真理探究と歴史探訪

2018/05/29(火)12:52

熊本の磐座巨石群(1)

7月28日の早朝、ある知人の案内で、熊本市は金峰山に近い「拝ケ石巨石群」を訪ねた。 冒頭の画像は、上から鳥瞰するとカタカナの「コ」の字状に配置されたように見える巨石群の、その全体を下方から撮影したものである。 これだけの規模で人工的な薫りのする巨石群は珍しく、すぐに私は昨年二度も訪れることになった岐阜県下呂市の「金山巨石群」を思い出した。 この画像は、冒頭の画像の巨石群の中で、最も高く屹立した磐座(約9メートルの立石)を撮影したもので、その貫禄のある立ち姿は圧倒的な神々しさを放っていた。 この画像は、同じ巨石群の「コ」の字の配置の中央部に、祭祀空間と思われる平たい岩上の後方にある、意図的な配置のように感じる岩組みを撮影したもので、エネルギーが内から外に渦巻いて発出するような雰囲気を漂わせていた。 そして、この画像は、山上部にある「亀石」といわれる巨石の甲羅部分を撮影したもので、その亀甲の割れ目のような模様は、まるで太古の文字で何らかのメッセージが彫られているかのようである。 またこの画像は、山上部から少し下ったところに存在し、まるでどこかを指し示しているかのように斜めに屹立する「立石」といわれる大岩(約6メートル)を下方から撮影したもので、その裏面に見出せる模様はおそらくペトログラフ(岩刻文字)であろう・・・実に印象的な岩肌を私たちに見せてくれた。 この画像の岩は、この巨石群の領域に入ってから初めて出会うことになる「方位石」という磐座で、天体(星座)が掘られたような多くの穴が散見され、方位磁石が回転することを含めて実に魅惑的な磐座だったことを覚えている。 そして最後に、この「拝ケ石巨石群」の全体像が記された立看板を映した画像を掲載しておきたい。 当日に集った好奇心旺盛な私たちは、それこそ童心に返って心ゆくまで巨石群との「ひびきあい」を堪能し、磐座の林立する熊本の聖地を後にしたのであった。

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