4月5日『NHK短歌』　題「駅」または自由　　選者　今野 寿美
特選三首の中から、私が注目した歌にコメント。

東京のわたしとここで訣別し乗換えをする越後湯沢駅

東京都墨田区　越野めぐみ

　この二人がどこからどこへ行く途中だったのかよく分からないのだが、作者が東京に帰ることはたぶん間違いはないだろう。すると、一つの可能性としてガーラ湯沢でスキーをしてきた帰りと想像される。この女性がスキー場で出会った男性と越後湯沢駅でお別れした・・・という状況を想像するとちょっとロマンチック？(^^ゞ

ケータイを持たぬ私の待ちぼうけ 駅に西口東口あり

愛知県名古屋市　小野田清久

　なんだかなあ、どこかで見たことがあるような内容なんだなあ。。。　似た状況を詠んだ歌も多いのかもしれない。

陸橋より見ゆる無人駅 五人降り四人乗る「茂吉記念館前」

山形県山形市　渋間悦子

　やはり「茂吉」が出てくると選者の心を引きつけるものがあるのかな？　何故これが選ばれたのか私にはよくわからなかった。要は、私は斎藤茂吉の歌にまったく親しみがないということなんだね。(^^;






では、自作。

春先のぽかぽか陽気に誘われて二駅前で降りて帰りぬ

桜井和空

　線路沿いをたらたらと２０分くらい歩いて帰ったのかな？　こういう気まぐれ(?)な行動をとるのは、私としては珍しい。(^^ゞ







《『NHK短歌』のホームページ》







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