テーマ:俳句(530)
カテゴリ:俳句
11月18日『NHK俳句』 兼題「葱(ねぎ)」または自由 選者 正木 ゆう子 特選三句の中から、私が注目した句にコメント。 麺に葱刻むなどして暮らしをり「私はこんな粗末な生活をしつつも何とか平穏に暮らしていますよ。」と誰かに伝えているのか、あるいは自分を振り返っているのか。同じく質素な生活でも、「今日も小さなコンビニ弁当を開いてます」というのと違って、質素な中にも風流な感じがほんのちょっとだけあり、作者はそれを十分に受け容れ、また自ら楽しんでもいる。わびさびの世界だなあという感じがする・・・。いや、単にそば屋さんだったりして?(^^ゞ 平凡と非凡の境 葱刻むこれも私の勝手な想像だが、この男性は専業主夫だったりして。やっていることは限りなく平凡だが、男性にとしてはいわゆるフツーじゃない生きかたをしているというか。あるいはこの作者は、自分はほんとうは非凡な才能の持ち主なのに、やはりこの平凡なことを続けていなければならないのだよなあという、ナルシシズム的幻想と厳しい現実との境をたゆたっているとか。。。 具体的状況がはっきり掴めないところが、却って意味深長で面白い。 《『NHK俳句』のホームページ》 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
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