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昨日広瀬隆氏の放射能問題に関する講演を聞いた。
埼玉県から大分へ避難してきた子供をだっこしたお母さんが質問をしていた。その方の子供は埼玉県で土に触れて転げまわる方針の幼稚園にやっていたそう。 すると原発の事故の後、甲状腺がみるみるハレてきて、これは大変なことになったと大分へ避難してきたのだという。 会場には大分に避難してきた方がたくさんおられ、改めて驚いた。 今日は昨日の広瀬隆氏の講演から特に、小さなお子様をお持ちの家庭が注意すべきことをお知らせしたい。 まず小さな子供ほど放射線に対する感受性が強いということ。 同じ放射線を浴びた場合の、癌による死亡率ををグラフにすると以下のようになる。 ![]() 0歳児が最大になる。もっというと胎児の発病率が最大になる。その後1歳、2歳と年を追うごとに発病率がどんどん下がり続ける。 だから子供と大人の放射能に対する基準は別に考えなければならない。 ドイツの大人の放射線の規制値は食品1kgあたり8ベクレル、子供は4ベクレルだ。 今、日本の規制値は大人も子供も500ベクレルだ。 実際に多くのスーパーで放射線に汚染された食品が流通している。 (スーパーマーケット別魚の放射能調査はこちら) 今、基準値以下だから食べてもただちに問題ないとして500ベクレル以下の食品は何も表示されずにスーパーに並んでいるが、広瀬氏の主張は食品にベクレル表示をし、消費者が選択できるようにすべき、ということ。 放射能で汚染されていても問題ないし、安い方がいいと思う人はそちらを選べばいい。 小さなお子さんを持つ家庭は汚染されていない食品を選ぶべきだ。 私の入っている生協では10ベクレル以下を基準にして全品検査を行っている。近くのそんなところを探すといい。 ちなみに1ベクレルとは1 秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量。 おなかの中から飛び出す放射線の良は少なければ少ないほどいいに決まっている。 もうひとつ重要な点は水と生物濃縮の問題だ。 以下は川由紀夫 群馬大学教育学部教授の作成した汚染地図。早川由紀夫の火山ブログ ![]() たとえ、自分の住む場所や農地が放射能汚染されていなくても、上流が放射能汚染されていれば、水道や食物連鎖による生物濃縮で高濃度になる。 水辺に住む水鳥の卵の黄身で実に200万倍に生物濃縮されるという。 このような事実を知った上で、可能な限り低リスクの生活を選んでいきたい。 広瀬さんはチェルノブイリの事故当時生まれた子供の25年後のドキュメンタリー映画チェルノブイリハートをぜひ見るべきと勧めていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.11.04 17:01:07
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