テーマ:好きなクラシック(2061)
カテゴリ:オペラ
東日本大震災により、本日公演の神奈川県民ホール「アイーダ」、来週の新国立劇場「マノン・レスコー」が相次ぎ中止が決定。高くてチケットは購入していなかったが、フィレンツェ歌劇場も2日間だけ公演して帰国してしまった。 「アイーダ」は神奈川県民ホール、びわ湖ホール、東京二期会、谷桃子バレエ団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団共同制作公演で、出演者は二期会だけでなく藤原歌劇団の主役級も選ばれ、指揮はドラゴン沼尻、演出はフランコ・ゼッフィレッリのアシスタントもした粟國淳で今日本でのオペラを行うにはトップクラスのメンバーが集まっている公演。 また学生券がS席でも¥2,000なので、部活で吹奏楽部の娘とその仲間の分もチケットを手配し、アイーダトランペットを聴かせることを楽しみにしていたのだが、本当に残念。オペラは多人数が関わっており、延期は不可能でしょう。 既に交通の混乱は収まり、土日は計画停電がない状況の中、何でもかんでも中止にするのはいかがなものか。 現状中止する方が、金銭以外のリスクは少ないでしょうが、これではクラシック音楽は日常生活に不要なものだと、自ら公言しているようなもの。 地震翌日、神奈川フィルハーモニー管弦楽団はみなとみらいホールで定期演奏会を開いた。よく演奏者を集められたことと思う。コンサート当日は演奏前に黙とうと募金を呼びかけ、チケットを購入し当日来場できなかったお客には返金も応じている。 このような状況だからこそ、どうにか演奏会を開き、音楽を人々に届けることが、より意味のあることではないだろうか。 毎週土曜日夜は地元の合唱団の練習があり、公共施設を練習場所として利用しているが、軒並み夜間は利用中止で練習の予定が立てられない。 電力は基本的に貯めておくことは出来ないので、不足しない土日にいくら節電しようともまったくの無駄なのだが。こちらも市民に対し、施設、勤務している職員も含め、無駄、税金の無駄遣いだと宣言しているのと同じだろう。 この時期、どうにかして演奏会を開こうとしている演奏家、ホール、夜間も施設を使わせようとしている団体かよく調べておき、今後応援していきたいと思う。 End
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こんにちは。
今の足下の状況では、特に今週末は、この判断は已むを得ないと思いますよ。 輪番停電の運用もやっと一週間、まだ安定しているとは言い難いし、特にオペラ公演は物も人も大きく動かすものだから、安全面でも已むを得ないでしょう。お客だって安定して来られるか、帰れるか、リスクがあるのは否めないですから。事実、この週末も、首都圏主要路線では間引き運転になってますしね。停電にしても、3連休の間はやらない見通しと明らかにされたのは金曜頃だったし。 コンサートをやるということは、その前後1時間以上は世の中が安定していてくれないと出来ないものだから、そのリスクを冒せるかどうか、多分各主催者は必死で考えている所だと思います。しかも、幾ら頑張って開催しても、お客の方が来てくれるかどうかは別問題。その上での中止の判断それ自体は、決して責められないと思うんですけどね。 感覚的には、次の週末くらいから、週末昼間の公演だったら出来るかも、ってところじゃないかと思います。 (2011.03.20 18:38:19)
Verdiさん
コメントありがとうございます。 もちろん、今週末の中止は当方も常識的な判断だと思います。 ただ地元の税金で立てられたホールや地域施設で、節電に協力することをお題目に、さっさと3月末まで休館にしている所が多くあることが、疑問でして。 (2011.03.20 23:20:43) |
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