◆見上げれば青い空◆

2007/01/15(月)14:35

妥協のライン

塾のこと(108)

凄くネガティブなことを書くようであるが、「仕事とは妥協すること」であると思う。100%妥協なく仕事をするということはありえない。そんな言葉は「嘘」になってしまう。「締め切りがあるから妥協をする」、「予算が限られているから妥協する」、「コストとの折り合いで品質を妥協する」など、仕事をする上ではどうしても「妥協」というものとは無縁ではいられない。プロとして、あるいは経営者として、「よい仕事」をするということは、この「妥協」の部分をできるだけ小さくすることではないかと思う。塾を作るときに、ストイックにそういうことを考え、「妥協」の幅をできるだけ小さくしたつもりだ。自分自身を値踏みしたとき、私は自分自身のことを能力が低いとは思っていないが、何処の誰にも圧勝ができるほど優秀だとも思っていない。そんな自分が仕事の分野で「勝つ」ためには、つまりは何処よりもよい塾を作るためには、この「妥協」の幅をできるだけ少なくするしかないと考えた。だから、何かを見失い、「変節」したら一気に全てを失うと思っている。そういうことは常に戒めておかなければならない。   

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