2006/04/05(水)07:19
映画 『かもめ食堂』 は良かったよ~
今日は小学校から高校まで一緒だった友人の誕生日で、珍しくメールを送った。
なにせ、病気になってから発症のキッカケの一部でもあるので、「友達」というものに疎遠気味である。
なんで、理由もそんなにないのに勝手に緊張しながらメールを送ったら、なんとも今から一人で私の家のすぐ近くに映画を見に向かっているという。
その時点で、彼女とは長い間柄なので、何を見に行くかすぐわかり、ちょいと勇気を出して、「『かもめ食堂』見に行くんでしょ」と電話をしてみた。
実は私も見たいと思っていたのである。
という流れで、珍しく一人で誕生日を過ごそうとしている友人に、久々なので私は緊張しながら、だから薬も飲みながら乗っかることを決意し、映画を見て来た。「先に着いたら、悪いけどなるべく出口に近いところでお願いします」と言って。
★★★
で、『かもめ食堂』。
なんとも、ほんわか、淡々と進む話なのだが、その端々に、今の私に足りない感覚が詰まっていた。
「自分らしく、無理をせず、気ままに、背伸びをせず、あまり先まで考えず・・・」
そんな感覚だ。
そして、どこに生きる人にも、どんな人にも『事情』というものがあり、それでも、それを素直に受け止めながら、感じながら、みんなそうやって生きている。
って感じ??
それを押し付けがましくなく、すんなりと感じさせ、すがすがしく、元気にさせてくれる、今の私にとっては持ってこいの映画だった。
『刺激が欲しいぜ!!』ってときはイマイチかもしれないけど、自分がフッと『これでいいのかな?』と思ったときに観るにはいいと思います。
★★★
そして、久々会った友人とは、すがすがしい気持ちでお茶をし、たわいもない話をし、私のお手製ピアスが売るほどあるので、たくさんあげて、駅まで送り、一人夜道を戻りながら、本当に久々、とってもすがすがしい気分で帰宅したのだった。
会おう会おうとすると緊張してしまうが、上映間際の突然の流れでかえって救われ、こんな気分をもらって、私もありがたく思った。
読まないと思うけど、お誕生日おめでとう!!
『6歳で出会って、お互いババアになったね』。
そして、誕生日を過ごす相手が『いい男でなくてゴメン』(笑)。
(ちなみに、カテゴリに「勝手におすすめ」というのを追加しました。一応芸術関係?にしたいと思っているんだけど。と、誰に報告してるんだろ?)