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カテゴリ:政治と法律
《日本版CIA、安倍創設へ…民間からも抜擢(夕刊フジ)[産経新聞社:2006年08月24日 17時25分]》 安倍晋三官房長官(51)が次期首相就任を見据え、首相直轄の「対外情報機関」を創設し政府のインテリジェンス(情報・諜報)機能の強化を検討していることが、24日までに分かった。「日本版CIA」といえるもので、国や国民の安全、国益を確保する外交や安保政策を進めるために、自前の情報機関を持つべきとの問題意識があるようだ。 さすがです。こういう基礎固めをしっかりやってもらわないと、日本の安全は守れません。日本からは戦争を仕掛けないことになっているのですから、敵国が宣戦布告を断念するような外交的優位を常に形成しておかなければならないのであり、そのためには何よりも情報収集でしょう。日本が先の大戦で大敗したのも、結局は情報収集と分析の能力が不足していたから。これらの能力がしっかりあれば、少なくとも小さな敗北で済んだでしょう。 実際に武力を使う場合には、情報収集・分析は敗戦という目に見える形でその結果が現われてきます。ところが外交のような国家間の勢力関係は、明瞭に見えてきませんから、いつのまにか他国に押さえつけられ、気づいたときにはもう遅いということにもなりかねません。まあ、日本のマスコミあたりもすでに外国の情報機関にからめとられているかもしれませんし、情報戦は現在進行形と考えておいたほうがいいでしょう。情報機関は直接的な利益は生じないので、非常に無駄なことをやっているように見えますが、実際には国益を損なわないために重要な働きをしています。 国益追求は国民を苦しめるだけという殆ど思考停止した議論がありますが、国があってこそ国民に利益がもたらされるのですから、国益の分配に関して不公平だと批判するならまだしも、国益追求活動そのものを批判するのはどうかしています。戦前のように国益が軍閥と軍需産業だけの利益になっているような時代ではないのですから。これだって利益分配の不平等という側面からもアプローチできるわけで、その解消を目指して実力行使に踏み切ったのが2.26事件。あれは政党政治を破壊する行為でしたから完全に間違ったやり方でしたし、結局はこの間違った戦術によって正反対の方向に世の中が進んでしまったわけですが、現代ではクーデターまたは革命によって利益を公平に分配するという方向に進めようとする人々はいないでしょう。 暴力革命によって結果平等社会を作ろうとする人々はいなくなりましたが、情報戦略によって日本を解体しようというグループはいるわけです。日本を解体したってそれだけ日本の国益が減らすだけで誰も得をしない(外国が得をする)だけなんですがね。解体したグループが外国の恩賞に与れるだけです。(本当は成功した時点でその外国から裏切られるというのが歴史の常道なんですが。)だから逆に、そういうグループにとっては自分達の戦略を妨害するであろう情報機関(諜報機関)は危険極まりない存在であり、ほとんどヒステリックな議論によって反対の議論をふっかけてくるわけです。 情報機関設立に反対するであろう政党のなかで一番アヤシイのが共産党と社民党で、なんとなく胡散臭いのが民主党なわけですが、まあ、日本が共産党政権になって情報機関ができればKGBのようになりそうで危なっかしいですが、自民党政権ならばたぶん大丈夫でしょう。特定アジア外交重視などと寝惚けたことを言っている社民党や民主党なんかが政権をとったならば、政府情報機関の収集した情報をそのまま特定アジア三国に流しそうでコワイんですが、自民党政権で情報機関のグランドデザインだけしっかり作っておけば、ある程度自律的に動いてくれるでしょうから、収集情報の秘匿くらいはしてくれんじゃないでしょうか。 町村さん、久しぶりに名前が登場しましたね。国益のためにしたたかに動いてくれそうなので期待してます。頑張ってください。(^_^)v 《日本情報管理局(仮称)(2006年8月24日)》もおもしろかったです。 諜報機関というと007ですが、日本にそれができたら和空は“○Φ”ですから、ゼロゼロナンバーの1人だったりして?(笑) いや、本物ではなくただのサクラでしょう。(^^ゞ サクラ曰く の 桜井和空 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
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