カウンセリング結果その２～『うまいこと落っこちた！？』

前回の続きです。 ９月位から私は調子を崩してもすぐに態勢を整えなおし、妙に『攻めの心（気持ち）』でいた。 「店を始めるぞ！」ということと、「母親を引っ張り上げるぞ！」「病気を治すぞ！」という感じで。 で、１０月にどうにか店を開けたものの、ここしばらくえらくまた調子を崩し、『生きるのが辛いし重いし、発作は出るし、自信ないし、怖いし・・・。あーーーどうしたものだ！！』となっていた。 それをカウンセリングで話すことさえ面倒な位、またもや閉鎖されたような気持ちと孤独感で辛かったわけだ。だから気持ちを紙に書いて持っていった。 それをカウンセリングで見せて、前回日記のような話をし、その後先生の診察となった。 診察室に入ると、先生はカウンセラーの方から申し送りを済ませ、私の書いた紙を持っていた。 そして先生は 「今申し送りを聞いたんですけどね、僕とカウンセラー二人の見解としては、『うまい所で落っこちてくれたんじゃないかと！』」 と言った。何か思わず爆笑してしまった！ そして続けて、 「ハートマートさんは、少し前から下手に元気だったでしょ？そういう時の自分が普通だと自分では思っているけど、普通の人の『普通』を通り越してるわけですね～（ここでも自分で笑った）。つまり、お酒を飲む人が（私は飲めないのですが）、お酒を飲んで元気な自分でいる時を『これが本当の自分』と思い込んでしまうと、『アルコール依存』になってしまうでしょ？ で、アルコールが抜けたときは、全てが灰色の世界のような暗い気持ちになるわけです。だからまたお酒を飲む。それとハートマートさんも同じで、ああいう元気にグングン進んでいるときの自分が『普通の自分』で、それ以外の自分は駄目だと思っているところがあるのです。だから疲れちゃうし落っこちるわけですよ。（概略）」と。 これには参った！！ 確かにそうなんだ！！当たり～！！ 思い当たるフシが多すぎる。 中学のときに人生の目標を明るく『波乱万丈！！』と答えた私（笑）・・・。ゴーーーーッと進もうとする時のエネルギーはたぶんちょっと皆よりハイテンションだろうし、そうやって力を入れていないと充実感を感じられないタイプかもしれない。 あまりにも思い当たり、さらに「うまいこと落っこちてくれた」という先生の表現に、『やられたか～！！！』というか、『まんまと罠にはまったぜ！』という気持ちになり、急に笑え元気になった。 その『ハイテンションの自分』は普通の人のそのレベルを振り切っているのだから、高い所から落っこちればそりゃ痛いわな！！わなっ！！納得！ 先生はきっとちょっぴりそれを予想しながら私を泳がしていたのか！？（爆笑） そして、「波乱万丈をどこかで求めてしまう自分を、自ら『捨てたい』と思えるようにならないと駄目ですよ」って。「『捨てなきゃ』でなくて、『捨てたい』ですよ」って（笑）。 そんなわけで、お酒は飲めないのに、『酔っ払いテンション』を求めすぎる私の性格を改めて考えさせられ、同時に、落っこちた自分自身を「まったく、笑わせてくれる奴なんだよな～。しっかし、おバカさんだな～。」と気持ちを軽くして帰って来たのでした。 ★★★ 先生はいっつも例えがうまくてわかりやすい。そして何よりその例えがちょっと笑える。 あれだけ行きの電車では発作の恐怖にビビッていたのに、帰りの電車はちゃっかり平気でした。 でもなかなか性格改善は難しいから、また高い所に登っちゃって落っこちちゃうのをしばらくは繰り返してしまうかもしれない。 でも、前回の日記のように、先生は「自分への『評価』は変えられる」って言うから、まずは、そこから始めてみよう。 落っこちちゃっても「○」、疲れて何も出来なくなっちゃった自分も病気の自分も「○」って。 そしたらきっと、そんなに高い所に登らなくても「○」の自分が増えて、そのうち登りたがらなくなるってことなのかな、って私なりに解釈してみました。それが無理矢理の性格改善ではなく、ゆっくり自然な性格改善になるのかな、って。 （果たしてこの解釈は合っているのだろうか・・ふ～む）