テーマ:大好き無印良品(4903)
カテゴリ:Q輔とU子と「子供大人化計画」
無印良品でクリアポケットとバインダーを買いましたよ。 ちょいと、まとめたいものがあったのでね。 なんか、文房具が欲しいとなると、最近は、ほぼ無意識のうちに無印に向かっていますな。 色から、肌触りから、はぁ~落ち着くわ~。 さて。 先日、うちの娘が0点とりました。 漢字のテストで2回もとっちゃったらしい。 とほほ。 そんでまあ、親として、父として、娘と何や話はせにゃならんってことで、 小学二年生の娘と差し向いで、ポンコツ親父なりに、たくさんの話をしました。 前回、そういった内容の記事を、たらたらと書きましたよ。 でさ。 今回はその続き。 今回キーワードになる僕達親子の会話はこちら。 父「好きな勉強、得意な勉強は何?」 娘「図工!将来は芸術家になりたい!」 この娘の言葉に、正直僕は「助かった」と思った。 何が助かったって、娘に「目標」があるってことが助かった。 お医者さん、学校の先生、スポーツ選手、アイドル、お嫁さん、等々、 目標は何だっていいんだよ。てか、子供の時の夢なんて、かりそめがほとんどだろう。 ただね、「有る」と「無い」では大違い。 目標がある者と話をする時は、その「目標」を切り口に説いていけばよいので、 要するに「話が早い」のです。 これは、小学二年生の娘に限らず、例えば会社の僕の部下でも同じことが言えます。 明確な目標がある社員への業務指導は、実に容易いです。まさに話が早い。 逆に、今いる会社に目標がない、正直この会社にいるのも不本意、 てか自分の人生、いまだに何をしたいのかよく分からない。 こういった類の社員に業務指導をするのは、まぁ~ったく困難を極める。 んで、僕、幸いにして「目標ある」娘に、こう言いました。 芸術の学校に進み、芸術のお仕事に就きたいなら、 「芸術家になる」= やりたいこと。 「学校の勉強」= やりたくないこと。 と思っては、つまらないよ。 「芸術家になる」= やりたいこと。 「学校の勉強」= そのためにやらなければならないこと。 と思えば、きっと勉強は楽しいよ。 君が、本気で芸術家になりたいなら、 漢字のテストで0点とってる場合じゃない。 そうしたら、娘、 「なるほどぉ~」と頷いていましたよ。 ね、目標のある者と話すのは簡単でしょしょ? んで、「芸術家になりたいなら、人より何倍も絵を描くことだぞ」つってさ。 必ず毎日一枚、A4のコピー用紙に自分の好きな絵を描くことをP子と約束しました。 描いた絵を先ほどの無印良品のバインダーに挟んで、P子の画集としていきまーす。 以下、最近描いたP子の作品(落書き)の一部を紹介。 「回転ずしを真上から」 「バスケットボールと影ふたつ」 「漂流スイカ」 「モモちゃん」 「妻の愛読漫画」 え~さてさて。 繰り返しますが、目標のある者と話すのは簡単です。 ですが、逆に、 「夢・目標・やりたいこと」のない子の場合、親は大変だと思います。 いい高校に入りなさい! 何や知らん将来の選択肢が増えるから! いい大学に入りなさい! 何や知らん将来の選択肢が増えるから! いい会社には入りなさい! 何や知らん将来の選択肢が増えるから! 憑りつかれたように「将来の選択肢が増える」の一点張りで、 濃霧のなかを歩くような、まったく方向性の定まらぬ教育を続けねばならない。 この昨今の「子供の選択肢を闇雲に増やす教育」ってどうなのでしょうか? 皆さんのまわりにもいるでしょう? 社会人になっても「選択肢の荒野」であんぐり口を開けて立ち尽くしている、学歴だけある若者。 将来の選択肢が増える!将来の選択肢が増える!つって親子で二人三脚で歩んできて、 社会人になると、親は突然「私たち親の出来るのはここまで、後はあなたの人生、自分で考えなさい」 つって、二人三脚の紐をほどいて、ぬっくぬくの保育器から、我が子をつむじ風吹きすさぶ荒野へ放り出す。 僕は、会社で、現場で、プライベートで、そいうった哀れな若者をたくさん見てきました。 まったく、気の毒です。 あれは、「覚悟なき愛情」の被害者です。 親が子供に「無限の選択肢」を与えるのは、確かに子供のためでもあるけど、幾分か「親のエゴ」もあると思うよ。 「私という親は、子供の教育に出来る限りの事はした。決して我が子に後ろめたいことはしていない。」 と親が自分で納得したいというエゴ。 でもさ、「無限の選択肢の中から、自分のやりたいことを正しく選択する力」って想像してみたことある? すげー能力だよ?若者ながら、なかなかの人物じゃなきゃ出来ねーと思うよ? 「選択する人間力」の教育のほうが、あまりにもないがしろにされてません? 無限の選択肢を与える「権利」を選択した以上、「選択する人間力」まで与える義務があるっしょ? そこではじめて、親は二人三脚の紐を解くべきだ、と僕は思いますよ。 やり逃げは駄目だよぉ~。 ちなみに、僕は我が子に「無限の選択肢の中から自分のやりたいことを選択する力」なんて難しいことを教える自信がありません。 だから、娘の将来については、これから娘の性格や能力をよぉ~く見て、せいぜい「四択ぐらいの選択肢」を、 時期を見て、こっちから強引に押し付けてやろうかなと思っていますよ。はっはっはっ。 その時「私の将来を勝手に決めないで!私は親の自由にはならない!私にはやりたいことがある!」 と娘が言うのであれば、それで良し。 てか、なお良し。 やりたいことがあるに越したこたぁねー。 そん時はパパとママを、全力で説き伏せてみろぃ! 親子で真っ向勝負といこうや! ・・・まあ、そうなったら、そうなったで、 パパが、ちったぁ応援してやっから。 任せとけぃ。 豊田市美術館にて。 「どうだった?」 「うーん、よく分んない。」 「だよね。パパもぉ・・・。」 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.02.05 19:36:08
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