2021.04.26

「助けて!ドラえもん!」いじめの四層構造。



集団のいじめは、四層構造に分けられるという理論は、よく見聞きします。

いじめられっ子=被害者

いじめっ子=加害者

面白がって見ている子=観衆

見て見ぬふりをする子=傍観者

ってやつね。

この構造をドラえもんの登場人物に例えて、

上から、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、

などと分かりやすく言い換えている記事もある。

うーむ、なるほどね、言い得て妙です。

さて、さっそく持論。

もしこのいじめの四層構造の理論が正しいのであれば、

我々子を持つ親は、ある過酷な現実を突きつけられていることにお気づきか?

それはね。

仮にうちの子供のクラスにいじめが発生したとして。

幸いにして、うちの子供はいじめの被害者ではなかった。とする。

その時、ああ、よかった、うちの子はのび太じゃなかった。

と親はただ安堵しがちであるが、それは浅はかというもの。

もしいじめの四層構造の理論が本当であり、うちの子供が被害者でないのであれば、

当然うちの子供は、加害者、観衆、傍観者のいずれかに属したことになるわけです。

つまり僕の愛する我が子が、

のび太を殴ったり蹴ったり上靴を喰わせたりして、快楽を得るジャイアン。

てめえなんか奴隷なんだよ!ちょーウケるんですけど!と笑いながらはやしたてるスネ夫。

のび太の悲鳴が轟くいじめ現場をただの風景のように、スマホをいじりながら通り過ぎるしずかちゃん。

のいずれかに属したということです。

うわあ、これ、僕的には自分の子供が「のび太」であった場合よりキツいんですけど。

子を持つ親御さん。みなさんはどうですか?

ああよかった、うちの子はのび太ではなかったと、胸を撫で下ろしますか?

ジャイアンにように、たくましいのが一番?

スネ夫のように、したたかでズル賢い子であってほしい?

しずかちゃんのように、馬鹿は相手にしない生き方が理想?

てか。

この四層構造の中で一番マトモなのは誰だろう?

この四層構造の中で一番イカレているのは誰だろう?

この四層構造は、集団生活における自然現象であり、これはこれでいたって正常?

それとも、この四層構造に存在するもの、何もかもが異常?

僕は、自分の子供がいじめの被害者になってほしくはないけど、

いじめの加害者や観衆、そして恐らく実は一番罪深い傍観者にも、絶対なってほしくないなあ。

つっても、綺麗ごとばかりを書き連ね、ただ天に嘆いていても仕方あんめえ。

現実を見よう。建設的に考えようじゃないか。

差し当たって、うちの子供が、四層構造のどこの予備軍かという予測だ。

先ず長女。・・・そうさなあ、長女は恐らくいずれ、のび太。かろうじて、しずかちゃんか。

つぎに次女。・・・こいつはどこかしらスネ夫の気がある。したたかで調子がいい。要注意。

とにかく勇気を出して「子供は天使なんかじゃない」という前提で教育をして行かねば。

そうなると、この子たちを具体的にこの四層構造の、どの層に向かって育てるかという難問に直面する。

親が学校という心身共に未熟な発達途中の者たちの集団に我が子を送り出している以上、

現実から目を逸らさず考えると、そういうことになる。

まあ、僕としては、言葉にすれば口が腐るし、活字にすればPCのキーボードも腐るので、

あまり使いたくないワードであるが、いわゆる「スクールカースト」などという、

親の扶養下にいる成人前のガキンチョの社会構造などに、これっぽちも属さなくとも、

実際のところ、ごく普通に、毎日陽気に、学校生活などは送れると思っている。現に僕がそうだったし。

はなっから集団に期待しない。「ここにいながらにして、ここにいない」の精神さえあればね。

ただ、それはかなりの離れ業なので、我が子にそれを進めるのは、ちょっと違うなあと思う。

ここで一つの希望的観測がある。

傍観者の中から、時に凛とした批判者が生まれることがあるという。

ドラえもんの登場人物でいえば、出木杉君であろう。

屈することなき批判者の前では、加害者も観衆も抑制されるという。

うーむ、出木杉君かあ。

出木杉君の方向で行ってみるかあ。

だって、納得のいく選択肢は、それしかないのだから。

しっかし、こいつはかなり難易度高けえぞ。

まあ、何とか子供と一緒に出木杉君の方向で探ってみるか。

「助けて!ドラえもん!」

なんて叫んだところで、

ドラえもんは、どこにもいないのだ。






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最終更新日  2021.04.27 07:24:08
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