2006/05/28(日)14:51
待ち組
《「天皇はどこから来たか?」連載中》
Yahoo辞書を見ていたら、新語探検にこんなのがあった。
待ち組 (2006年4月7日)
内閣府特命大臣(少子化・男女共同参画担当)の猪口邦子の造語。「勝ち組」「負け組」という表現に対して、若者世代の、ニートやフリーターなどをさす。つまりニートやフリーターは「挑戦しないで様子をうかがっているだけの人」という意味を込めているのである。記者会見において「『勝ち組』『負け組』という2項対立的な捉え方は20世紀的。むしろ(負けるのが)怖くて待っている『待ち組』がいるのが残念。本当に反省すべきは『待ち組』だ」と述べている。総理大臣の小泉純一郎も、内閣メールマガジンで、「待ち組」の存在を指摘し、「そういう人々ももてる力を存分に発揮し、創意工夫を活かすことのできる社会にしなくてはならない」と書いている。
負けるのがわかっていて勝負をかけるのはバカではないか?
猪口邦子は、そんなに白黒はっきりつけたいのだろうか?
あんたは勝ち組だから「反省すべき」なんてことが言えるのさ。
待ち組を負け組にカウントしたらどういう社会になるか、
よくよく考えてみるといい。
それに、老人世代が作った勝ち負けのルール自体が
今の若者によってほとんど拒絶されているのかもしれない。
リストラされて途方にくれるお父さんたちを見て、
社会の在り方自体に不信感をもつのは当たり前ではないか?
若い世代の創意工夫の芽を子どものころから摘んできたのだから、
彼らは待ち組以外の生き方ができないのかもしれないぞ。
ところで、σ(^^;くらいの年齢になると、待ち組ではなくて待ちぼうけ組だったりして?(>_