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イケるトコまで行こうっ!

離婚後の恋 パート2


恋2

ある男性と知り合った。

過去
話し方
話す内容
好きなモノ

すごぃ惹かれる人だった。

私の一つ上の人。
私と付き合う前も
シングルマザーと
付き合っていた。

話をしていると
すごぃ大人なんだなぁ~
と感じる人。

なんでも
一人で自分自身で
やってきた人。

孤独な人。

誰かに甘えたぃ
頼りたぃ
守られたぃ
自分だけを見ていて欲しぃ
認めて欲しぃ

そんな欲求を
満たしてくれる人だった。

でも
今でも彼のことは
よくわからなぃ。

彼がよく言っていたコト

「俺ってわからなぃでしょ?
長くかかりそぅでしょ?」

何が長くかかるのかって
言葉では現せないけど
適切な表現だった。

彼は人を信用しなぃ。

何処へ行っても
なんとなく
孤立した人だった。

自分から望んで
そのポジションに
いるよぅだった。

彼の考えている事
全然わからなかった。

でも
私は彼が全てだった。
子供達にも
最高の人だった。

だから
私たち親子は
彼に依存していた。

仕事がひどく忙しい人だった。

でも
一生懸命時間を作って
一緒にいてくれた。

手探り状態で
私は進んでいた。
彼から離れる事なんて
できなぃ!!
そぅ思いつめていた。

私の誕生日の日。
彼は仕事で
遅くまで来てくれなかった。
子供だった私は
それまで何があっても
我慢していたのに
その日はすねて見せた。

次女と
お風呂に入っている間に
彼は合鍵を置いて
出ていってしまった。

長女を部屋に残して。

お風呂から出た私は
子供を部屋に一人にするコトなんか
しなかった彼が
「コンビニに行く」といって
家を出たという長女の言葉に
不信感を抱いた。

でも
信じて待っていた。

彼が出ていったコトに
気がついた私は
パニックになり
生まれて初めて
友達に泣きながら電話した。

そんな姿を見たことがない
友達は
すぐさま駆けつけてくれた。

うろ覚えの彼の家まで
友達と子供達と
車を走らせて迎えに行った。

電話にも
メールにもでなかった彼は
家にいた。

必死で説得して
私の家に戻った。

彼は私に
彼らしいコトができなぃと
思いつめていたと言った。

その頃思い出した。
彼が以前
精神的に参ってしまい
ドラッグにはまっていたと
言っていた事を。

仕事にも真面目で
成績も優秀。

だから
私は
興味で一時だけ
ドラッグをやっていたんだろう。
と解釈した。
そんな風に言えなくて
「参っちゃって」と
表現したのかな?って。

でも
思いつめて
突発的に
家を出ていってしまった彼を見て
本当は
かなり精神的に
弱い人なのでは?
と思い始めた。

そして
少し怖くなった。

でも
私は彼にはまっていた。
弱くてもいぃ。
私は彼と一緒にいたい。

そして
彼の機嫌を見ながら
嫌われないように
わがままを言わないように
寂しくても文句をいわないように
そぅして
彼にくっついていた。

彼が出ていった日から
2週間後
私たちは
正式に同棲を始めた。

結婚を前提に。

そして私は
元旦那以外の男性を
初めて
両親に紹介した。

その頃から
ようやく
両親も
私の恋愛に
少しだけ
協力的になってくれた。

同棲をはじめても尚
私は彼のコトを
ほぼ理解できなかった。
何を思っているのか
全くわからなかった。

帰ってくるのはいつも深夜だった。
仕事がかなり忙しいのは
わかっていた。

でも寂しかった。

そして
私は彼が自分を愛してくれているのか
確認しなぃと気がすまなくなった。
どぅしても
手放したくない。

そんな
不安を打ち消すように
彼へ頻繁に
電話をするようになった。

いつもいつも
不安だった。
安心する事なんか
殆どなかった。

そんな生活が
半年ほどたった時
彼の仕事の多忙さが
ピークに達した。

膨大な仕事の量
そして
昇格したコトでの責任
更に
そんな中での
人員削除。

彼は少しづつ
変になっていった。

イヤ
少しづつじゃなぃ。

ほんの僅かの間だったと思う。

ある朝

いつものように
家を先に出て
子供達を保育園に送りに行った。

会社へ向かう途中
胸騒ぎがした。
どぅしよぅもない
胸騒ぎ。

家へ戻った。

彼は驚いていた。

「どぉした?」
と聞かれ
私は
「お前がいなくなりそぅ」
と言った。

彼は

「このまま一緒にいたら
俺 つぶれちゃう。
一人になる時間が欲しい。
一緒にいたら
お前達が重荷になっちゃぅんだ」

と言った。

話し合ったけど
彼はその日出ていった。

でも
荷物はそのままで。

私は翌週
同棲する前のように
泊まりに来るものだと
思っていた。

でも
彼はこなかった。

2週間たったある日
数時間だけ来ると電話が来た。
徹夜につぐ徹夜で
かなり疲れているようだった。

仕事でスーツが
必要だからと
スーツを取りにきた形だった。

それでも
私は嬉しかった。

4人で久しぶりに
食事に行き
彼は
「ちゃんと話しなきゃな」
と言った。

「何の話?別れ話はイヤだょ」
と言ったら
彼は
「違うよ」と笑ってた。

帰り際
彼はいつまでも
私たちを見送ってくれた。

そして5日後
彼から電話が来た。

「もぅそこには戻らないかも知れない」

別れ話だった。

最後まで彼は
曖昧なものの言い方をした。

私がテンパるのがイヤで
泣かれるのがイヤで
別れ話が
できずにいたと言われた。

でも。

泣いたところで
騒いだところで
彼は戻ってこないのだ。

彼の気持ちは戻ってこない。

だから
必然的に
別れる事になった。

今思い出してみても
私たちは
喧嘩をした事がなぃ。
言い合いもしたコトがなぃ。
お互い
いつも
我慢の連続だったんだろうと思う。

別れ話をしている間

彼は精神的に参っている。
何度もそう言った。

それからも
私は彼を思っていた。

ある日彼から電話が来た。

荷物をとりに来る時間がなく
まだ荷物は置きっぱなしだった。
その中に
彼が必要としている
書類があった。
その番号を聞くために
電話があっただけ。

でも
嬉しかった。

何日か後
私は思わず彼に電話をした。
彼はでなかった。
夜中
メールが来た。

「明日電話します」

翌日電話はこなかった。

彼にメールをしてみた。
エラーで戻ってきた。
驚いて
電話をしてみた。

解約されていた。

元彼女と別れた後でも
そんなコトしなかったのに・・・

荷物を置き去りにして
彼は消えた。

彼とは
完全に縁が切れた。












後日談

彼は今
また子持ちと一緒にいるようだ。
あるところで
偶然にもそれを知った。

私の親は
別れた直後に言っていた。

「はじめからあんた達が結婚するとは
思っていなかったょ。
彼は家庭の真似事をしてるだけ。
結局自分の居場所がなぃんだょ。
そうやって同じコトを
繰り返していくんだよ」

当たっている気がする・・・。


















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