やはり金は高騰しましたね!
2月5日にこのブログで金1gと日本円のグラフについて以下のように書いた。 「青い線は私が引いてみたが、抵抗線と呼ばれているもので徐々に下へ押し戻される力が弱くなっている。 この抵抗線を上回ってくると、金の上昇(通貨の下落)が加速し、現在のオバマ期待で小康状態のマーケットが米ドル崩壊の第2ステージに突入する目安になるかもしれない。」 その日、2月5日の金1gの価格は2,769円だった。その後1週間で青い抵抗線を上方にブレイクし、2週間ほど経過した今日2月18日金1gの価格3,047円となっている。 2月5日の記事から今日までの上昇率は10%「(3,047円-2,769円)÷2,769円)」となった。(仮に2月5日に100万円分の金を買っていたら、現在は110万円となっている計算だ。) 私も1年4ヶ月も前から通貨の崩壊を予測して、このブログに書いてきてきたので、みなさんもうこの事態に充分に準備してこられたと思うが、最後の買い場をタイムリーにお知らせできてよかった。 今日の日経株価は7534円44銭と約4カ月ぶりの低水準となっており、オバマ期待の小康状態は完全に崩れた。 日本政府は1000兆円もの借金を持っているが、日本は加工貿易による貿易黒字で世界第2位の経済大国の地位を保って来た。ところが、昨年末から貿易赤字に転落しており、いよいよこれまで長年蓄えた国富がマイナスとなって海外に流出し始めている。 肝心の加工貿易だが、例えば7割が自動車、2割が電機メーカー向けに供給されているプレス機械の1月の受注額は対前年比98%減となった。 去年100あった仕事が、今年は2しかないのだ。これでは日本の1000兆円もの借金の利息も返済できないだろう。 これでは日本円も価値が保てない。通貨は金などに対して全面安の展開だ。 アメリカでは日本でもおなじみのシュワルツネッガーが知事をつとめるカリフォルニア州が2月1日に財政破綻した。 カリフォルニアを国に例えると世界第8位の経済大国が破綻したことになる。 カリフォルニアばかりでなく全米50州のうち46州が大幅な財政赤字に陥っている。 本番はこれからだ。