テーマ:ささやかな幸せ(6727)
カテゴリ:Q輔とU子と「新型コロナウイルス」
よー、そこの若いの。 もーこれ以上、子供たちの小さな背中に、 背負わせるのはやめてくれ! 【ゆとり・さとりの若者たちへ】 も~ね、ゆとってる場合じゃないよ。 のん気に、さとってる場合じゃない。 ぶらぶら出歩いてる場合じゃねーっての。 君たちの爺ちゃんやひい爺ちゃんが、 かつて君たちぐらいの歳の頃に見た、 戦後の焼け野原と何ら変わらぬ風景を、 いや、むしろもっと絶望的な風景を、 いずれ君たちは見るだろう。 かわいそうに。 君たちは、本当にかわいそうな世代だ。 なんて気の毒な青春なんだ。 イヤミじゃねーっての。 心から同情する。 かわいそうに。 出来るだけがんばってみる。 今となっては、君たちより、うんと幸せな青春を過ごさせてもらった、 僕たち、四十代・五十代が、出来るだけふんばってみる。 でも、僕たちが力尽きたら、 次は、君たちの番だ。 次は、君たちが、この国を支えるんだ。 君たちが、この世界を救うんだよ。 どうか、倒れ伏した僕たちの屍から学んでくれ。 僕たちの失敗から、成功の糸口を見出してくれ。 も~ね、ゆとってる場合じゃないよ。 のん気に、さとってる場合じゃない。 ぶらぶら出歩いてる場合じゃねーっての。 今の若者は、体が成人しても、心はまだまだ未熟で、 三十ぐらいで、やっと心が成人するのだ。 三十ぐらいで、やっと社会の一員としての自分に目覚めるのだ。 と言う人が時々いるけど、 果たしてそうだろうか? であるなら、いくら君たちを注意したとて、 この緊急事態にふらふら出歩く大きなお子ちゃまを注意したとて、 それは無意味なことだっちゅーの。 君たちの老いたパパやママを、大きなお子ちゃまの保護者を厳重注意しなきゃね。 てか、本当に君たちは未熟なのだろうか? 僕たちは忘れていない。 君たちが、昨今の自然災害の後、いち早くボランティア活動を行ったあの姿を。 困っている人のために何かしてあげたいと、ひた向きにがんばるあの眼差しを。 高度成長・好景気・不景気を経た後の、円熟した時代に生まれた者だけが持つ、あの安定した道徳心を。 僕たちは忘れていないのであ~る。 ったく、若者なめんなっちゅーの。 馬鹿にしてもらっちゃ困るっつーのなあ。 自粛みたいなもん、なんぼでもしたるっちゅーの。 むしろ無自覚なジジやババを叱ったるっちゅーのなあ。 ほーんと、失礼しちゃうわ! も~ね、ゆとってる場合じゃないよ。 のん気に、さとってる場合じゃない。 ぶらぶら出歩いてる場合じゃねーっての。 託したぞ、この国の未来。 おっさん、勝手に期待してっからね。 頼むぞー、ゆとり世代、さとり世代。 以上。 バブル崩壊後の不景気を生き抜いた、とあるロスジェネ世代の中年より。 もとい。 いずれ君たちの下でこの国を再建するであろう、 君たちよりもっとかわいそうな「新型コロナ世代」の子を持つ親より。 よー、そこの若いの。 もーこれ以上、子供たちの小さな背中に、 背負わせるのはやめてくれ! にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.12.30 10:41:47
[Q輔とU子と「新型コロナウイルス」] カテゴリの最新記事
|
|