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![]() 前回と今回の日記の題目にある「弥勒(ミロク)下生」とは、大乗仏教の「弥勒菩薩」に関する代表的な経典の一つである「弥勒下生経」からの引用だ。 ここで、その経典内容を要約すると・・・「菩薩」の段階で修行中の「弥勒菩薩」が、「釈迦如来」が入滅した後に”兜率天(とそつてん)”で「如来」(真理を悟った者)の境地に至り、そこで究極の「弥勒如来」へ昇格した後、天界から下界(人間界)へ降りて衆生(生きとし生けるもの)を救済する・・・となるであろう。 そこで、当日記のタイトル【 真理探究と歴史探訪 】にあるように、私自身これまで”真理探究”の道中に得た情報等を集約すると、上記の「弥勒下生経」の内容は〔冬の星座〕の天体運行が基盤にあり、仏典で説かれる「釈迦如来」が居住した”兜率天”という「弥勒菩薩」の修行場とは、全天で一番輝く一等星の「シリウス」が真南から東に約20度ほど振れた方位に昇った際に、天頂近くで輝く”ぎょしゃ座”と考えられる。 つまり、冬期のしかるべき時節を見計らい南方に昇る「シリウス」を確認できた時、”ぎょしゃ座”の一等星「カペラ」を含む《〔冬の星座〕の全体像 》を展望できるということだ。 ☆関連記事・・・【真理探究】37年 ![]() さて上の画像に映る造形は、前回記事の中段に掲載した造形を別の角度から撮影したものだ。前回の記事内容と同様、本日の冒頭画像に映る造形と上の造形は「相似」の関係にあることが分かるであろう。 興味深いことに、上掲画像に映る造形は計36本の綿棒で構成されており、”チベット仏教”ではその「36」という数が、「菩薩」から「如来」の境地に至るまでの「36」からなる修行段階を示しており、上にリンクした記事に書いてあるように”造形の中心の位置”である「37」に到達することで、「如来」(悟りの境地)に昇格する世界と認識することができる。 ここで、この”数と形の関係性”を〔冬の星座〕の星々と関連付け、語呂合わせもよろしく「弥勒(ミロク)」の「36(ミロク)」段階からなる”菩薩行”と重ね合わせ想像を巡らせるとすれば、「弥勒」の”菩薩行”とは〔冬の星座〕の最下段に輝く「シリウス」から始まり、一等星から二等星クラスの計36を数える星々への転生(36段階の修行過程)を経て、最後の「37」となる天界の中心たる”ぎょしゃ座”の「カペラ」に到達し「弥勒如来」に昇格するということになろう。 ※関連記事・・・666(ミロク)の考察 ところで、私なりの立体作品の制作方法は、いつの頃からか…内部構成を含む複合的な全体の構造を、”同じ長さの軸線”だけを用いて構築するというスタイル…となった。 そこで、何故そうなったのか・・・その背景を自分なりに俯瞰してみると、それは構成単位である「綿棒(軸線)」に対する私なりの強い思い入れがあったことが判明した。 つまり、私にとって一本一本の「綿棒」は、これを指で弾けば音の鳴る”弦”のイメージがあり、例えば”一本の弦(綿棒)”を爪弾くだけで、それを支える構造の全体が同じ音で響き合うという感覚なのだ。なので、もし弦の長さが一本でも違えば、一弦の音を鳴らしたとしても不協和音となり、”音響”としては成立しないというわけだ。 そこでイメージを膨らませてみよう・・・今回の記事で取り上げた造形「フラワーオブライフ(立体版)」の構成に必要とした綿棒の総数は660本であった。 今の私には、この計660本で一体化した造形が、”ひとつ”の大きな〔弦楽器〕に観えていて、この楽器を構成するたった一本の「弦(軸線)」を爪弾くだけで、その〔弦楽器〕の全体が単音で共振・共鳴するというイメージである。 ◎関連記事・・・バランスの究極(3) ここで何を伝えたいのかといえば、例えば660本の「同じ長さの〖軸線〗」で構成された造形が、言わば「同じ長さの〖霊魂〗」を備えた660人の人間が集合した姿に観えたとしよう。 その構成人数の660人の中で、もしたった一人でも「悟りの境地(如来)」に到達したとすれば、その一人の醸し出す「如来」の響きが一瞬で構造の全域に浸透し、全体を構成する660人の全員が「如来」の境地へ向かう流れとなり、自ずと感応し”目覚める”というイメージだ。 今の私にはこの「フラワーオブライフ(立体版)」は、まさしく「弥勒如来」を象徴する”形代”に観えており、おそらく私たち一人ひとりの日本人は”菩薩行”における最終段階の「弥勒菩薩」であり、いよいよ「弥勒如来」という「悟りの境地」に至る時代を迎えたと感じる今日この頃である。 【 追 伸 】…本日の末尾画像に映る2つの造形は、様々な経緯により左側の金色の造形「準正32面体の軸線構成」は「釈迦如来」と感得した作品、そして右側の銀色の造形「フラワーオブライフ(立体版)」は「弥勒如来」と感得した作品である。これらの作品は先月の5月中に完成したわけだが、この今様”如来像”の二体が並ぶ姿は、手前味噌ながら作り手から見ても圧巻の雰囲気を漂わせていた。
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最終更新日
2026年06月02日 08時34分11秒
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