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私はあまり服に関心がない。
だから服のブランドについてもほとんど知識がない。 私が唯一信頼しているブランドにmontbell(モンベル)という日本のアウトドアブランドがある。山登りをする人は耳にしたことがあるではないだろうか。 最初に買ったのはゴアテックスの雨具だった。 何人かで山に入った時には、有名なアウトドアブランドの雨具を着ている人が、雨が中にしみて衣類をぬらすことがあるが、モンベルの雨具にはそういうことはなかった。 値段や名前は立派でも、機能が伴わないブランドが多いものだ。 積雪期に一人で日本アルプスの山などに入ることもあった。 確か御獄山だったがスキーリフトで山腹まで上がり、そこからピークを目指した。途中からものすごい吹雪にあった。何とか山頂にたどり着いたが、吹きさらしで休憩する場所もない。すぐに下山を開始したが、みぞれになって横殴りに吹き付けてくる。息もしにくいくらいだ。 めちゃくちゃ体が冷えた。今までこんなに冷えたことはない。 さすがのモンベルの雨具にも水がしみて、下着まで濡れてしまったようだ。 唇が変色するのがわかる。 何とか車までたどり着き、一刻も早く濡れた衣類を着替えて温泉に行かなければと、雨具を脱いだ。すると驚いたことに、中の衣類はまったく濡れていなかった。 あまりの寒さにすっかり濡れていると勘違いしていたのだった。 もし、これが本当に濡れていたらと思うと、すさまじい気象に耐えてくれた雨具に感謝せずにはいられなかった。 そんなことが重なり、モンベルは手抜き仕事をしておらず本当に信頼できる機能をもっていると実感した。 だから今でも遊び着のジャケットなどはついモンベルのものを選んでしまう。 ほかの服のブランドは何も知らない。 あまり関心もない。 ところが最近になってこのブログの読者の方から「さとう うさぶろう」という人の作る服の話を聞いた。 なんでも、以前はパリのオートクチュールも手がけていたそうだが、「人が元気になる服を作りたい」と世界中を旅し、現在はタイに住み着いて、手織り、草木染の服を作っている。 神奈川県にはお店があるそうだが、全国で展示会を開いて販売しているそう。 ふ~ん。 それで、ふと展示会のスケジュールを見てみると、私の住んできる大分では、この情報を知った1週間後、この週末に展示会があったのだ。 これは私に行けということか。 行ってみるとお客さんは女性ばかり。男は私だけ、男物も少ない。 なんだか気恥ずかしい。 店員さんがいろいろと語ってくれ、ぜひ試着して下さいという。 店員さんの目がとってもきれいなのが印象的。(どこ見とんじゃ>自分) 最初はオーソドックスな型のシャツから試す。 近くでは、明るい女性が楽しげに次から次に当たり前のように試着をしている。うさとの大ファンのようだ。 その彼女が着ているのは首の後ろで大きなリボンを結ぶノースリーブで、肩や背中が出ているちょっとセクシーなとても夏らしいかわいいデザインだ。 私も店員さん勧められるまま3着目を試していると、 そのノースリーブを試着中の女性が、「ちょっと触っていいかしら」と私の腕をまくってボタンを留めはじめた。 私は「ああ、はい。すみません」と答える。(もう触ってるし!) リボンのある首から肩の白いラインがまぶしくて少々眼のやり場に困る私なのであった。 「これはこんな風に腕を出して、襟はこんな風にするのよ。」と形をつくってくれた。 「見ていたけど今までのは普通すぎるわ。これならうさとらしいし、あなたにとても似合うわよ。」と私のシャツを選んでくれたのだった。 見知らぬ試着中のお客さんが服を選んでくれたのは初めてだ。(笑) こうして私の初めてのうさとの服が決まったのであった。 写真の関係でわかりにくいが、ヘンプ(大麻)100%のシャツだ。 うさとの服を私に教えてくれた方によると、 「うさとさんは実はすごくスピリチュアルな方で ある時を境にメッセージが来て、この洋服作りに入りました。 それぞれに素材の特徴があって・・・ 綿はその人そのものの素の状態でいられる 絹はその人を目に見えない意味でガードしてくれる作用がある ヘンプはアチラとつながりやすくなる ということでした。 ・・・ 不思議なんですけれど電磁波もある程度カットできたり いろいろな作用があると言われています。 ・・・ 神社のガランガラ~ンの鈴の紐など、昔から宗教的な意味で使われることも多いのはもちろん意味があってのことでしょう。」ということだ。 なるほどー。 今までは鳴らさないことが多かった、通勤途中の神社の鈴を今朝は鳴らしてみた。間違いなく、ヘンプの手触りだ。 これからは、ぜひヘンプの紐を握りしめ、元気よく鈴をならして、ぜひ神さまとつながっていきたい! うさぶろうさんが仕事をしているところでは、手織や草木染なので、自然と共生しつつも地域に多くの仕事が生み出され、出稼ぎにでる必要がなくなり、活気が出ているそうだ。 私の買ったお気に入りのシャツは1万円でお釣りがきた。 何だかとってもいい買い物をした気持ちになったのだった。 世の中にはこんな服もあるんだなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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