ひたすら無題

2005/02/16(水)01:31

個人情報保護法が見離される感じ?

個人情報保護とか(6)

勅使河原君、大変だ。JSF国が鎖国宣言だどうしよう?隊長の赤さならむしろ喜ぶところでは…?バカモノ。我ら左翼をなんだと思っておる。叩くべき敵がいないと反戦活動できんではないか!…隊長、アンタだけ。はぁ、今回は左翼は休んで軽く個人情報保護法で行くか。昨日の続きですか?まぁ、左翼じゃなきゃなんでもいいですよ。では柏崎君、戦術スクリーンを展開したまえ。プロバイダ責任制限法第4条の見直しんー。昨日の(無題の)隊長と大河内さんの話題でも出てた内容がちらほらと?隊長が興味を持つわけですね。うむ、ざっとさらってみよう。「お前が今それを行っても、誰もお前がそれをやったとはわからない。だから、本能の赴くままにやりたいことをやってしまえ」という悪魔のささやきが人間を堕落させるという側面が、匿名による情報発信を可能とする情報通信サービスにはあることは否定出来ません。これは否定できんな。だがそうでないことも否定できん。今回の件で言えば、悪意の書き込みは見られなかった―たいしたことないと思うならなおさら―と思う。結局のところ(誤用気味な使い方の)性善説で考えるか、性悪説で考えるかだろう。「記名すれば真面目な議論の役に立つ」「悪意ある存在の流入を可能な限り抑えること質を高める」と思っておるのが小倉君。「記名すれば参加の敷居を高くして議論の質を落とす」「悪意ある存在の流入する危険性が前者より大きいが量質共に維持したい」と考えているのが私と言うところか。管理側のローリスクローリターン・参加側のハイリスクハイリターンを狙うか、あるいはその逆か、は参加者ではなく管理者の好みだろう。小倉君の言うように「悪意ある存在が混じっている」などと言うのは当然の話。それをもって匿名だから堕落すると見るべきかどうか。その気になればどこぞの誰かの住所氏名メールアドレスを使用される場合だってあるわけで…探偵ファイルで特集の合ったYahooオークションIDの盗用などを思い出すな。匿名だから堕落するのか、堕落した人間が匿名を好んで使うのか。フィギュア萌え族とか、コミケに集う人間を指して「ここに10万人の宮崎勉がいます」と報道したマスコミとか…性悪説なんだろうな。昨今問題となっている「コメントスクラム」という現象にしても、コメント投稿者がblog主に正しい氏名および住所を通知しなければコメント投稿ができないシステムの元では、おそらく発生し得ないでしょう。なんとまぁ、この辺り突っ込みにくい内容だな。どこに突っ込むのが適切かわからんくらい。可能性の話をするなら「発生しうる」と回答しよう。公開が必要な物・情報の取扱方・議論の状況等により変わるだろう。確かに荒らす人間は限りなく減るだろうから「荒らしは発生し得ない」と言うのはまだ分かるが、コメントスクラム=今回のコメント欄程度の煽りなら発生しうると思うぞ…もちろん発生を抑えられるのは認める。…どうも小倉先生、荒らされてると言う認識な気がしてなりませんね。ようはそこだな。小倉君がその認識だという言質は取れた。「コメントスクラムを受けてみて」のエントリと、“コメントスクラムの被害者”と言う言葉からな。被害を受けるような行為をされたと言う認識なのが確定したわけだ。よってコメントスクラムと言う用語を荒らし行為と解読し、「小倉君は今回は荒らされたと言う認識でいる」とすれば「発生し得ない」は納得がいく。権力を持たない同じ市民を批判することすら「自分がどこの誰であるのか」を知られないように細心の注意を払わなければ行えないのが、我が国の自称「普通のサラリーマンや学生」の姿です逆にこうであるべきだと私は思う。みだりに個人情報はばら撒くな、細心の注意を持って扱えと。自分の情報に注意を払えない輩に他人の情報を扱えるものか。「細心の注意を払う」ことが望ましいことに間違いはあるまい。 ただ、何人も、匿名性の陰に隠れて闇討ちされることを──それが名誉毀損や侮辱、営業妨害、プライバシー侵害等「一線を越えた」ものとなるなどの特別の事情がない限り──甘受しなければならないというのはおかしいのではないかと私は思います。自らを公然と批判する者がどこの誰であるのかを──それが正当な批判であれ、不当な批判であれ、批判の名を借りた単なる個人攻撃であれ──知りたいと思うのは、「しがない記者」氏の個人情報を暴いた人々の弁明にもあるとおり、自然な感情であるとは思います(略)。むしろ、真摯な議論は、議論の両当事者が正面から向き合ったところでこそよく行われるものであることを考えるならば、他人を批判する以上、その批判の対象となっている人に、自分がどこの誰であるのかを知らせることは、ネット上での議論の真摯性を促進する上でも役に立つといえそうです。 とすれば、社会的なシステムとしては、インターネット上で批判を受けた者は、自らを公然と批判する者がどこの誰であるのかを──それが正当な批判であれ、不当な批判であれ、批判の名を借りた単なる個人攻撃であれ──知ることができるというものが望ましいのではないかと思います。甘受する必要はなかろう。おかしな意見は反論すればいいだけであって。それが出来ない未熟な者、実名知らなきゃ論議できませんと言う者は、適切に管理リスクコントロールしてコメント禁止や実名記入のみコメント可などの手段をとる。個人情報はどうしても必要な時のみに利用を制限すべきだ。「批判受けたので気になるんです」などと言う曖昧な理由で重要情報垂れ流してすシステムを望むのは行き過ぎておる。興味で公開する社会システム…そんなもん作っては個人情報保護法が無意味になるのでは…。プロバイダ責任法が規定していたところで、公開よりは「無駄に開示しない」ほうがよっぽど安全。ここまで性悪説で望みながら、公開された情報の行方についてずいぶんと緩い考えな気がするな。それに、仮に「当該発信者情報をみだりに用いて~してはならない」が守られたとしても、みだりに見せる時点でいかんだろ。個人情報保護法を忘れ去られてる感がしてならんな。小倉君は「悪意ある人間はできるだけ隠そうとするからシステムが形成されない」と予想しているが…それ以前の問題だろう。でもまぁ、作りかたにもよるんじゃないですか?自己情報を登録したい人間が自由に登録する議論コミュニティとか。ソーシャルネットワーク(GREEやmixi)は実現しているんですかね?それだと社会システムとは言えんがな。だからこそ逆に、 現在の法律では、インターネット上の匿名表現により私法上の権利を侵害されるに至った者のみが当該匿名表現を行った者の住所・氏名等の開示をISP等に求めることができます(インターネット上の匿名表現が「犯罪」に該当する場合は、被疑者不詳のまま刑事告発をして、警察等に匿名表現者の捜査を期待することもできますが、これは警察等の気分次第という側面があり、確実性に劣ります。)。 現行プロバイダ責任制限法第4条は、情報発信者をトレースするために誰がどのような役割を分担するのかということを全く規定しておらず、また、発信者情報を開示するための条件が厳しすぎるので、この点については見直しを進めるように運動をしていこうかなと思います。「一線を越えた」荒らしどもを相手に対応するための機能は強化してほしいところだな。事件になってまで秘匿される必要はあるまい。批判者の匿名性を過剰に保護してしまうことは、時間に余裕があり、かつ、「匿名性」という悪魔のささやきに弱い人達の意に沿わない発言を行う自由が却って阻害されてしまう危険を有しています。すなわち、インターネット上での自由な発言、真摯な議論を促進する(少なくとも阻害しない)ためには、発言者の匿名性は一定の限度で制限されるべきということはいえそうです。勅使河原君が言うように、発信者情報開示システムの構築を望むのではなく、発信者情報を開示する条件下で議論をしたいと言う意味でシステム(ツールという意味)を望むのはおかしくはない。ユーザ(authorもcommenterも)は自分の開示できる情報レベルや能力を考慮してサービスを選択する。ただし選択の幅は自分しだいで狭まることになるがな。例えば我が同胞の小倉君の例の望むような状況が欲しいとしても、存在できる場所は大きく狭まるだろうな。小倉先生は匿名だと信頼性が落ちるという側面を強調しておられますね。受け手の趣味と能力の問題だからな。そこまでして言いたいか言いたくないか、聞きたいか聞きたくないかの話だから、ネットワーク全体で「一定」としても無駄だろう。というか「一線を越えた」ヴァカに対抗するために苦労して一定の制限なんぞかけるくらいなら、とっとと訴えろと言いたい。そうですね…できることならそっちの敷居を低くして欲しいものですね、荒らし(犯罪者)対策のサイバーポリス窓口とか。 このような意見に対しては、発信者情報が批判等の対象となった人に容易に開示されるとなった場合には真摯な内部告発等ができなくなるという批判があり得るところですが、(略)真摯な内部告発等を保護するために「発言者の匿名性」一般を保護するということは、真摯な内部告発を圧倒的大多数のノイズの中に埋もれさせてしまい、真摯な内部告発の持つ力を半減させてしまうので妥当ではないように思います。うーん、告発って実際どうやるんでしょうね。「告発の受け元」は「告発者」のことを知っているが公開情報として出さない―ここで一般には匿名人物として認識されるが「告発の受け元」には匿名性はなくなる、という状況を想定していたんですが。匿名で連絡したら、匿名のまま関係部署が動いてくれるようなこともあるんでしょうか?分からん。だが告発者本人のリスクコントロールだと思うがな。これは真実らしさを確認して公表された以後はやはり「正当であれ不当であれ」告発者の個人情報を照会することができるということなのかな?だとすれば「真実らしさ」を確認できたとしても匿名であることを望む告発者が存在する場合はどうか?一般には徹頭徹尾非公開にできるようなシステムを用意しておかないと「告発者の登場」の阻害になるとだろうな。なんにせよ「発言者の個人情報」一般を保護するのは当然だ。これは妥当な行為。前提が違うんだろうな。では今日はここまでとする。ところで隊長、「あの男」とは?……しかし今回の一件、大河内の差し金かも知れんな…。柏崎君、車の用意を。………また逃げた。どういうネタなんだこれは…。

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