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真理探究と歴史探訪

2020年09月23日
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昨日(9月22日)の「秋分の日」は、かねてより気になっていた太陽信仰に深く関係すると思われる「夫婦岩」と称する磐座を訪ねた。

そこで冒頭の画像は、大小二つから成る夫婦岩の岩間から、真東から昇る秋分の朝日が透過する姿を映したものである。

この磐座は山口県の東南に位置する上関町の、瀬戸内海に突き出した室津半島の南端にある皇座山(おうざさん/標高526m)の山頂部に存在し、周囲では髄一の標高と展望を誇る場所となっている。

磐座のある上関町では地元の有志が、この光景を実際に自分の目で見て体感するイベントとして毎年企画しており、太陽が真東から登り真西に沈む春分と秋分の年二回(共に7日間)、朝日が昇る時間帯と夕日が沈む時間帯の1日2回のイベントが、この夫婦岩の存在が確認された数年前から行われているようだ。

今年の秋分におけるイベント期間は、「秋分の日(今年は珍しく9月22日)」を挟んだ9月19日~25日の7日間であったが、天気予報等を参考に”秋分の朝”と決定し、午前3時頃に起床して準備を整え現地へ向かった。



皇座山山麓の施設に午前6時までに集合ということであったが、間に合いそうもないので山上の磐座に近い駐車場に直接行くことにした。そして山頂駐車場から歩いてすぐの「夫婦岩」に到着すると、山麓から乗り合わせて来た約20名の人々(女性が9割)が、東方の海原を照らし昇り始めた太陽の神々しさに歓声を上げていた。

上の画像は、山上の「夫婦岩」を東北方面から撮影したものだ。この画像の右下に、木に立て掛けられた梯子が少し映っているが、この梯子に一人一人が順番に登っては、冒頭画像のような磐座の岩間に昇る朝日を撮影していた。


ところで、この古代磐座「夫婦岩」を訪ねてみたいと思ったキッカケがあった。そのキッカケとは、今から3年前の秋に、同じ上関町の「祝島(いわいじま)」に船で渡り、その島の山頂部の散策により、当時はまだ一般に紹介されていなかったであろう古代磐座との遭遇であった。

その一目で「女性性」を思わせる形象の磐座は山上の東方にあり、まさしく真東から昇る春分・秋分の朝日の照射を受けるように設営されていた。(詳しくは以下のリンク記事にて)

※関連記事・・・​「祝島」の磐座群(下)

実は上記の「祝島」の散策を終え帰宅してすぐに、皇座山山上の「夫婦岩」を知る運びとなり、いつか訪ねてみたい磐座になっていたというわけで、その三年越しの想いが昨日の朝、実現したのであった。



加えて、この「夫婦岩」との感動の出会いに花を添えたのは、この真東から昇る秋分(春分)の太陽が大地に形成する東西軸線があるとして、この磐座から東方に向かう軸線の先に、四国の「剣山(つるぎさん/標高1,955m)」が精確に存在するということであった。分かりやすく言えば、上の画像に映る秋分の朝日の向こうに「剣山」があるということだ。

そして折しも6日前の9月17日(旧暦8月1日の新月)に「剣山」に登り、念願でもあった山頂部の宿泊施設で一泊した経緯があったことから、この磐座の岩間から秋分の朝日を浴びるという行為が、私のなかで「剣山」と「皇座山」の形成する東西軸が一つとなり、まさに感慨一入の思い入れの深い経験になったというわけである。


ここで興味深いのは、この「剣山」と「皇座山」には、僅か八歳で壇ノ浦に入水したと歴史が伝える第81代「安徳天皇」に纏わる伝説があるということだ。

まず「剣山」の方は、源氏と平家の「屋島の合戦」の後、密かに祖谷に落ち延びた平国盛と安徳天皇は、平氏の再興を願って「三種の神器」のひとつである宝剣(草薙剣)を、剣山山頂にある大剣岩(宝蔵石)に奉納したことから「剣山」と呼ばれるようになったとの伝説が残る。

一方の「皇座山」では、四国での「屋島の合戦」に続き、「周防国合戦」が柳井市の池の浦であったとされ、安徳天皇は皇座山を越えて「壇ノ浦の合戦」の地、赤間関(下関)へ向かったとのことだ。その皇座山を越える際に、天皇が山頂で一休みしたことから、「皇の座する山」といわれるようになったと伝わる。

上記の両山に纏わる「安徳天皇」の伝説は、山口県に生まれた私にとっては実に印象的であり、感慨深い内容であった。

ちなみに、この「剣山」と「皇座山」を結ぶ東西軸の、西側の延長線上には九州北部の「宗像」や「壱岐島」がある。

上にも少し書いたように、四国は徳島県の「剣山」の登拝を主目的として、9月15日から20日にかけ5泊6日の四国行脚をしてきた。その濃厚な旅路の模様は、次回の日記から綴っていく予定である。

おそらくは今回の四国行脚の締め括りとして、皇座山の磐座から望む秋分の朝日の光芒の体験があったものと感じ入る今日この頃である。







最終更新日  2020年09月23日 09時26分22秒


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