カテゴリ:短歌
4月6日『NHK短歌』 題「押す」または自由 選者 栗木 京子 特選三首の中から、私が注目した歌にコメント。 頼まれてシャッターを押すその瞬間 二人の運命決める気のする写真はその時間を定着させる。写真がなければ小さなことは儚く忘れられていくが、あればそれをきっかけとしてその時間に戻って行ける。写真が存在証明になる。また、写真を撮るという行為は、その被写体の関係者となってその時間になにがしか参加していることを意味する。この写真が二人をかたく結びつけるアイテムになるのかもしれないなどと想像してちょっとドキドキしている作者の感じが伝わってくる。 押し合ひて一瞬止まりしスクラムの隙間より見し夏の青空汗の臭いのする青春の一コマを回想している歌。カラッとしているので一瞬俳句のように感じられ、コメントに“好句”と書きそうになった。私のなかには、短歌は数秒の動画、俳句は写真、というイメージがある。 《『NHK短歌』のホームページ》 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
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