鑑賞日:2012年2月2日(木)18:30開演
入場料:¥8,000 1階(29列)
JACCS PRESENTS
山下達郎
Performance 2011-2012
会場:名古屋国際会議場センチュリーホール
演奏
ボーカル、ギター:山下達郎
ギター: 佐橋佳幸
ベース: 伊藤広規
キーボード:難波弘之、柴田俊文
サックス: 宮里陽太
ドラム: 小笠原拓海
コーラス:国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘
感想
3シーズン連続での山下達郎のコンサート。永年のファンにとっては奇跡的な出来事であるが、名古屋公演の先行予約でチケットを入手出来たので、定時に会社を飛び出し昨日からの雪が残って凍っている歩道を滑らないように急いで名古屋センチュリーホールへ出掛けた。
開演時間から6分程遅れてホールへ到着。どうせ3時間以上の長丁場なので多少遅れてもと思ったが、係員に案内してもらい座席に着くと丁度オープニング前のアカペラテープが流れて、メンバー登場する所でグッドタイミング。
ギターの音と共に照明が点灯すると、アメリカの街をイメージした今回も素敵なセット。
今回の選曲は、シュガーベイブから新譜アルバムまで、ヒット曲もあればマイナー曲もあり万遍な曲目が並ぶ。MCで「山下達郎コンサート初めての方は?」との問いかけに3割程度の手が上がり、初めての観客には達郎の音楽を知る上で分かりやすい選曲だと言える。
今回当方にとってのベスト演奏は新譜アルバムの中の「俺の空」。勿論CDとは異なる編曲、アドリブが入り、佐橋佳幸とのツインギターはカックイイ!
バックメンバーはサックスが宮里陽太に変更になった以外、前回と同じ。宮里陽太は29歳のジャズミュージシャンとのことだが、ソプラノ、テナー、アルト・サックスを使い分け、アドリブも上手い。多少遠慮気味な所も聞かれたが、これから良くなって行くでしょう。
その他、アカペラでは生声で歌い始めたりと前回より更に演奏にバリエーションが増え、楽しませてくれる。本人曰く「ガラパゴス」と言った、いつもの曲で生声、拡声器、終わらないエンディング、クラッカーなどの定番演奏もあり、常連ファンも楽しめる。声の方も最後まで絶好調で、これも連続でライブを行なっているためでしょう。
アンコール3曲までの3時間半ノンストップのライブで、ホールを出て時計を見れば10時を回っている。帰りのお客の顔も皆さん少し楽しそうに見える。最後の一言も昨年の震災も踏まえ、前回より更に力がこもっていた。
今回のツアーは全国64回公演。明後日が誕生日で59歳、来年は還暦とのことで60回公演か、声が出なくなるまで続ける、ライブハウスでも演奏したい、ライブアルバム、竹内まりやの新譜も出したいとやりたいことは沢山なようで。
当方としては、オーケストラ演奏で「SEASON'S GREETINGS」の曲や竹内まりやとの共演をぜひ聞きたいのだが。
前回同様、ファンの方はいつもの台詞と苦笑しながら、次回コンサートと新譜アルバムを気長に待つことに・・・。
End