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![]() 鑑賞日:2009年11月3日(火・祝)15:00開演 入場料:¥15,000 B席2階(7列36番) 主催:Bunkamura/KAJIMOTO Bunkamura20周年記念特別企画 大野和士指揮 フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団 マスネ作曲 歌劇「ウェルテル」全4幕(演奏会形式) (フランス語上演/日本語字幕付き) 会場:Bunkamuraオーチャードホール 指 揮:大野和士(リヨン歌劇場首席指揮者) 管弦楽:フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団 児童合唱:東京少年少女合唱隊(合唱指揮:長谷川久恵) 出演: ウェルテル: ジェイムズ・ヴァレンティ シャルロット:ケイト・オールドリッチ アルベール: リオネル・ロート 大法官: アラン・ヴェルヌ ソフィー: アンヌ=カトリーヌ・ジレ シュミット: バンジャマン・ベルネーム ヨハン: ナビル・スリマン 感想: 10月は自身のオペラ合唱出演や地元文化祭合唱団出演などありオペラ、コンサートへ行けなかったが、(「愛の妙薬」高橋薫子のアディーナを聞き逃したのは残念)今が旬で是非聴いてみたい指揮者の1人大野和士が首席指揮を務めるリヨン歌劇場管弦楽団を引き連れて演奏会形式でオペラを演奏するとのことで、木枯らしが吹くなか渋谷へ。 開演45分前から大野和士が舞台に登場しプレトーク開始。マスネが作曲に至った経緯、ワーグナー「トリスタンとイゾルテ」との共通点等の話の後、(モネ劇場での解説参照)、自らピアノを弾いて有名な「オシアンの歌」、児童合唱「クリスマスの歌」でキリスト教と自殺との関係、舞踏会での二重唱、そしてピストルを撃つ部分を紹介、ゲーテ原作とは異なる部分もあるが規範を超えて愛を全うする、ロマンティズム、若き血潮が溢れているところが共通点と結び、プレトーク終了後ピアノは舞台下へ。 ピアノまで準備してのサービス満点のプレトークで観客はいやが上にも期待が高まる。 第1幕前奏曲からロマンチックな旋律が奏でられ、コンマスソロの美しさで既に甘いクリームに包まれた様な気分に。特にfからpへの急激な音量の変化も完璧に抑制して鳴らす管楽器は素晴らしく、この当たりがフランスのオケなのでしょう。 児童合唱団と大法官がオケ後方の山台にいてクリスマスの歌から開幕。シュミットとヨハンの掛け合い、ソフィーの後にシャルロットそしてウェルテルが登場。音響の悪いホールで且つオケと同じ舞台での歌唱なので大変なのだが、皆さんそれなりに聞こえてきた。 その中ではシャルロット役ケイト・オールドリッチの感情を込めた歌声表現が良かった。ドレスも1、2幕は赤、3,4幕は白と場面に合わせていた。 ウェルテル役ジェイムズ・ヴァレンティは声があまり届かずオケに消されることも多かったが、「オシアンの歌」はそれなりに歌えており役柄としてはしょうがないか。但しずっと突っ立ったまま楽譜を見て歌っており、演奏会形式としても他の歌手の様に動作、絡みの表現が欲しいところだが。 児童合唱は4幕は裏歌だったが天使の声の様に美しい響きが聞こえてきた。 そして全幕通じて管弦楽が素晴らしく、歌手がいなくても管弦楽だけで既に音楽を表現出来ている。大野和士はダイナミックな指揮振りで、時には指揮台の手すりより後に仰け反って歌手達にも見せており全てを統率している印象だった。 プログラムの大野和士インタビューでリヨン歌劇場において託児所設置(預かった子供たちにもオペラの話を聞かせる)や若者への劇場の開放など改革を行い、今では観客の4分の1が25歳以下とのこと。観客に対するサービス精神は大したもで、小澤征爾にも通じるものがある。日本も見習って欲しいのだが・・・。 オペラにおける管弦楽の違いを改めて認識できた演奏だった。この後リヨン歌劇場管弦楽団だけの演奏会もあるようだが日程が合わず断念。 それから来シーズンの新国立劇場の「トリスタンとイゾルテ」の指揮が大野和士とのことで、今から楽しみだ。 End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.11.06 23:03:14
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