2019/06/18(火)13:44
自然栽培玉葱編
玉葱を収穫してみて気がついた。
我が家の玉葱は作付け時に、ぼかし(土中に生息している菌で発酵させて造る)肥料を
施すことはしない。
したがって、前作の残り肥料と土壌の肥沃さに依存する事になる。
玉葱が半分以上倒れた畝から、倒れて2日以上経ったものを抜いて、天日干ししている。
この畝は昨年、オクラを栽培した畝でオクラ終了後は茎を抜かず、根を残したまま玉葱の苗を植えた。
玉葱の横にあるのは、昨年残したオクラの茎。
茎の側の倒れた玉葱を抜いてみると、腐食が進んだオクラの根っ子部分に玉葱の根が絡んでいる。
この畝は全体的に大玉の玉葱がほぼ均等に収穫することが出来た。
均等に出来なかった畝の前作はズッキーニ。
写真では良く分からないが、よく見てみると約2メートル間隔で植えたズッキーニの
株付近だけが生育が良かった。
この畝は全体的に窒素分が不足したのか緑色がやや薄い緑色で付近の雑草に近い。
例年はこの程度の色合いで育ててきたが、玉の大きさは小さめであったのだが
今年は色合いは同じでもあきらかに大きい。
どうも、玉の大きさは窒素に大きく依存はしていないようだ。
収穫は、まだだが、前作が黒豆の畝は緑が明らかに濃い。
玉の大きさはズッキーニ畝の株周辺と大差無いが、畝全体が均等の大きさに出来た。
中央が前作黒豆で右となりは前作がズッキーニ。明らかに色合いが違う。
植え付けも施肥も全て同じ条件だが、前作物だけが3畝とも、それぞれ違う。
耕さずに前作も全て根っ子を残しておいた畝にそのまま、玉葱苗を植えて、
後から「くただ」をマルチ替わりに敷き詰めただけの作業。
ただ、前作の時は刈草を株周りに敷いていく草マルチを実践していた。
草マルチを行う事で、土が硬くならず耕す必要がなくなり直ぐに植え付けが出来る。
ズッキーニやカボチャは株間が広い事と肥料を良く吸収する為か、不耕起の場合
後作が均一的な生育にならず、株元とその回りでは残り肥料の差が出てしまう事に
留意した方が良さそうだ。