|
テーマ:野鳥観察ノート(933)
カテゴリ:ムナグロ属
世界に4種のムナグロ属。今日はGWなのに、まだ冬羽のダイゼンを見つけた。見かけたのは3度目で、撮影できたのは2度目。
ダイゼン 学名 Pluvialis squatarola 英名 Grey Plover 全長 約30㎝ 冬羽は雌雄ほぼ同色で、夏羽はオスの方が胸から腹部がクッキリと黒い。 旅鳥で本州中部以南で越冬する個体もいる。主に沿岸部の海岸や干潟で見られる。 国際自然保護連合 軽度懸念種 東京都レッドリスト VU 絶滅危急種。 ![]() 図鑑では足が黒いと書かれているが、灰緑色の個体だった。頭部の形からヨーロッパムナグロを期待したが、目視確認できた飛翔形で、尾羽の根元から腰に掛けて白く見えたのがダイゼンの特徴と一致した。ムナグロ・アメリカムナグロ・ヨーロッパムナグロは、尾から腰に掛けて白部は見られない。 ![]() キアシシギ25㎝比べかなり大きい。ダイゼンとしては淡色系の個体で、図鑑で見られるタイプの多くは黒白がクッキリと模様になっている物が多い。他種との比較の為背の羽の模様を拡大濃淡のグラデーションが見られ羽軸がよく見える。 ![]() ムナグロ 学名 Pluvialis fulva 英名 Pacific Golden Plover 全長約25cm 旅鳥で本州中部以南で越冬する個体もいる。ダイゼンより内陸部で見る事が多いようだ。夏羽から冬羽に換羽中の個体。ムナグロ属の中で最もスマートな体系で、クチバシは細長く頭部も小さく見える。背の模様は羽縁の白色部が太くグラデーションと羽軸は見られない。 国際自然保護連合 軽度懸念種 東京都レッドリスト VU 絶滅危急種。 ![]() 夏羽。 ![]() アメリカムナグロ 学名 Pluvialis dominica 英名 American Golden Plover 全長27㎝ ごく稀な迷鳥でムナグロと似るが、羽の模様は異なる。冬羽から夏羽に換羽中の個体、頭部はやや大きめでクチバシはムナグロと比べ短い。背の模様は羽縁の白色部が細く、羽軸とグラデーションは見られない。冠羽期を除いて、初列風切羽は4枚突出するのも大きな特徴。 国際自然保護連合 軽度度懸念種 環境省・東京都レドおリスト記載無し。 ![]() この個体をアメリカムナグロとしたのは、脇に見られた羽の模様。Webで情報を確認すると、複数同じ特徴のある個体が見られた。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年04月30日 22時03分57秒
コメント(0) | コメントを書く |
|