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テーマ:好きなクラシック(2418)
カテゴリ:オペラ
![]() 鑑賞日:2010年10月11日(月・祝)14:00開演 入場料:¥4.725 D席4階(2列) 【主 催】文化庁芸術祭執行委員会/新国立劇場 新国立劇場・文化庁芸術祭主催公演 リヒャルト・シュトラウス作曲 歌劇「アラベッラ」 (ドイツ語上演/字幕付) 会場:新国立劇場オペラ劇場 指 揮:ウルフ・シルマー 演出・美術・照明:フィリップ・アルロー 衣 裳:森 英恵 合 唱:新国立劇場合唱団 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 出演) ヴァルトナー伯爵:妻屋秀和 アデライデ :竹本節子 アラベッラ :ミヒャエラ・カウネ ズデンカ :アグネーテ・ムンク・ラスムッセン マンドリカ :トーマス・ヨハネス・マイヤー マッテオ :オリヴァー・リンゲルハーン エレメル伯爵 :望月哲也 ドミニク伯爵 :萩原 潤 ラモラル伯爵 :初鹿野 剛 フィアッカミッリ:天羽明惠 カルタ占い :与田朝子 感想: R.シュトラウス作品の中でもあまり上演される機会が無い作品で、尾高体制での初演とのこともあり、秋晴れで夏日の気温の中、初台まで出かけた。今シーズンから4階席中央は4列ともC席となり、いつものD席は左右のみに減少しより見にくくなったのが残念。 4階席2列目の席に行くと、緑の4cm程の厚みの四角いクッションが置かれており、添付された紙には「第2列目の段差が前後の列に比べ低く、これを緩和するため用意した」と書かれていたので取りあえず座面の上に置いて鑑賞したが、かえってお尻が痛くなってしまった。更なる改善を望む。 赤い幕が左右に開き、続いて黒い幕が上部へ上がると、別室が3室もあるホテルの一室のリビングルームが表れ、白地の壁、床に青い色が付けられている。この青色の濃さが千差万別で、プログラムによると百種類を超える色を使っているとのこと。2幕は舞踏会会場の大きな階段が中央に、3幕はホテルのロビーで左側に階段と2階の客室のドアが作られている。3幕とも同じ色調で統一され、場面設定によって明るさが異なっていた。 衣装も白、灰色、黒色以外は青基調のドレス衣装が使われ、唯一ヨーデル歌手のフィアッカミッリのみが赤いドレスで違いが強調されていた(百聞は一見にしかずで新国立HP写真を参照)。 また2幕でアラベッラとマンドリカ、ズデンカとマッテオの2人だけで会話が交わされる場面は、舞台上に青色のレースの幕が引かれ、その幕の前で2人だけとなることで判りやすくしていた。ただ時代設定を1930年代大恐慌の頃にしたとのことだが、余りその時代設定を感じる場面はなく、原作19世紀末にしても良かったのでは。 管弦楽は「薔薇の騎士」同様にR.シュトラウスの連続し、次々と変わって行く音楽を上手く表現出来ており、指揮ウルフ・シルマーの功績と言えるが、fの爆発音は良いとして、pの表現が大きく繊細さが欠ける気がした。この当たりは東フィルでいつも感じる所。 歌手の方も同様で主役のアラベッラ役ミヒャエラ・カウネ、ズデンカ役アグネーテ・ムンク・ラスムッセン、マンドリカ役トーマス・ヨハネス・マイヤーはそれなりに良く歌えており、他の日本人歌手含め、バランスが良かったと思う。2幕のアラベッラとマンドリカが互いに愛の気持ちを打ち明け2重唱となる所や3幕アラベッラが泉の水が入ったグラスを持って階段を降り、誤解したマンドリカを許し、変わらぬ愛を打ち明ける場面など、思わず音楽の中に引き込まれた。 ただ「それなりに」と思ってしまうのは先月の英国ロイヤルオペラのネトレプコの歌声が耳に残っている影響でしょうがないか。トーマス・ヨハネス・マイヤーは前回新国立登場のヴォツェック様な出で立ちで、1人田舎貴族の雰囲気が出ていた。 全体的には、演出、舞台、衣装、管弦楽、歌手とも、抜けなくバランスが良い公演になっており、その当たりが尾高氏らしい所か。これからの公演にも期待したい。 End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.12 23:23:10
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