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ひたすら無題

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2005年03月07日
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カテゴリ:個人情報保護とか

さて、今まで二回にわたって非現実的な部分を紹介してきたわけだが…

全く小倉先生も無茶な話をしますね。

…してきたけど別に無茶で実現できないとは言い切れない。

――今更なんですかー!?アンタ読者を舐めてんですか?!いい加減ギレン演説とか始めたらヌっ殺しますよ?!

ぐわーっ、おちつけ勅使河原クーン?!その左翼反省棒とか言う怪しげな凶器は片付けたま、えー!
……まったくほんとに気が短いな。だから、今更ひっくり返したいのではなくてだな。

だったら今更なんですか!

例えば似たようなことは既に出来ていたり、やろうとしていたりするだろう?そう、似たような話で勅使河原君は外国人の指紋採取とか言う話は君は賛成だったね…アレは面倒ではないのか?プライバシーの問題とかも出ているが。外人の指紋は良くて、日本人の住所は駄目かね?差別か?ああん?

え?いや、そういうわけでは…。

外国人のトレースは、ネットワーク上の匿名トレースほどの追跡可能性トレーサビリティ(追跡可能性)は無いと思うが。実現性で言うならよっぽどネットワークトレースのほうが楽だと思うが、何故ネットワークのトレースはダメで、外国人のトレースはありなのか!ダブルスタンダードか、キサマ!左翼を舐めてるのか!

いやあのそう言われても外国人の犯罪を防ぐという大義名分はよくわかるんですが、匿名を禁止するために同じことを必要といわれてもいまいちピンとこなくて……。

ピンとこいよ!議論できないんだぞ!こう、コメントスクラムが熊本城攻防戦のゴブリンのように雲霞のごとく…。

そんな作戦初耳ですよ!というか、コメントが目いっぱいくるのはそれだけ反響大きかっただけじゃないですか。そんな個人の事情でごちゃごちゃ言われても……

必要性がさっぱり理解できない、と。

J2氏への回答

 ある情報の発信者がどこの誰であるのかをどのようにトレースできるようにするべきかを論ずるにあたっては、技術的な観点のみならず、コスト論的な観点や社会学的な観点、法学的な観点が必要です(もちろん、技術的に可能であることは大前提となります。)。したがって、ある情報の発信者がどこの誰であるのかということのトレーサビリティを向上させるためには関係各所で役割分担をする必要があり、その役割分担について、裁判所が事後的、不意打ち的に決定するのはおかしいというのが私の主張です(ファイルローグ事件地裁判決では、入会申請時に、会員の戸籍上の氏名と住民票上の住所を登録させなかったことが「過失」を基礎づけるものとされています。IPアドレスは取得可能だから、ISPを経由して、違法情報発信者の氏名・住所はトレース可能であるという反論は、裁判所が採用するところではありませんでした。)。

さて、この言葉にあるように、我々があげたような『各種の』問題が発生することは小倉君も認識してはいるようだ。したがって関係各所で役割分担を――

分担を?

――役割分担をする前に、関係各所で事前に役割分担してまで匿名禁止社会システムが必要なのだろうか?

うわ、今更ですね…

今更になっても無いから言いたいのだが。『どのようにトレースできるようにするべきか?』という問題も重要だが、それには『どこまでトレースが必要か?』という認識があってこそだろう。トレーサビリティは本当に必要なのか?
つまり、実際に議論にならないのは匿名だけのせいだったということなのかね?

あ――言われてみれば、コメンターが荒らしだとか言う問題には『ブログ主不快だから』とかいう感情的な意見ばっかりでコメンターのほうの意見はほとんどスルーされて…。

その通り。議論にならない認識が小倉君と読者感でちっとも一致していない。というか小倉君の中でも一致してない。

プロバイダ責任制限法第4条の見直し

 私は職業柄、正しい言動を行ったことに対して批判、非難、誹謗中傷、嫌がらせ、個人攻撃、街宣活動等がなされる可能性があるという認識のもとで行動しますので、私のような一介の弁護士を批判するのにも匿名でなければいられない方々からブログを閉鎖せよと脅されてもこれをはねつけることができますが、では、平穏な生活を送っている善意の方々が同じような目にあったときに同じような行動が取れるかというと大いに疑問です。

コメントスクラムを受けてみて

コメントスクラムって、いざ自分が受けてみると、それ自体はたいしたことがないですね。

旗旗:ネットウヨと全共闘(1)

私は何度も申し上げておりますとおり、「1対多の消耗戦」には参加する気がありませんので。

 J2さんは、自分が何者であるかを相手方に明らかにするという一つの要素を自らクリアされた方なので、あの方とならまともな議論ができるのではないかと期待していたのですが、ギャラリーがそれを許してくれないようです。

いったいどっちなんだろうね。『自分は大丈夫だが一般市民が困る』のか、『自分も大丈夫じゃない』のか?
たいしたことがないのに、やりたいと思っていた議論すらできなくなっているとはいったいどういうことなのか?

小倉先生自身もコメント参加者の実態がわからないと自分で言ってますからね。

そうだな。カミングアウト募集で実態がわからないから聞いてるんだ、と言っていた。このように『両者』の意見がさっぱり一致してない。
そもそも匿名禁止社会システムは、「匿名コメンターのせいで議論にならない」という小倉君の前提が元になっているもののはずだ。
裏を返せば、匿名禁止社会システムの必要性が認識できるのは「匿名コメンターのせいで議論にならない」と小倉君と同じように思えた人間だけ。

そりゃあ、別にそんなシステムなんてなくったって、私ら議論やってきたつもりですもんね…。無駄に手間かけてまでそんなもの作ってもしょうがないというか…。

その通り。『匿名と議論できない小倉君は』必要と思うかもしれないが、匿名がいても議論できると思ってる人間であればあるほど、システムの価値=必要性を認識していない。
『いるかどうかもわからないもの』の役割分担を論じられても―

――そんなめんどくさいことやってられるか、と。

そういうこと。なにも困っていないのに『負荷』を増やす、という結果それ自体が非現実的なのだ。
手軽に出来ないことこそ、重要性を周りに認識させてやらねばいかんというのに『自称「普通の市井の人々」は社会の一般的なルールなど従う気がないのですね。』で終わってどうするというのか。『自称「普通の市井の人々」がいかに一般から逸脱しているか』を一般ウケする形にまとめたのかね、小倉君は?

確かに、自分一人が欲しいからで法改正してたらきりがないですからね。

小倉君の『現実的』という言葉の中に、コストパフォーマンスやトレードオフといった概念が含まれているのか?そこが大いに疑問であるな。
言うなれば『システムがどうしても必要だ』という社会的要請が、まだまだ非現実的なレベルだ。

J2氏への回答

 真摯な批判者とは議論を行い、そのことによって理解を深めていきたいが、だからといって、匿名の陰に隠れた名誉毀損や侮辱、営業妨害、プライバシー侵害等「一線を越えた」ものを受け入れたくはないという心情が、立法等による保護に値しないエゴイスティックなものであるとは私は考えません。

個人の心情を守るために、社会全体で既に立法等で保護されつつある権利を捨てる必要があるとは思えん。守るのは構わないが、他人を巻き込む内容ならば、巻き込むに値する事かどうかを考えねばなるまい。『自分がそう思う』からといって、他人の権利を考えないのは逆にエゴイスティックであると考える―といったところか。実現性を語る前に『匿名が存在する問題』を一人で抱え込まずに一般化させていかなければならないだろう。

ぶっちゃけて言ってしまうと、あんた一人の希望で世の中は動かないよと

ぶっちゃけすぎだ!Σ( ̄■ ̄)……ってあれ?

あ……また一万文字越えましたね?嗤っていいですか?

うう…○| ̄|_あと、一回。後一回で終わるから!最後にファイルローグ事件を取り上げている点に軽く突っ込みいれたら終わりだから!

(続く)






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最終更新日  2005年03月09日 23時51分28秒
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