家曜日~うちようび~

2020/04/01(水)14:21

続・長期化する新型コロナ禍、今こそ夫婦で「備蓄」について考える。

Q輔とU子と「防災」(10)

妻が花屋さんで、桜の枝を買ってきました。 今年は、外でのお花見は自粛っちゅーこって。 しゃーねー、花見酒は自宅ですっかな。 さて、これが、うちの新型コロナウイルス対策の備蓄です。 これらは、自然災害の防災備蓄とは別で揃えたものです。 食糧・日用品・薬が所狭しと詰められたケースが12個。 あと、写真には写っていませんが、 この後ろには、お米30キロ、トイレットペーパーやキッチンペーパーの箱買い。 押入れの中には、ペットのエサやトイレシーツ、酒などが入っています。 数は記しません。みなさん、恐らくひくでしょうから。 現在、書斎は、このようにぎゅうぎゅう詰めっす。 これらの備蓄は、2月初めに準備を終えました。 関東の「パニック買い」より、たった60日早い動きですが、 当然これらを購入した時は、販売規制や買い占め防止の「か」の字も無く。 僕たちは、ただの「有難いお客様」という扱いを受けました。 今、この量を一気に購入すれば、常識を疑われてしまいます。 だから備蓄は、早め早めがベストなんです。 あのお、うちは、決して浪費家ではねっす。 ちなみに、これ、うちの寝室っす。 御覧の通り、無駄なものは一切ありません。 ベットすら、じゃまくさいからナッシング。 家族四人、毎晩ここに、せんべい布団敷いて寝とる。 このように、無駄なモノは徹底して買わない主義ですが、 冒頭の備蓄は「無駄ではないモノ」として、見極めているわけです。 さて、この日記は、 先回の日記【長期化する新型コロナ禍、今こそ夫婦で「備蓄」について考える】の続きです。 とある備蓄家夫婦の「夫婦漫才」をお楽しみ下さい。 僕) ちゅーか、昨今のマスク、トイレットペーパー、食糧品の買い占め騒動を、 今回あなたは全て事前に先読みして的中させましたけど、 新型コロナが発生した時、あなたは今のこの世界情勢を、すでに予想していたってことなのかな? 妻)それは違う。予想はことごとくハズレ。 僕)・・・どーゆーこと? 妻) 私、もっともっと最悪な状況を予想してたから。 私は極度の心配性なので、頭に描く未来予想図は、いつも超最悪の事態です。 コトに向かう時は、いつも一番最悪の状況を想定して対応します。 この度の備蓄量も、そのひとつのあらわれです。 そんな私にとっては、今のこの世界情勢は、けっこー明るい現実です。意外と心は軽いです。 僕)中国で新型コロナが発生した時、過呼吸になってたもんねえ。考え過ぎはよくねーよ。 妻) 楽観主義で、快楽主義で、希望的観測だけで生きてるようなダンナを持った妻は、時に過呼吸になります。 僕)たはは・・・いやはや、なんとも。では、「パニック買い」が発生した時、どう思いました? 妻) ふつーに「やっぱりな」って感じっす。 「人間は窮地に追いやられると、集団でパニックになる生き物だ」という前提で私は生きています。 首を傾げてもしゃーない、怒ってもしゃーない、憐れんでもしゃーない、そういう生き物なんだから。 僕)なるほど。魚が泳ぐように、鳥が飛ぶように、人は集団でパニックになる生き物だと。 妻)その例えは、よく分りません。 僕)ちっ。けっこーお気に入りだバカヤロー! 妻)まわりくどいんだよコノヤロー! 僕)うるせーコンチキショー! 妻)やんのかハゲチキショー! 僕) まあ、確かにこの手の騒動は、今日に始まったことではなく、歴然とそうだからね。 今後は、政府も企業も「人は不安になると集団でパニくる生き物」っちゅーことを認めた上で、 災害時の「パニック買い」を考慮した在庫の見直し等、建設的な対応を迫られるだろうね。 妻) この世から「パニック買い」が無くなる方法は、ひとつだけあるのです。 それは、みんなが常に豊かな備蓄を持つことです。 僕) 今はもう緊急事態なので、買い溜めは控えるべきだけれど、 この未曾有のウイルス災害が終息したら、あらためて「備蓄」が文化として見直されるだろうね。 思えば日本には「クラ=倉・庫・蔵」に食糧や道具や財産を備蓄する文化が、昔はあったよね。 そういった古い文化がスタイリッシュにカタチを変えて、現代のライフスタイルに導入されたら、 それはそれでけっこー面白いかもね。 妻)ですね。 僕)では、最後に、あなたにとって「備蓄」とは何ですか? 妻) ひと言で言うと「安心」です。 私には、災害時に食糧を調達してくる力がありません。 長い長い行列に並ぶ、気力も体力もありません。 何日も食糧や日用品が無い状況で、平常心を保つ自信がありません。 私は、ただの平凡な主婦。「安心」が欲しいのです。 だから備えるんです。 早め早めに備えておくのです。 備えあれば、行列に並ばなくてよい。 備えあれば、慌てて買い占めなくてよい。 備えあれば、買い占める人に腹を立てなくてよい。 備えあれば、買い占める人を憐れまなくてよい。 備えあれば、無駄なやせ我慢をしなくてよい。 そして、 備えあれば、いざという時、 本当に困った人に分けてあげられるのです。 備蓄は、緊急時の物資であると同時に、 平素から私たちにそんな「気持ちの余裕」をもたらしてくれるものだと、私は思います。 備えあれば憂いなしです。 僕)なるほどっす。この度は、ありがとうございました。 妻)いえいえ、こちらこそ。では、晩ご飯を作ってきます。 僕)今日のメニューは何ですか? 妻)パスタです。ローリングストックの賞味期限が近づいてますので。 僕)え~、またパスタぁ~、刺身がいいな~。 妻)パスタです。 僕)・・・分かりました。とほほ。 ​ にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! ​

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