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カテゴリ:時事ネタ
新弟子の暴行事件で警察が強制捜査に踏み切ると言う報道が出て以来相撲協会の対応はお粗末です、今日は祭日で家でワイドショーのこの問題の討論を聞きましたが全面では無いですが部分的に擁護する方もいました。
それを見てと言うか相撲協会の対応を見てと言うか私の感想は相撲協会の対応では既に世間に通用しないし理解もされない、それなのに伝統を守ると言う事で変に守ろうとしてるから全ての対応が悪いのだ。 そもそも守ろうとしてる物が本当の伝統なんだろうか、それを出発点に考えれば確かに守るべき伝統と言える部分も有る。 しかしそれよりも伝統と言う名の相撲界の利権を守る為に伝統と言う名前で誤魔化しているのだ。 相撲界は全てでは無いがその時々に合わせ改革する事で人気を保って来たのだった、今日もとある番組でスポーツジャーナリスト方が言って居たが土俵の柱を取り見やすくしたり他のスポーツに先駆けてVTRを導入し正確な判定をしたのだった。 それ以外にも現役若手力士には評判が悪いが相撲学校を作り相撲の伝統を学ぶのと同時に相撲界を運営するに当たって学ぶべき事柄を教育する機関なのだ、だから他のスポーツで新人教育を特別にやっているのとは違うのだった。 そもそもこんな学校を作ったのは戦後協会理事をした方が帳簿出来ない無いも出来ない知っているの居るのは相撲の事ばかり、それでは将来運営で問題が起きるとして最低限の事を教える事で相撲界の指導者を作るのと相撲界から離れても役立つ様に設立したのだった。 そのお陰だろうか伝統競技やある意味同一と言って良いかも知れない格闘技スポーツ中で自前の専用競技場を持つスポーツなのだ、格闘技と違うと言う人も居るでしょうがプロレスだってボクシングだって総合格闘技だって弓道だって柔道だって自前であれだけの規模の競技場を作った団体は無いのです。 専用競技場が有る団体も国立なのです、相撲協会は国技館を貸して利益を出し競技興行でも利益をだして優良団体となったのです。 相撲協会は各部屋の連合組織だから部屋内部の問題に関われないと言う方が居ましたがこれまたおかしな話です、過去の相撲界の問題に公式的には理事会で了承の上にしか動けないと言いますが裏で理事長権限で処分や介入したのは有名な話です。 本来これだけの問題で相撲協会が先頭になり真相解明や再発防止策をしなくては行けないのですが世間の批判と文科省の介入で慌てて一応動いたのが時津風親方の解雇でした、証券取引法違反で会長逮捕まで至った西武や経営失敗危機的状況になりながら居座り続けた三洋電機のパターンに似てるのでした。 この二つの企業のトップの首を取ったのはメインバンクでした、しかしここに至るまでには数人の担当者をトカゲの尻尾きりの様な形で責任を取らせたのでした。 そごうの倒産やダイエーの再生機構入りの時は政治の介入を受けての処置でした、ダイエーは複雑しすぎるのでそごうの倒産で書きますがそごうは水島前会長を守るが為にした行動が異常だったので批判を浴び政治介入となったのでした。 あの時のそごうの行動を比較するとまさに北ノ海理事長を守る為の行動が協会の失態の原因なのです。 若い理事や役職者は有る意味安部内閣同様お友達親方の起用です、また前理事長時代に年寄り株などの問題で改革しようとしたのですが小泉元総理では無いですが抵抗勢力が危機感を感じて理事長選挙で現職を落として誕生した体制なのです。 かつて拠り相撲人気は落ちました、またバブル期相撲界にも多額の金が流れました。 ベテランの親方は有る意味バブルでいい思いしてるのです、また現役だった親方もです。 落ちた人気を直視して人気改善策と相撲界の近代化するのが改革だと思うのですがいい思いした経験を重視すると利権となった構造を壊されるのが利権がなくなるのと同じなのです、だから反対なのです。 先程も書きましたが相撲学校は昭和30年代の相撲近代化策だったのです、それから数十年経つのですから時代の変化と共に改革した当時は良かった物では時代遅れになってしまったり新たな問題が発生するのです。 それらを改革しなければ衰退するのです、それが解っていないのが相撲界でしょう。 当時は居なかった外国人力士や人気外国人力士誕生で外国への放映権販売と言う事も始まったのです、外国への放映権販売も他のスポーツに先駆けてと言う有る意味パイオニアなのです。 抵抗勢力は新たなビジネスモデルで利権を作ったのでしょう。 改革の方向に拠っては外部の方が運営に関わり利権構造が壊れるのです、そうでなくてもこの騒動で世間の批判と政府の介入で外部役員の誕生となるのです。 それを阻止する為に民間企業での問題発生の時の対応が出来ないのですがでも内部で適切に問題解決出来れば外部介入される事は無いのです。 現役時代に強かった力士が理事長に成っても旨い運営が出来るかどうかなのです、野球でも名選手が名監督にならないケースは沢山有ります。 相撲界だって親方拠り現役時代大した成績を出せなかった元力士が引退後親方株も取得出来ずに部屋の職員となり実際には親方拠りも職員がと言うケースが有ると言われて着ました。 親方株を持たないと他のスポーツで言う正式コーチにも成れないのです、だから職員が抜け道様です。 こんな話を書くのは相撲界は偏り易い体質が元々有るのです、本当にトップとして優秀な人材が育つのか作れるのかと言う問題が発生するのです。 アメリカのメジャーリーグコミッショナーにロスオリンピックで大成功させたユベロス氏を迎えて大改革をしたのでした。 外部から有能な方が来て改革するのも良い事でしょう、自分達で出来ないのなら。 心ある相撲関係者が決起して改革運動を起こせるかも今後の焦点でしょう、それも無ければ自民党の様に人材不足でトップに相応しい人出ない人を改革者として出す羽目になるのです。 ではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月08日 23時24分54秒
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