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家曜日~うちようび~

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2020.12.16
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今から二十数年前。時は空前のアマチュアバンドブーム。
僕なんてな、自分のお気に入りのバンドが、インディーズで実力をつけ、
いよいよメジャーデビューなんて話題を聞くと、どえらい嬉しかったものだ。
んが、ずっと応援してきたバンドの成功が喜ばしい反面、途端にスーッと醒めてしまう自分がいたのも事実。
そもそもインディーズであれメジャーであれ、そのバンドの楽曲が大きく変わりはしなかったが、
大した理由も無く、だんだんそのバンドの楽曲を聴く気が失せるのだ。

今思えば、当時の僕は、心からそのバンドが好きだったのではなく、
知る人ぞ知る地下の無名バンドを聴いている自分が好きだったのだろう。
バンドそのものより「サブカルチャー通の自分」が好きだったってこと。




大人になってからも、僕には、こういった斜に構えた傾向が根強く残っていて。
例えば、世界中がその品質を認め、みんなが履いているナイキの靴だけは履いてなるものか!
せめてアシックスだ!むしろプーマだ!あえてダンロップだ!・・・とかね。

流行やトレンドなんて糞食らえだ! 愛読書は「中原中也詩集」。好きなマンガはつげ義春の「ねじ式」。
好きな映画は石井聰亙監督の「爆裂都市」。好きなバンドは「あぶらだこ」。
好きなテレビ番組は「NHKみんなのうた」。好きな有名人は「風船おじさん」だコノヤロー!・・・みたいなね。

ただ、やっぱり、だんだん、分かってくる。
そんな自分のねじれたこだわりが、いかに自分の世界を狭めてきたかっつーかね。
流行と聞けば、反射的に飛びつく「流行の過食」の民が、愚かであるように。
流行だというだけで、反射的に受け付けないという「流行の喰わず嫌い」の民も、同じく愚かだぞと。
双方とも「吟味」していないという点で、人間の括りとして、実は同種。似たもの同士だぞと。




ずいぶん遅かったけどね。けっこー最近っつーか。

ま、ぎりぎりセーフって感じで。オラ、分かってきた。

若い時は、妻のお供でしぶしぶ行っていたディズニーランドも、
最近は、心から「うっほほーい!楽しー!」と思えるようになったしね。

このあいだなんか「鬼滅の刃」を子供と映画館に観に行って、
人目をはばからず、じゅるじゅると泣きじゃくるまでに成長した。

ちなみに、タピオカは、いまだに飲んでねーけどね。
てか、たぶんこれからも飲まないだろう。たはは。

ま、そういう「ねじれたこだわり」を完全にゼロにする気は、
本音のところ、さらさらねーんだけども。

ま、年々薄れてきてはいますね。




でさ。

僕からそんな「ねじれたこだわり」を徐々に薄めていく要因とは、はて何だろう?と考えた時に、
年齢? 妻? 子供? 
いやいや、案外この「無印良品」の存在ではないかと、思ったりなんか、しちゃったりするのである。

無印好きの妻のおかげで、

うちの生活に、僕たち家族の毎日に、無印良品は当たり前にあって。

それらを手に取り。

それらを使い。

それらを食べ。

そうするたびに、それらは、

「良いものは良い」という、ごく当たり前のことを教えてくれるのですね。




流行っているとか、いないとか。

有名だとか、無名だとか。

高いとか、安いとか。

コラボだとか、プレミアだとか、原産地だとか。

んーなこと、べつにどーだっていーじゃん。

良いものは良い。

それでいーじゃん。


無印良品が好きなのか?

無印良品が好きな自分が好きなのか?

よくよく考えたら、そんな問いすら、愚問だ。

モノに自分を投影することなく、

そのモノだけを純粋に愛でることが出来れば、

答えは、おのずと出る。

好きなモノを、正直に好きと言えないような生き方は、

オラもう二度と、したくはねーだよ。



そんなこんなで、

僕は、無印良品が好きなのだと思います。






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最終更新日  2020.12.17 16:15:43
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