テーマ:暮らしを楽しむ(383620)
カテゴリ:U子。「家」とは「ハウス」のこと。
ここは、愛知県犬山市にある博物館明治村の「聖ザビエル天主堂」。 とある行楽の最中、この聖なる場で、妻がこんなエピソードをぽつりと話した。 先日、妻が長女と近所を歩いていたそうな。 すると、路傍に一人の若者がスマホ片手にたたずんでいたそうな。 その若者は、誰かを待っているのか? 虚空と会話するのが好きなタイプの人なのか? 口をポカーンと開ききって、天をボンヤリと眺めていたそうな。 妻と長女が、明らかに様子の変なその若者の横を通り過ぎようとした刹那、 後方から猛スピードの乗用車がその若者の横で停車し、運転席から母親らしき女性が飛び出してきた。 突然の出来事に、妻と長女が、やや引き気味で傍観していると、 カックン。 母は息子の外れたアゴをはめ、何事も無かったように車で走り去った。 そうな。 ……いやいやいや。 おお、神よ、妻を憐れみたまえ。 我が妻の、人をあざむくいつわりの言葉をお許しください。アーメン。 妻) 本当だってば! 長女) 私もその瞬間見たってば! マジっすか。 いやはや、兎にも角にも、なかなか書けない文章だ。 せっかくだからもう一度書いとこ。 母は息子の外れたアゴをはめ、何事も無かったように車で走り去った。 サムのアゴはめ、走り去るマム。 ……シュールだなあ。 想像するに、癖のようにアゴが外れる息子だったのだなあ。 出先で、はがっと外れて、慌てて母にラインして、 息子 『ヤバい、マム、アゴ、ピンチ!』 母 『今どこ?』 息子 『ローソンの前』 母 『了解。そこならぎりパートに間に合う。しばし待て』 慈悲だなあ。 慈悲だよ、慈悲。 僕だって子供から『アゴ、ピンチ!』のラインが来たら、たとえ世界の最果ての地でも駆け付けるぞ。 だって、『保険証持って、とっとと病院行け』なんて返信したら、 例え外れたアゴがはまっても、二度と喋ってもらえなくなったりしちゃったりなんかして。OHジーザス。 にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.13 21:35:23
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