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カテゴリ:自然農
最近話題の「ラウンドアップ」
知り合いの農家の方に竹林の駆除に使って、効果を上げたとか・・・・。 確かに竹林をなんとかしたい気持ちはあるのだが、除草剤を使ってまでとは考えていない。 その彼は、私が自然農思考である事を知っての上での助言なのである。 複雑な気持ちになった。 裏を返せば、止むを得ない状況であればあれ程悪名高い「ラウンドアップ」を 使用するという事になる。 憶測だが、これが、農家の現状なのだろう。何しろ、国家としては規制せず、農協は 使用を推奨するし、農業指導員でさえ当たり前に除草剤を推奨する。 原発は国民の半分以上がその存在価値を疑問視し放射能についての安全性についても 深く考えているようにも思うが、世界の趨勢が禁止に向かっているグリホサートについては 食品に含まれる放射能より無関心である。 しかし、間違いなく日本の当たり前の農産物には残留農薬が含まれているはずである。 勿論、自然農の農産物を手に入れることは価格的にも量的にも困難なので仕方が無い のではあるが、農薬を食べたくなければ細心の注意を払う必要があるのが現状の様だ。 細君が焼いたカンパーニュだが、生協の北海道産小麦粉を使用し焼き上げた。 出来るだけ不要な物を廃し、独特の小麦の香りを強調する昔ながらのパンであるが これすら、残留農薬が全くないとは言い切れない。 もしかすると、既に何処かの國の農産物より遙かに危険な国産農産物に成り下がって いるのかも知れない。 もうすぐ、苺畑の小さなお婆さんが苺の実にぺたぺたと色を付けてくれる。 残留農薬トップの苺だが、我が家では無農薬は勿論の事、出来うる限り自然に近い状態で 育てている。 今のところ、販売されているような大きくて立派な苺は出来ていないが、味は負けてはいない。 姿形で選ぶと毒を喰わされかねない見本見たいなものだ。 つぼみ菜とニラは自然栽培にはもってこいの野菜。 私のようなど素人でも完全な自然栽培の作物ができる。 なにしろ、前年に蒔いて放っておいても、春先の害虫がいない時期に 収穫出来るので、農薬など全く不要なのである。 ところが、こんな物にまで農薬を使うのが昨今の農業事情なのだ。 農協はご存じの通り、営農指導も行う訳だが農薬や飼料、肥料の売上げには 農家の多肥、多農薬による収量増が一番貢献する。多肥料により収量増、農薬により 見た目の品質アップ。結果、販売価格の付加価値となる。 購入する消費者が知識を磨かないと結局ガンになったり痴呆症になったりしてしまう。 それを立証できないのだから、予防安全の原則に立ち返り、出来るだけ安全な食品を 選んで購入する事が望ましいだろう。 実際は自然農で栽培された農産物が多分一番美味しいしコストも安く抑えられると 私は思っている。 なにしろ、肥料代は掛からず、農薬代も施肥の手間代も農薬散布の手間代も掛からない のだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.04.30 20:47:03
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