テーマ:防災の話(1100)
カテゴリ:Q輔とU子と「防災」
災害時の備えとして、ペットボトル2リットルの水を36本買い足しましたよ。 すでに備えてある6本と合わせ、計42本、84リットルの水のストックになります。 ひとつの目安として、灯油を入れる「18リッターポリタンクで4・6個分の水」。 または、今時のユニットバスは、自動湯はりの基本設定が180リットルなので、「風呂桶に半分弱ぐらいの水」。 更には、災害時一日に必要な水を一人当たり3リットルとして、僕と妻と娘二人の「四人家族で7日分の水」。 と、いうことになります。 こういったことは、理論的かつ感覚的に、双方でとらえておくと安心かなと。 さてさて、この大量の水を、狭い我が家の、どこに収納すんべか? ふっ、ふっ、ふっ、僕ね、いーとこ思いついたんです。 それは、このキッチンの床下収納庫。 げっ!ぱんぱんっ! こ、ここじゃない、ここじゃない!ここな訳ない! よっこらしょ。 その収納庫をどかした、この中。 ここよ、ここ! この床下のだだっ広いスペース! うんしょこらしょ。ご覧の通り、余裕で収納。 搬入は少々大変ですが、以後は基本的に出し入れするものではないっしょ。 あと床下って、屋根裏や屋外倉庫なんかより、一年通じて温度も湿度も安定している場所だったりするので、 食料や飲料水の保管に、実は向いているんじゃないっすかね? ただし、鼠や害虫の被害にあっては元も子もないので、事前に入念な検討は必要ですけどね。 ちなみに、これらの水、2年後には賞味期限が切れます。 さてさて、この大量の水、いずれ賞味期限が近づいてきたら、どうすんべか? ふっ、ふっ、ふっ、今度は妻がね、思いついたんです。 うちはね、今後、水のストックの賞味期限が近づいてきても、飲まない。 尚且つ、水のストックの賞味期限が切れても、捨てない。 賞味期限の切れた水は、生活用水のストックに切り替えて保管する。 災害時はその水を、トイレ・手洗い・歯磨きとか、家事の水に使えばよい。 風呂に入れない状況でも、その水で体を拭うことぐらいは出来るかもしれない。 もちろん、それに代わる飲料用のストックは、同じ量を新たに速やかに準備しますよ。 床下のスペースを有効活用すれば、そうそう収納場所には困んねーぞ。 てかさ、そもそもさ、殺菌・密閉されているペットボトルの水ってね、 保管状態によるものの、基本的には腐らないらしい、ずっと飲めるらしいよ。 ただし、長期保存していると僅かながらの通気によって、外部の匂いが付いて味や風味が落ちたり、 あと、僅かながら自然蒸発するものらしく、例えば普通の500mlペットボトルだと、2年経過すると10mlも減っちゃうんだって。 んで、計量法という法律によって中身が2%減ってしまうと、内容量を満たしていない訳だから違法だってんで、 販売が出来なくなってしまうらしい。主なミネラルウォーターが製造後2年後に賞味期限を設けているのはその為らしい。 ま、いざって時、僕はごっくごく飲むけどね、自己責任の上で。 災害時は、何よりも先ず「水の確保」が重要になると言います。 ちゅう訳で今回は最後に、水道設備業で20年、馬車馬のように働いて来たこの僕が、 「災害時、ちったぁ、あてになりそな身近な水」の在処をお教えしましょう。 ①戸建て住宅の、電気温水器・エコキュート 一般的なサイズで、常に370リットルのお湯を蓄えてあります。 停電、断水時は蛇口から水・湯は出ませんが、非常用採水栓から水を採ることが可能。 直圧式のガス給湯器では不可能、貯湯式温水器のメリットです。 ②雨水溜桝の水 汚水・雨水が分流の地域では、ご自宅やマンションの雨水桝を開けると、 その泥溜に雨水が常時溜まっているのが確認で出来ると思います。 大量の水ではないですが、緊急時、手軽に生活用水として利用できます。 ③雨どいを加工して採水する。 天から雨が降れば、または素人ながらやる気があれば、の前提ですが・・・。 雨どい(戸建て住宅なら専らΦ50のパイプ)を切断して、 最近はホームセンターで購入出来る管材で、ポリタンクや風呂桶に採水が出来るかと思います。 ④集合住宅の高架水槽の水。 最近の直結加圧式給水の集合住宅ではなく、屋上に高架水槽がある建物にお住まいの方。 あの水槽は陽水ポンプで汲み上げた大量の水を、自然落下(重力)を利用して各住戸に給水しています。 したがって、災害時に停電があっても、あの高架水槽に貯まった水は自然落下にて確保できます。 ⑤防火水槽。 防火水槽は火災の時に消火活動を行う為の貴重な水源ですが、 消防目的だけでなく、災害時の生活用水として利用される事もあります。 ⑥井戸水 震災後、水道の断水が続く中でも、井戸水は採水できたという話はよく聞きます。 ただし、停電時は当然井戸ポンプが使えないので、発電機などが必要です。 町内で井戸水を使っているお宅があれば、仲良くしておくとよいのかと。 以上、思いつくままに書いてみたけど、ちったぁ、参考になりやしたでしょうか? つったって、これら全て、原則飲料は不可っすからね。 あくまで生活用水に利用可能な水っすからね。 やっぱ、飲料水のストックは重要かなと。 人間の体の、約60%は水である。 まあ、そういうことです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.10.11 18:18:32
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