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真理探究と歴史探訪

2018年08月10日
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先日、地元は山口県宇部市 東吉部に位置する「荒滝山(あらたきさん・標高459m)」に登る機会があった。

その荒滝山に登った後、余力があったので同山とはほぼ同じ標高で連峰の関係にある「日ノ岳(標高458.6m・山口県美祢市)」に登り、その山頂から「荒滝山」の方面を展望した画像が冒頭である。



この「荒滝山」は、実は四半世紀以上前から、一度は登ってみたいと思っていた地元の山であった。冒頭画像や上の拡大画像のように、特にこの「日ノ岳」から見る「荒滝山」の山容は格別のものがある。

「日之岳」の山頂に立ち、この秀麗な「荒滝山」を中心とする全体の景色をしばらく見ていると、画像では判然としないが「荒滝山」の山頂部と同じ高さに瀬戸内海が左右に広がり、その遠方には四国がひかえていることが分かってきた。

・・・これほど素晴らしい景観は、おそらく滅多に遭遇できない・・・と思いつつ、その場で「荒滝山」の方位を調べてみると、なんと!荒滝山山頂から「冬至」の朝日が昇る方位を示していたのであった。

「日ノ岳」の山頂部はかなり広い丘陵地なので、古代より「一陽来復」の「冬至日」には、年毎の新年を祝うべく多くの人が登拝していたのではないかと思われた。

・・・この「荒滝山」を中心とした目を見張る景観・・・。その山頂から出現する「新生の太陽」は、遠方の瀬戸内海に映える朝日の反射を背景に、それはそれは燦然と別格の輝きを放ったことであろう。





この「荒滝山」のある宇部市の「吉部(きべ)」地区には、面積約3ヘクタールにわたって多数の巨岩が累々と堆積する「吉部の大岩郷(おおいわごう)」という国の天然記念物がある。(岩質は石英閃緑岩)

上の画像は、その巨大な石塊が数段に重なり大河のごとき様相をみせる丘陵地の上方から、東北方面に位置する「荒滝山」(画像では遠方の中央部に映る山)に向かって撮影したものである。

撮影時の私には、もしこの「吉部の大岩郷」を設計した古代人がいたとするなら、その基本構想のなかに大岩郷から見て東北に位置する「荒滝山」の山上から、「冬至」の頃の夜分に「北斗七星」が昇っていく風情があったのではないかと思えてきて、背中がゾクゾクしたことを憶えている。

さらには、その山上から北斗七星が昇る荒滝山を際立たせるために、荒滝山の前方にある山々の稜線を削ったとさえ感じられ(下の画像は荒滝山と前方の山稜)、とても不思議な気分になるのであった。

また、近隣の美祢市伊佐町奥万倉にも「万倉(まぐら)の大岩郷」と呼ばれる奇勝があり、同様に国の天然記念物に指定されている。 実はこの二つの大岩郷によく似た景観に、私の知る限りでは奈良県の「鍋倉渓(なべくらけい)」がある。

以下に「鍋倉渓」の紹介記事をリンクしたが、おそらく山口県の二つの大岩郷も「天の川銀河」を地上に表現した、言わば古代人の「石庭(天体観測所)」ではなかったか・・・と、そのように感じるところである。

※紹介記事・・・​山添村観光スポット「鍋倉渓」

上の紹介記事等を参照すると、奈良県山添村にある「神野山(標高 618.8m)」の山頂部から麓に向かって、全長約650mにわたり川のように黒い岩石が連なる「鍋倉渓(なべくらけい)」という渓谷があり、その「鍋倉渓」を含む周辺が、星空でいうところの「天の川」が投影された地域になるようだ。

特に「神野山」の山頂近くにあって「北斗岩(北極星)」と名付けられた岩は、紀元前3,000年頃に「北極星」とされていた龍座のアルファ星「ツバーン」が想定されることから・・・もしかするとこの山口県にある二つの大岩郷も、古代人によって今から約5,000年前には設営されていたのかもしれない・・・などと、古代の歴史ロマンは膨らむばかりである。


さて、冒頭に記述した「荒滝山」と「日ノ岳」の関係に、古代人の『冬至の日の出(日昇)』に纏わる方位線が見出せたわけだが、それに相対するかのように、同じ吉部地区には近年になって「龍岩」という巨岩を中心とする磐座群が確認されている。

早速現地を訪れて、方向性のある「龍岩」が指し示す方位を調べると『冬至の日の入(日没)』と分かったことから、上記の「吉部の大岩郷」と「荒滝山」の関係も含めて、この吉部地区(東吉部・西吉部)にはかつて、「一陽来復」の「冬至」を年間でも特別な祭祀日とする石工技術に卓越した古代人が常住し、上述した各地域を特別な祭祀場にしていたと認識するに至るのであった。

☆関連記事・・・​辰年に「龍岩」あらわる(1)
☆関連記事・・・​辰年に「龍岩」あらわる(2)
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最終更新日  2018年08月10日 11時55分03秒

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