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家曜日~うちようび~

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2017.09.18
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​​潔癖症とまでは言わないが、自他ともに認める「きれい好き」の妻。
家の掃除がいつも行き届き、清潔であることが何より自慢の妻。
そんな僕の妻、U子さんの頭にシラミが沸きました。
いやー笑っちまうね・・・いやいや笑い事じゃないね、失敬。
では、早速ですが、この度のこの痛快な珍事件・・・これまた失敬、訂正します。
この度の、妻への同情を禁じ得ない大事件の、一部始終をお伝えします。


リビングの天井に吊るしてある、魚の飾り物。10年ほど前に購入。
エアコンの気流で泳ぎます。部屋の角っこに吊るすと、影が二面に映って面白い。
妻には珍しく、この商品のメーカー名も商品名も忘れてしまったとのこと。

さて、昨日、午前中僕が会社で仕事をしていると、突然妻からの電話。
普段僕が仕事中の時は、何かあればメールで要件を連絡してくる妻が、いったい何事だろう?
着信一番、電話の向こうで妻の悲痛な叫び。
「パパ大変!P子の頭がシラミだらけ!」
はっ?シラミ?
シラミって、あの昭和の子供の頭に沸いた、あのシラミ?
僕、突然の報告に、一瞬状況を掴みかねる。
が、落ち着いて妻の話を聞くと、内容は下記のとおり。

①妻が、次女Oちゃんの服に、見たことのない小さな虫がついているのを発見。
②ヒアリやマダニなどの、恐ろしい虫だったら大変!妻、慌てて正体不明のその虫を、ネットで検索。
③即座に検索ヒット。「アタマジラミ」という、人の頭に寄生するシラミの一種だということが判明。
④妻、顔面蒼白。慌ててOちゃんの頭髪をチェック。いない!Oちゃんの頭髪に、シラミ確認出来ず。
⑤横にいた長女P子の頭髪を、一応、念のため確認。
ぅわぁ~!シラミだらけだぁ~!P子の頭、シラミの楽園だぁ~ぃ!
⑦えっ!どうしよう!わっ!どうしよう!そうだ!とりあえずQ輔に電話しよう!

それで、電話してきたらしい・・・。
妻、受話器の向こうで、完全に泣いているんですね。
あのね、U子さん、シラミなんて、僕が幼少期に育った、不衛生な貧乏長屋では普通にいたよ。
僕も、ご近所のお友達も、ペットのように頭の中に飼っていて、仲良く共存していたよ。
死ぬようなことはないので、先ずは落ち着きなさい。
と、紛れもない僕の過去の事実を伝えて、妻を落ち着かせる。
その後、妻が色々調べて、薬局にシラミ駆除対策グッツが普通に販売されていることが判明。
「今から、シラミ駆除対策グッツ買ってくる!」
「了解!・・それで、P子は?」
「気色悪いから、さっきから全裸で風呂場で待たしてる!薬局近いし、じゃあ行くね!」
「おいおい!全裸で風呂場で待たしっぱなしかよっ!大丈夫かぁ~!」

まあ、元来しっかり者のU子さん、後は自分で判断して、対処するだろう。
まぁ~ったく、女ってのは、シラミごときに・・・、とか言いながら、仕事に戻る。
小一時間後、妻からのメール。
シラミ取り用のクシを使って、P子の頭から摘出したシラミの写真。

ぶわぁ~~~!シラミが!
シラミごときが!すんげーーーいる!
(実際この3倍はいたらしい)

そんで、そのまた小一時間後、また妻からのメール。

「よく探したら、Oちゃんの頭にもシラミがいた!」

え!・・・マジ!?

そんで、その数分後、まぁ~たメール。

「​​どうしよう!私の頭にもいた!​​」


おっとぉ~。こりゃ、いよいよ大変なことになってきたぞぉ~。


とりあえず、妻には「新しい家族だね」というメールを返信しておく。


その晩、家に帰って、妻の購入した「シラミ駆除対策グッツ」を確認。
左から、シラミ駆除用のクシ、シラミとりシャンプー、シラミ退治スプレー。
へぁ~、こんなのあるんだ。はじめて見た。
これらの商品の使用法、及び、アタマジラミの正しい駆除法については、
沢山の人たちがブログで詳しく、且つ、大変解りやすく書かれていますので、
そちらをご参考にして下さい。僕のブログでは割愛しますね。

代わりに、シラミについて妻と色々と勉強して解ったことのみ、簡潔に書きますね。

①アタマジラミの発生源は「感染」が殆ど、従って清潔にしていても、感染するときはする。
②子供も大人も感染する。子供の感染率が高いのは、単純に子供同士が頭を近づける機会が多いから。
③アタマジラミは人の頭にのみ生息する寄生虫。人の下半身、犬・猫の毛では生きられない。
④親のシラミに関する知識や理解が不十分な為、子供のシラミ感染率は増加傾向にあるともいわれている。

上記のことから、
今回はおそらく、P子のまわりの身近な子供からP子へ、P子から妻・Oちゃんへ
という感染経路が推測される。
また、フレンチブルのモモちゃんには感染しない寄生虫であることが判明した。
頭に毛がない、丸坊主の僕が感染しないことは、言わずもがなのことである。

いや~、それにしても今回、「きれい好き」の妻としては、
身震いするほどの恐怖、同じく身震いするほどの屈辱だったでしょうな。

ちなみに、これが、我が家の風呂掃除の様子。
妻はふつー設備業者さんしが開けない浴槽の前カバーを外して、
浴槽の中の樹脂がキュッキュッと鳴るくらいきれいに掃除します。
僕は仕事柄、他のお宅の浴槽の前カバーの中を点検することがありますが、
まぁ~、ドロッドロのヘドロまみれ、真っ黒なカビだらけのお宅が殆どです。
いやぁ~、U子さんは本当にきれい好きだなぁ~。頭にシラミは沸いてるけれど。


これ、年末の大掃除じゃないですよ。週に1回、欠かさずこのような中掃除をしています。
風呂場だけでなく、キッチンの換気扇など、各所中掃除をしていますので、いつも家中ピカピカです。
U子さん、いつも本当にありがとう。家中シラミだらけになっちゃったけれど。

事件の翌日、2階で僕が掃除をしていると、1階から家族の声がする。
「P子~、Oちゃん~、早くご飯たべて~、歯を磨いて~、そしたら、卵取りするよぉ~」だって・・。
卵取りって、シラミの卵を取るってことかい?
ぎゃはははは、我が家に新しい日課が出来ました。

リビングでアイスコーヒーを飲んでいると、風呂場から声がする。
妻「よし!卵ゲットだぜっ!」
長女「ママ、それ、ポケモンゲットだぜ!でしょう(笑)」
次女「きゃきゃきゃ(笑)」
ノホホーンとした、そして、トホホってなる、親子の会話。

歯を磨きに洗面所へ行くと、風呂場に、妻、長女、次女、Q輔一家のおなご衆。
風呂場で三人、なかむつまじく、お互いのシラミを取りあっている。

我が家らしい、ふざけた、みじめな、ねじれた、家族団らんの風景。

愛おしくて、情けなくて、胸が、変な感じです。

頑張れ、みんな! レッツ、完全駆除!


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最終更新日  2018.11.27 18:25:14
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