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2006年10月05日
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和




これから展開する話は、天皇は中央アジアからやって来たとする私のファンタジーである。


下の地図をクリックすると大きくなります。
天山山脈北麓
『地図で訪ねる歴史の舞台-世界- 最新版』
帝国書院 24ページ

 中央アジアにいた初期天皇は原始ユダヤ民族ではないにしても、彼らの影響を強くうけていたと考えられる。そこで、地名その他にヘブライ語で解釈できるものがたくさんあるのではないかと想像される。その代表が「ヤマト」である。このヤマトという地名は、アラム語で解釈するとヤ・ウマト(YA・UMATO)すなわち「神の民」という意味になるのだそうだ。もちろん「ヤ」は神ヤハウェの意味である。アラム語は当時の西アジアの国際語である。ヘブライ語とは兄弟語であり、『旧約聖書』の一部にも使われている。

 ヘブライ語だと「部族、民」という意味のウマー(ウマー, 'umma~h)の複数形がウモート(ウモート, 'ummot)になる。この単語は『旧約聖書』創世記25:16や民数記25:15などに出てきて、氏族の意味であるから男系氏族集団を意味していると思われる。旧約聖書のアラム語では、複数形だと形はウマートにならないようなのだが、単数形はヘブライ語と同じウマー( 'umma~h)である。複数形ではダニエル書に出てくる。

 私は以前、原始ヤマトは大宛(フェルガナ盆地)だという記事を書いた。今度は原始ヤマトは天山山脈北麓にあるという説を紹介する。どちらも正しいのではないかと思う。なぜなら、大宛と大和は漢語の発音で似ているのであり、今回紹介するのはヤマトという和語の発音で似ている例だからである。また、ヤマトという地名が複数あっても一向に構わない。ちょうどアレクサンドリアが世界各地にあるように、“ヤハウェ氏族”という地名が散在していてもおかしくはなかろう。実際、中央アジアには同じ地名がいくつか存在する。もちろん何百kmも離れていたりするので混同することはなかろう。しかし、我々が地図で見ると、「あ、ここにも○○がある!」と驚いたりするものである。


こんにちはニュ-ジ-ランド
 カザフ共和国東南部、キルギス共和国、天山山脈の北麓の地を昔はクルジアといい「弓月城」とも呼ばれていた。この弓月(クンユエ)が秦氏のふるさとである。この地に「ヤマトウ」と言う地名がある。この地は現在地図にはない。この地を「ニューヨーク・タイムズ社発行の70年前の地図帳をみてその位置を確認した」と私の友人のヴァンミーター・美子氏が彼女の「幻の橋」(レムナント出版)の中で述べている。


 ちなみに、ヤマトは英語読みではジャマティJamatyと発音するという。(→《はるかなるヤマト(新しき中世 2006年8月26日)》) Jaをドイツ語風に読めば「ヤ」であり、英語風に読めば「ジャ」である。

 弓月国は、いわゆるイリ地方といってよい。私は、崇神天皇(在位はほぼ紀元前1世紀)の頃はこの地方も治めていたのではないかと想像している。弓月城 ク ル ジャはイリ川中流の伊寧イーニンにあたるので、私のイメージからすると伊寧では東に偏りすぎている。(ヤマトウの場所が弓月国のどこにあるのか私はまだ確認していない。)しかし私は、崇神天皇の時代は原始ユダヤ教の影響をかなり受けたのではないかと想像している。

 ヤマトがヤハウェ氏族の意味ならば、ヤマト民族は原始ユダヤ人だということになってしまいそうだが、私はもう少し慎重にして、そこまで限定するのは避けたい。そもそも昔の地図に載っていた「ヤマトウ」は、紀元前からの名前であるかどうかもはっきりしないからである。

 かつて私は、天山山脈の山麓にヤマトという場所があるという話を知ってから地図を見ていて、天山山脈北麓のアルマティがヤマトなんじゃないかと勝手に想像していた。だいたいこんな感じである。

 アルマティAlmatyはアルマトイとも呼ばれている。すると、ヤがアルに置き換わったと考えられる。さて、ユダヤも含めて西アジアでは神をエル(El)とも言うので、エルがアルに変化したと考えれば、ヤマトと同じような意味になるのではないか。だが、アラビア語では al は定冠詞である。すると、Almatyもまた「神(El)の民」が原義だったかもしれないし、あるいは“The nation”すなわち特定の(おそらくは神に選ばれし)民という意味だったのではないか。そして、それがやがてトルコ系の人々によって受け継がれて、発音はほぼ継承されても意味づけが変わる。アルマティは、アル・マティではなくアルマ・アタのように区切られる。そして、「林檎の父」や「林檎の里」という意味になっていくのである、と。

 しかしながら、色川大吉『シルクロード 移籍と現代』(小学館 1998年)をパラパラめくっていて、私の想像は間違いであったと思い直した。「ロシア革命の頃は5万人が住むイエネリという町であったが、今は“林檎の父 アルマ  アタ”の相性をもつ100万都市に変わっていた。(現在はアルマトイと改称された)」(p.210)

 このようにアルマティが最近の地名なのだから、地図にあったという「ヤマトウ」も最近になって生まれた地名である可能性もある。原始ヤマト民族がここから日本に移住したと仮定するならば、大和朝廷ができる遥か以前、すなわち紀元後3世紀よりも遥か以前から存在する地名でなければならない。まあ、地図に載らないほど小さなヤマト集落が散在していたかもしれないが。いずれにせよ古文書などで確認できないかぎり、天山山脈北麓のヤマトは疑おうと思えば十分に疑わしいのである。

 だが、そうは言っても理屈と膏薬とヘブライ語はどこにでもくっつきそうで(笑)、イエネリという町の名前もヘブライ語に由来するんじゃないかと疑えないこともない。そこで、これが Yenely と発音したのだと仮定してみよう。ヘブライ語には、NH.L(NH.L)という語根から派生する「所有する、相続する」という意味の動詞の活用形として、Yinh.al(インハル) がある。ヘブライ語では「~人」の意味で語尾にYをつけるから、「所有する人」「相続する人」という意味になる可能性がある。途中のH.音はいつしか消滅して、Yinaly から Yenely に変化して言ったのではないかと思う。こんな語呂合わせをやっていると、イエネリから稲荷を連想してしまった。たぶん稲荷の起源とは無関係だと思うが、この町の名はなんとなく古代的な匂いがするのである。


 ついでに、アルマティ関連のサイトを見ていく。

 《日本カザフスタン共和国大使館》では、「アルマティとは、「りんごの里」の意味で、遊牧がされていたときには、町中がりんごの香りに包まれていた。」という。ユダヤ教と関連づけたがる私は、すぐにエデンの園を連想してしまうわけだが、この場合は、この町は原始ユダヤ人がエデンの園を再建しようとした一つの結果と見なせるだろう。もちろん私の妄想にすぎないが・・・。(^^;

 《アルマトイ(ウィキペディア)》によると、アルマトイ(カザフ語の発音はアルマトゥまたはアルマタに近い)は、カザフ語の「リンゴの祖父」を意味するのではなくて、街の近郊にあったドゥラトという氏族が住んでいた集落の名前に由来するという。ドーロート(ドーロート,do~ro~t)ならば「世代、子孫、一族」の複数形として『旧約聖書』イザヤ書51:9に「代々」という訳で出てくる。なんかユダヤくさい。(^^ゞ

アルマティ案内
アルマティは若い街で、その歴史は浅い。現在アルマティ市がある付近は、サカ族(紀元前3世紀頃)やチュルク系民族が集落を築き、東西の通商拠点の一つであることもあったが、街として開発されたのは1854年にロシア帝国が中央アジア征服のための要塞をこの地に建設したことに始まる。

 このように古代にも人が住んでいたのだから、そこがヤマトに関連した地名であったかもしれないと期待することは不可能ではない。この民族名「サカ」の頭に「ヤ」を加えて「ヤサカ」とすれば、「八坂」がまず思い浮かぶし、「弥栄いやさか」や「八尺瓊勾玉 や さかにのまがたま」が連想される。サカは中国では「塞」と表記され、これには「みちる」という意味があり、「ものを詰めていっぱいになること」(充塞)を意味するし、サカをSacaeと表記している地図(亀井高孝ほか編『世界史年表・地図』吉川弘文館)もあり、「栄」と奇妙に一致する。また弥栄はヤーエ(ヤハウェ)とも読めるので、神道には原始ユダヤ教が隠されているという想像も広がる。確たる証拠があるわけではないが、この紀元前3~1世紀あたりの天山山脈北麓は、そこはかとなくユダヤ=ヤマトの匂いがするのである。




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最終更新日  2006年11月10日 22時47分10秒
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