本日は新暦10月1日(旧暦9月1日)にして「新月」である。
今月は新旧の暦が共に1日から始まったことを喜ばしく感じ、「立体十角形」(上の画像)を披露した。
今回の画像は、実は今年の7月11日に公開した以下のリンクに掲載した造形(下の画像)を、反対側から撮影したもので、これを平面図形と見た場合には、「十角形」というより「十芒星」という表現のほうが妥当性があると思われる。
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この造形は、既存の基本立体のように球状に収まる、または展開する形態ではなく、少し扁平な円環状の造形ということもあるためか、「ひとつ」の作品の表裏を映したにもかかわらず、上の画像と下の画像では全く別物に見えてしまうから不思議である。
ところで今、私の心に浮かぶ形状が、この「立体十角形」の他に二つある。それは、「六角形(六芒星)」と「八角形(八芒星)」だ。
そして、なぜか今の私には、その二つの角形(芒星)について、「六角形(六芒星)」が「西洋の文化・文明」を象徴するシンボルに、そして「八角形(八芒星)」が「東洋の文化・文明」を象徴するシンボルに観えている。
おそらく「縄文」を文化・文明の支柱とする島国「日本」は、「東洋(八角形の世界観)」と「西洋(六角形の世界観)」の言わば古今東西の文化・文明を、太古より対立を越えて柔軟に「統合」していく役割を担ってきた立場であり、その『統合の象徴』こそ「十角形(十芒星)」を基盤とする立体構成ではなかろうか・・・と、そんな想いを逞しくする月初めである。