卒園に思う
3年間のさまざまな思い出の詰まった保育園の卒園式。ポカポカ陽気で、何よりのはなむけだった。さて、いっちゃんねるの保育園生活もひとまずピリオドを打つ。個人的には、やっと、長かった、そんな思いが大きい。お役所仕事、と言う印象は未だに拭い去れないし、理想をいえばきりがないが、温かみのある保育、にはかけ離れていた。でも、この集団に入れたことは後悔していない。むしろ、この規模やお友達に恵まれて、のびのびと、彼にとってはプラスがどれだけあった事か。入園時、私のスカートの裾を掴んで隠れて、不安いっぱいの彼が、今は堂々と、引けを取らずに立派な姿である。きちんと三歩下がってお辞儀している…「小学校へ行ったら、一輪車に乗りたいです」って。この一言に、こんなに感動するなんて、思っても見なかった。一つ一つの音を意識して、大きな口で、いつも、私、母をしてなかったんだ、と反省。でも、彼にはそんな力もあるのだと、新しい発見。発表が苦手になる子が多いと聞かされて、期待はしていなかったけれど、負けず嫌いの性格でしょうか。それなりに思い入れがあった保護者もいたようでしたが…名残惜しさもなく、あっさりとした式で、私がどれだけ園を愛していたか(爆)また、先生方への謝恩会も開かず、花束の贈呈だけでした。この春、いっちゃんねるはいろいろなことから卒業します。母子通園、STの訓練、が主だったところですが、共に5年通ったと思うと、その長かったこと。そしてまた、新しい生活が始まる。不思議なことにあまり不安感はないといいますか、これからどう成長していくのかが楽しみです。人と違った人生だけど、それも一つの個性だから自分で考えて行動できる子になって欲しい。おめでとう、そして、ありがとう。