テレビで、マツコ・デラックスさんと有吉弘行さんを観ていると、
ああ、この二人は同系、同胞、同志だなあ。と、いつも思う。
お互いに共演していて、きっと居心地がいいだろうなあ。と、他人事ながら思う。
これは、単純にお二人の毒舌キャラ的芸風が似ているということではなくて。
例えば「人間図鑑」という分厚い図鑑があったとしてさ。
その図鑑でマツコさんを調べるとするでしょ。
霊長目ヒト科ヒト属の哺乳類、日本人、というくくりの更に詳細、
より細かな生態の分類分けがなされた、あるページにマツコさんの記述を見付けると。
きっとその同じページに、有吉さんのことも書かれていると思う。
芸能業界にどっぷり浸かった連中を、「あちら側」と見ているかのような。
テレビの悪魔と契約して、普通の幸福と引き換えに、現在の人気を手に入れたかのような。
人生に安寧を求めた途端に、逆に、一気に奈落の底に落ちて行くかのような。
お二人の、あの斜に構えた感じが、「人間図鑑」の同じページの住人かと。
ダウンタウンの松っちゃんも、かつてはそのページの筆頭のような人であったが、
結婚という図鑑の改訂に伴い、別ページへ移った感がある。
考えてみると、ブロガーも似たようなもんっすね。
僕が好きで読んでいるブロガーさん、どなたも年齢、性別、職業、思想、環境、性格、まるで違うし、
もしも、同年代の同じ学校の同じクラスだったとしても、
恐らく一年間ひとっ言も会話をしなかったであろう、絶対に関わりたくない人達ばかりなのだけれど、
何故か読んでいて心地よく、毎度毎度懲りずに訪問してしまうのは、
結局のところ、「人間図鑑」の同じページの住人だからであろう。
さて。
これからは、ちょいちょい読んだ本のことを書こうかしらん、なんて。
んで、カテゴリ名は「人間図鑑」とした。
「本との出会いは人との出会いと同じ」とは、読書家、芦田愛菜ちゃんのお言葉。
まったくもって同感っす。
まあ、僕にとっての読書は「珍しい人間を研究する」みたいなところがあって、
少年が珍しいクワガタ虫の生態を図鑑で調べて楽しんでいるように、人間を調べて楽しんでいる。
だから、太宰治の「人間失格」を読破した後、おもむろに手首を切る、みたいなコアな感性は皆無で。
「へ~人間って、面白れ~な~、えへ、えへへ」なんつって、実に健全な読書なのね。
つまり本屋は、言ってみりゃ巨大な「人間図鑑」なのである。

記念すべき一冊目は、齋藤孝先生の著書。
『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』
この本、もともと小学三年生の長女に読ませようと思って買ったのだか、
よく読んだら、思春期の多感な少年少女に向けて書かれていている本だったのよね。ちと、早かった。
んで、しゃーねーから、自分でパラパラ読み始めたら、んまあ、面白い面白い。
勉強が出来れば、頭がよいのか?
勉強するのはなんのため?
学校へ行く意味とは?
生きていくってどういうこと?
少年時代、僕が抱えた悩みを、齋藤先生がひとつひとつ、穏やかな文体で説き明かしてくれました。
読了後は、無自覚に大人になった今の自分を、心地よく、優しく、挑発されたかのような余韻。
少年少女向けの本と侮るなかれ!
大人こそ、読め!
親として、この素晴らしい内容を、自分の頭に叩き込み、自分の言葉に置き換え、
さも自分の考えの如く、どや顔で長女に説教してやろうかなとも思ったのだか、
あまりに素晴らしい内容なので、この馬鹿の変な味付けは避け、そのまんま長女に読み聞かせることにした。
毎晩、夕食の前に三ページずつ、僕、大声で朗読しとる。
長女、とてもとても熱心に聞いとらっせる。
僕、30年前にこの本に出会いたかったっす。
てか、愛読書を紹介するって、ある意味、自分の恥部をさらしているような感じっすね。
今回ぽっくん、ズボンを膝までズリ降ろして両手バンザイで、
わぁ~~い!わぁ~~い!なんつって、ご近所走り回るぐらいの心意気で書きましたで候。

にほんブログ村
↑ポチッと一枚!
