2007/07/27(金)16:28
“ハリーポッターと不死鳥の騎士団”(ちょっとネタバレ)
『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』
【あらすじ】
ホグワーツ魔法魔術学校の5年生になったハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、
最近、ヴォルデモート卿のうわさを聞かないことに気付く。
そんな折、魔法省は学校にお目付役として新しく防衛術を教える教師を送り込む。
その授業を不満に思ったハリーは親友のハーマイオニー(エマ・ワトソン)
らと“ダンブルドア軍団”を結成する。 (シネマトゥデイより抜粋
昨日、娘と吹替版を観て来ました♪
前作もダークな内容だと思ったけど、今回はよりダークで「陰」な印象でしたねぇ。
もうファンタジー映画ではなくなったような感じです。
真のハリポタファンは、どのような感想を持ってごらんになったのかわかりませんが、私は素直に楽しめました。
内容もダークですが、ハリーも一層、ダークな子になっちゃった感じ。
そりゃあねぇ。あれだけ次から次と。。。
14歳の子が受け止めるには、過酷過ぎる運命だし環境だわね。
ハリーを心配する仲間や大人に「(僕の気持ちが)わかるわけない」って言うセリフが何度も登場するんだもんなぁ。
でも、今回はそんなハリーを癒してくれるキャラが新しく登場して、一緒に戦ってくれました。
「ルーナ・ラブグッド」っていう女の子なんだけでも、通称「不思議ちゃん」って事で~。
みんなとは感覚が違っていて、それでいて的を得ているみたいな子なんだな。
5000人以上の応募の中から生まれた新人女優さんが演じてるんですが、ムッチャいい演技でした!
まるで、「素」でやってるようだった。
今回、注目されてたチョウ・チャンとのキスシーン。
あれま。。案外、唐突なのね。
それまでに、お互いの気持ちは口に出さなくてもわかってるって?
カッコ良かったのは、ダンブルドア校長先生!
とんでもない危機に瀕するんだけども、「粋」な校長先生なんです。
ヴォルデモートとの対決も素晴らしいです~。
登場人物が盛りだくさんで、ルーピン先生(狼男)や、ムーディー先生(今回は本物)、
ハリーの名付け親のシリウス・ブラックも出番が多いです。
が。。ハリーは、本当に家族に恵まれない子なのね。。(泣)
ヴォルデモートの手下、デスイーター(死喰い人)に今回、ベラトリックス・レストレンジという女が加わるのだけど、ヘレナ・ボナム・カーターが演じてるんです~。
ご存知ティム・バートンの妻女であらせられますが、まさにピッタリな役!
ハマってたわ。
そして、いつもハリー達を目の仇にする、セルブス・スネイプ先生。
彼のつらい過去にハリーのパパやシリウスが絡んでいて、そのヴィジョンを見たハリーは少なからずもショックを受けます。
私もショックでした。胸が苦しくなってしまった。
スネイプ先生が可哀想でたまらなかったです。
すっごい、トラウマなんだろうなぁ。
上下巻の小説を1本の映画に納めるというのは至難の業。
どうしても削らなきゃいけない部分が出てくると思う。
子ども達が楽しみにしている、クィディッチのシーンがなかったのは残念。
どうやら、小説では「ロン」が大活躍している模様。
映像で見てみたかったな。
でも、内容は「仲間と騎士団を結成して、一致団結する!」という筋の通ったものになっているので、見ていてわかりやすかったです。
見終わった後、何か足らないな~って思ったんだけど、
それは、チョウとの和解。。
決して本心からではなかった事がスネイプ先生の一言でみんなにはわかったはずなので、そんなシーンも欲しかったな。
私はハリポタに関しては、「映画を見てから原作を読む」というスタイルを取っているので、原作にもないなら、仕方ないのですけどね。
娘が夏休み前に学校の図書室から「不死鳥の騎士団:上下」を借りてくれました♪
市の図書館はいつも貸し出し中だから助かった♪
これから、少しずつ読み進めたいな~って思っています。
第6作は来年の冬に公開予定らしいので、楽しみです♪