の強いものです。

しかし、安いので諦めずに様々な銘柄を

飲み続けたところ、美味しく飲めるラオカオを

発見することができました

1位　YEOW NGERN

アルコール度数40度

700ml.　149バーツ(約517円)

色はやや黄色がかった透明です。

原料はインディカ米を使っており、雑味のない

米由来の甘みが美味しいです

決して甘すぎず、40度のアルコールと釣り合いが

とれていてちょうど良いです

モルトと同じく水で割ると香りがたちますが、

癖も出てくるので、せいぜい氷で割るくらいが

良いと思います。

自分はいつもラッパ飲みです。

創業60年以上になるUnited Thai Distillersが製造

しています。

2位　RUANG KHAO

アルコール度数35度

700ml.　175バーツ(約607円)

色はやや黄色がかった透明です。

原料はサトウキビの糖蜜を使っています。

糖蜜は糖化の工程が不要で入手性も良く安価

なので、使いやすい原料です。

味はちょっと甘すぎる印象ですが、変な香りは

出ていないので、普通に飲めます。

しかし加水はダメでした、匂いがきつすぎて

ちょっとえぐい感じがします

製造はタイで最大のアルコールメーカーである

タイビバレッジが行っています。

Changビールの製造で有名ですね。

複数のグループ企業を持ち、醸造所や蒸留所を別会社

が担っています。

このルンカーオはプレミアムランクなのでレッドブル

蒸留所が担っていますが、ノーマルランクのルンカーオは

13もの蒸留会社が担っています。

3位　LION KING

アルコール度数40度

700ml.　165バーツ(約573円)

色は透明です。

原料は不明ですが、アルコールの尖った感じと

ほとんど味も香りも無いのでウォッカにかなり

近いと思います。

ウォッカはライ麦の量で味に変化が出てきますが、

こちらのライオンキングはそういったえぐみも

ないので、麦などの穀物が原料でしょうか。

加水すると少しだけ甘みが出てきましたが、

味が単調過ぎて美味しくは無いです。

ところが、炭酸水＋ライムでとても安く美味しい

チューハイが作れるので3位にランクインです

製造はサンミゲル(タイ)で行われ、OEMで

United Wholesalers grp.というところから

売られています。

ラッパ飲みするには不適ですが、色々な味の

チューハイでも作ろうというときには重宝します

キャップには納税証明が貼られていますが、

35度でも40度でも金額は変わらないようです。