テーマ:ニュース(99205)
カテゴリ:天皇・皇室関連
さんざん日本の政治を非難してきた中国の王毅駐日大使が、どのツラさげて「皇太子ご夫妻を北京五輪に招待したい」と言っているんだか。。。
はっきり言って、丁重にお断りしたほうがいいんじゃないかな? 雅子妃殿下が物見遊山で行きたいというのなら敢えて反対はしないが、行けば世界中の目に晒されるわけだし、各国の記者からインタビューされることも十分に考えられる。だいぶご回復なさっているのだろうとは思うが、外国訪問というと国内でのご公務以上の負担になるだろうから、先のことを考えるだけで妃殿下が憂鬱になってしまわれる可能性もある。 また、私としてはあまり政治的な論点にはもっていきたくないのだが、政治的には大問題なのである。現状では日中関係はかなり悪いのだから、中国側は皇太子ご夫妻を招待することで日中友好を演出できるだろうが、向こうの記者団からは絶対に“靖国問題”について質問されるだろう。つまり、北京五輪に出かけていけば必ずや政治問題化すると考えて間違いない。日本国内では天皇(および皇族)の政治利用はしないというルールが周知されているから、一部の売国マスゴミなどを除いて皇室・皇族の方々が政治的な発言をしなくてもいいようにしているが、外国ではそうとは限らない。 皇太子側もかなり慎重に事を運ばなければならないし、そもそもそういう外交的緊張に雅子妃殿下が耐えられるのか? ノーコメントでも、「皇室は、宣伝では世界平和を祈念しているとしながら、結局は軍国賛美か。」と陰口を叩かれるようになるかもしれない。1992年に今上陛下が中国をご訪問なさった後、日中関係が冷却して、陛下ががっかりされていたことを思い返すべきである。後ろめたさからの経済援助という“償い外交”はもうやめようという方向に日本の世論が進んでいるのだから、北京五輪の開会式への出席は必然的に皇太子殿下を微妙な立場に立たせてしまう。 皇室外交といっても、中国からの招待は、王侯貴族と和やかに交流していればすむような場面ではない。皇室外交は、いわば日本文化の精華を各国に披露するような方針で展開されるべきであって、政治的友好のための山車に使われるべきではない。 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
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