いま　ここにあるもの

ようやく父の花粉症が落ち着いたという事で、父自ら快気祝いと称し

飲みに行くかとメールが来た。それが先週の金曜日。



毎月２７日は、私達のちょっとした記念日として夫婦で飲みに行く事にしている

のですが、この週の水曜日辺りに旦那が「今週末辺りにお義父さんから（飲もうって）

連絡ありそうだね」と言い出した。

母の話しだとまだ幾分本調子じゃないようだと聞いていたので、多分（父からの連絡）は

無いと思うと答えつつ、週末を迎えてみるとみごとに旦那の予想は的中！（笑）


慌てていつものお店に電話をすると、昨日の時点で予約で一杯なんですとのこと。

残念！




このお店は、父が都内勤務の頃に通ったお店で覚えた「黒作り」がある。

イカの塩辛のようなものなんだけど、これはイカ墨で作ったものなので

イカの塩辛より食べ易い。

イカの塩辛は、個人的には好きではないので好んで食べる事はしませんが、

この黒作りなら食べても良いと思うシロモノ。

ただし、イカスミスパゲティのようにお歯黒になるので、食べる時は注意を要します（笑）


そして、この黒作りがまた日本酒に良い！（笑）

店の雰囲気も良いので、私達夫婦と両親とで飲む時は必ずココ！




さてさて、そんな訳で先週このお店に振られてしまい、やむなく他の店で仮の祝杯を

あげたのだけどきっと満足してないかも・・・。

そう思った旦那は、今週の金曜日に（つまり今日）もう一度お父さんと飲もうよ！と

言ってくれたのが昨日。

早速、父にメールをすると「酒は嫌いなんだけど、誘われちゃったら仕方がない！」と言う。



嘘です！（笑）

嫌いなんだけど・・・と言いつつ、ニンマリ顔の父を思い浮かべられるほど、

喜んでいるのが解る。







時間になってお店に行くと、ちょうど父も少し前に来た様子でした。

飲み始めて、黒作りを食し「うまい！」と満足顔の父(-^-^-)。


しかも、昨日の時点で予約して正解！

その時点でどうやらお店に私達の目当ての黒作りが無かった様子ですが、

私達＝黒作り　の図式がお店側にも有るので、予約の時点で大将が親大将（？）の店に

取りに行ってくれたらしい。

先週振られて、今週は黒作りが無いとなると客側としては非常に残念ですよね。

きっと大将がその辺を汲んでくれての事だと思います。

嬉しい事ですね！



こうして、ようやく快気祝いが完了しました（笑）





弟が飲めないので、飲める相手が身近に出来て父はとっても喜んでいます。

いい具合にお酒が回り出すと、毎度毎度「誰がこんな飲ん兵衛の（義理）息子を・・・」と

言い出します。義理とは言え父に限らず母も本当の息子と大差なく旦那を可愛がって

くれています。

そして、毎回毎回「もう絶対に○○（旦那）とは飲むのを辞めようかな」と言いますが、

その顔は言葉とは反対にどうしようもなく嬉しい！と言う顔です。

事実、お店を出て別れた後の父の様子はもうご機嫌なんだそうです。


言葉と裏腹だという事は旦那も解っているので、いつも笑って聞いてくれています。





義妹があーだから、父の嬉しそうな顔を見ると私も嬉しく思います。



ちなみに旦那に義妹の話しをしても、彼は直接そういうのを見ていない事もあるし

夫婦の事は夫婦にしか解らないと言う事もあるしで、本当に『話しを聞くだけ』に

留まってくれています。

そういう優しさもまた嬉しく思います。