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かにさん改めてそんちゃん。自適に生きる方法の模索

かにさん改めてそんちゃん。自適に生きる方法の模索

生誕地の与那国(沖縄)について

与那国について
琉球列島の西南端にある与那国島は、北緯24度28分、東経122度55分
八重山群島に属し、西表島(いりおもて)の西方43里、台湾本島の東方わずか40里の洋上に浮き上がっている孤島である。
太平洋と東シナ海とを画する一石にもなっている。
 島の周囲は27、491キロ、面積は30909平方mである。

「どうなん」の語源考
 地元の人々は、与那国島を「どうなん・ちま」とよんでいる。
「ちま」は島のことである。琉球の旧期だある指南広義や中山伝信録には、「由那姑尼」と書いてある。
 現在用いている「与那国」は慶長の検地から書き始まったもので、西藩田祖考の中にある。

「どうなん」については、島建の伝説からヒントを得たものが多い。
まず大海原に盛り上がった「どぅに」に故事つけて、「どなん」は「どに」の転訛であるといわれている。
 久米島から漂流してきた女と犬の物語から、「どうなん」は久米(ゆね)から転訛したと言うのもある。
 犬退治をした小浜男の物語に故事つけて、当時漂着したのは多人数であって、四艘の小船に分乗していたと言い、
この小船四艘が「どうなん」の語源になっていると言っている。
与那国の古語では、舟四艘を「どうなん」と数えるから、この故事つけが出来た訳である。
 今日、最も有力な説は、「ゆうな」の木にヒントを得たものである。「ゆうな」は琉球諸島到る所の海岸に自生している喬木である。

琉球の地名、与那原、与那嶺、与那城は、「ゆうな」に関連して名づけとものと思われる。
与那国島にも与那原、与那元、の姓があるが、地元では、これを「どんなんばら」、「どなむた」、と言っている。とりわけ、与那国島の旧邑であった「どなんばら」、邑の根所は、現に「どなんばら」の拝所になっている。この「どなんばら」も与那原と書く。
 近くの石垣島では、与那国を「ゆのおん」といっている。
その「ゆのおん」は「ゆうな・ふん」の転訛であるといわれ、「ふん」は組、を意味する言葉であるから。「ゆのおん」は「ゆうな」の群生をいみするものであるといわれている。
 与那国島の方言には濁音が多いから「ゆ」が「どう」の発音となって、「ゆうな」が「どうな」になったわけである。
要するに「どうなん」の語源は「ゆうな」に因(よ)ったものと思わざるを得ない。



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