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profile:山本ふみこ
随筆家。1958年北海道生まれ。つれあいと娘3人との5人暮らし。ふだんの生活をさりげなく描いたエッセイで読者の支持を集める。著書に『片づけたがり』 『おいしい くふう たのしい くふう 』、『こぎれい、こざっぱり』、『人づきあい学習帖』、『親がしてやれることなんて、ほんの少し』(ともにオレンジページ)、『家族のさじかげん』(家の光協会)など。

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2012/07/10
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カテゴリ:生活
 玄関で足先を、靴のなかにすべりこませるとき、何か云わなくてはならないような気がした。出かける前の約束という意味で。
 「きょう、たのしみに出かけてゆくことにしない? わくわくと。ね」
 「ああ。ぼくは、もう、たのしいよ。小さな旅だと思っている」 
 隣りで靴を履いていた夫が云う。 
 最寄り駅で友人のマリ子さんと待ち合わせて3人、熱海に出かける。熱海から車で20分ほどの、山のなかの家に男(ひと)を訪ねようというのである。 
 夫とわたしにとって大事な友人、マリ子さんにいたっては加えて幼なじみでもあるこのひとは、昨年、東京から静岡県にうつってひとり暮らしをしている。長年、忙しい上にも忙しいというほどの生活をしてきたのだが、50歳を目前に思いきってその生活をたたみ、あらたな一歩を踏み出したのだった。
 あまりの潔さに驚かされながら、彼のした決断に拍手を送りたくもあり、いささかうらやましさも感じていた。
 ときどき東京にやってきて、地元のおいしいものを届けてもらうなか、あたらしい仕事のはなしも聞いた。
 その彼が倒れて、緊急の手術を受けたことを知ったのは、6月のことだった。手術は成功し、あっという間に退院したものの、退院後のひとり暮らしには困難があり、この先の治療の方針も決めかねているらしかった。

 3人で出かけるのは、見舞いなのである。
 入院中にも彼を見舞っているマリ子さんから、いちばん大変だった時期のはなしを聞き、想像もしてこの日を迎えた。ほんとうのところ、胸のなかには重たい石が置かれている。それでも、たのしみに出かけてゆきたいと思わせるものは、彼とわたしが共通して持っている質(たち)だ。わたしが同じ立場だったら、そんなときだからこそ呑気にやってきてほしいと希うだろう……彼もそうにちがいないのだった。
 タクシーで坂道を上がってゆくと、道の傍らに、そのひとは待っていた。赤いポロシャツが緑のなかに映える。
 「ここからの道が、わかりにくいからね」
 と云いながら彼はタクシーに乗りこみ、その案内のもと家までの最後の急勾配を上がる。
 --少し痩せたな。だけど……、思いのほか元気そうだ。
 家に着くなり、手術のとき内視鏡で写しとった腸内の腫瘍の写真を見せられる。大きな腫瘍だったが、それは手術で全部取ることができたという。おもしろ可笑しく語るのを聞いて、笑う。大きな声であははと、笑う。
 男ふたりを残し、マリ子さんとわたしは彼の愛犬ゴンと散歩に出る。ゴンは14歳、老犬である。歩きつづけると、疲れるのだろう。立ち止まってつぶらな瞳でわたしたちを見上げる。瞳に負けて、ときどき抱いて歩く。おそらく8キロくらいだろう。犬をかつぎ上げての山道の散歩は楽ではなく、さらには、迷子になりかかる。
 「ここ、どこだろうね」
 「ここ、どこかしらね」
 と、頼りなくことばを交わしていると、目の前に黒い富士山があらわれた。曇り空に浮かぶかたちで、いきなり、にゅうっと。マリ子さんとわたしは、立ちすくみ、ゴンもつきあって立ちすくみ、息をのんでいる。
 「鳥肌が……たった」
 「怖いくらいのうつくしさだね」
 家にたどりつき、持ってきた弁当で昼食をとる。
 弁当のご飯だけ、彼のはお粥にする。
 車で、下の町まで買い出し。
 大根と梅干しがほしいと云う。それに、うなぎの蒲焼き、佃煮、納豆、温泉卵を加えて買う。
 家に帰って、マリ子さんはもう一度ゴンの散歩に出かける。夫は掃除。
 「茄子の焼きびたしと、ポテトサラダをつくって」
 と頼まれる。
 初めての台所で料理というのは、緊張する。
 鍋を出し、戸棚の調味料を使って、勝手にどんどんゆく。焼きびたしというのは、ええと、と一瞬考えこむが、ガス台のグリルで焼いて、皮をむいて煮ることとする。新じゃがなので、皮つきポテトサラダにし、玉ねぎを加える。料理をはじめると、たのしくなってくる。モノが多過ぎず、整理された使いやすい台所。
 さいごに夫とふたりで、手術のあとの長さ30cmもあろうかという傷を見せてもらう。胃から腸にかけての傷。途中、おへそを迂回した傷になっている。
 「おへそは、避けるんだね」
 「そうなんだよ、おへそって、やっぱり大事なんだなあと思ったよ」
 熱海まで、彼に車で送ってもらう。
 送り迎えつきなど、見舞いとしては落第だが、それでよし。

 新幹線の乗客になり、3人で云う。
 「きょうは、たのしかったね」
 「ほんとうに、いい日だった」
 「うん、うん」

 彼のいまの生活には、悲しみや不安が透けて見える。にもかかわらず、その一部分をともにして、つくづく思う。
 佳き日とは、こういう日のことをいうのだなあ。

ブログちらし寿司.jpg
友人の食生活の助けにと、
・小松菜と厚揚げの煮びたし
・根菜煮なます(れんこん、大根、にんじん、干ししいたけ)
・ひじきの煮もの(にんじん、油揚げ)
・かぶのあちゃら漬け
をつくって持って行きました。

つぎは、これをつくって運ぼう……と思いながら
台所に立つ日がつづきそうです。
こんな思いは、離れた場所からの声援になると、
信じようと思います。
昨日は、五目寿司の声援。






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最終更新日  2012/07/10 01:26:09 PM
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人との暖かい繋がり☆   みゅー さん
ふみこさま
みなさま
読ませていただき心がなんとも言えない暖かさで包まれました・・素敵なお話をありがとうございました。
やはり人と人との繋がり、暖かさ、宝物ですよね。
実は以前書かせていただいた80歳くらいになるであろう文通相手のおばさまとは別に 、私は90歳近いおじいさまとも文通をしていました。その方も私が小学生時代に知り合いました。
私の住む北陸におじいさまが旅行に来た際に、偶然目にした新聞に、私が祖父母と一緒に載っていたらしく、その記事に感激して下さり 新聞社を通して 私にお手紙を下さったのがきっかけでした。
記事は私が作文で「おばあちゃんたちが私を宝物と言ってくれるので、私にとっての宝物はおじいちゃんおばあちゃん」というような内容だったと思います。
その後私が大学生になったころ おじいさまは天国へ逝かれました。文通していましたが一度もお会いしたことがなかったのですが、その後、私が家族旅行で長野に行った先で伺ったお寺が 偶然にもちょうどそのおじいさまのお宅の近くだったのです。 偶然とはいえ、とてもとても 驚き、そして、感動したのを覚えています。
人との繋がり 見えない繋がり 心のつながり・・・
ふみこさんのお話を聴いてまた 素晴らしさに気づかせていただきました。
ありがとうございます・・☆
長々とすみませんでした。読んでいただきありがとうございました☆
(2012/07/10 10:22:56 AM)

声援   まきはや さん
こんにちは。
池袋のホテル前で拾ったタクシーの運転手さんは東京にきてからまだ日が浅いらしく、東北の訛りが優しい感じでした。とっても近いだろうに、いやな顔もせず、ナビで一生懸命場所を捜してくれました。
降ろしてもらったのは 住宅街の細い道で。ふとみると HANI の表札が。もしかして もしかするかも と どきどき。ぐるりと回ると 明日館でした。
急な、少し気の重い旅だったのですが、先取りのご褒美となりました。
先のことは わからないけど、遠くからの声援はきっと通じると信じます。
昨日のふみこさんからのおーいという呼びかけはストンと胸に届き、ぐったりと疲れていた身体と心が ぽっとあたたかくなりました。ありがとう。 (2012/07/10 10:49:58 AM)

小さな旅   どりす さん
こんにちは。
ふと、今年の1月、友人をお見舞いに出掛けた時のことを
思い出しました。
その時は、ほとんど手ぶら状態で、どうやって病院まで行ったかも記憶薄です。
友人は、人工弁になりましたが、穏やかな日常を過ごしています。(ちょっとオトナシクなりましたが。)
ふみこさまの、この佳き日を読ませていただいたので、
私の次の小さな旅は、友人をお見舞いではなく、共に佳い時間を過ごしたく思います。
旅の途中にも、みゅーさん、まきはやさんのように
宝物のような場面があるかもしれません。
佳き日・・・つぶやくに、晴れてゆくようです。 (2012/07/10 12:55:14 PM)

ほんとの思いやり   CITRON さん
ふみこ様

本当の思いやりとはどういうことだろうと、
ここのところ毎日のように考えあぐねておりました。

ここにきて、腑に落ちたように思います。
胸には重い石をしまいつつも、呑気なようにいるとは、
自分の気持ちはおいておいて、ひたすら
相手の方を思い、ともに過ごせる時間を慈しむこと
なのかも、、と。

そういう風に、私もありたいです。

佳き日のお話を、お福分けしていただき、
ありがとうございました。
ご友人のご回復をお祈りします。


(2012/07/10 04:34:18 PM)

普通   ゆるりんりん さん
ふみこ様
大きな手術をされた後ならば、
普通に会いに来て
普通にしゃべってもらえたこと、
普通にバイバイできたこと、
普通にまたねと思い合えたこと、
すごく嬉しかったと思います。
普通は宝物だなって。 (2012/07/10 04:36:16 PM)

そっか   つづみ さん
おふみさま
同じ場所で一緒に時間を過ごす事・・・
離れた場所で一緒に時間を過ごす事・・・
どれも佳き日なんですね。

家を出る時のご主人様との会話が、強く胸に響きました。


(2012/07/10 05:08:04 PM)

明日も手紙を   うさぎ さん
ふみこさま
はじめまして。
今日、「山本さんちの手紙のようなお弁当」を手にしました。大事に味わいながら、ページを繰りました。
結婚以来18年半のお弁当生活です。
お弁当が手紙だなんて意識したことはなかったのですが、本日のブログと御本を読んで、色々思い出すことがありました。
夫が大病の後、復職するという日、私は彼のお弁当をまた作れることが嬉しくて嬉しくて、そして回復を願って、お弁当箱とお箸箱を新調しました。
「弁当うまかった」と笑顔で帰宅した夫の笑顔が忘れられません。あれは夫と私の手紙のやりとりだったのですね。ありがとうございます。
ふみこさんの応援が御友人にも届きますように。 (2012/07/10 08:45:31 PM)

かけがえのない……。   ふみ虫 さん
みゅーさん

わたしこそ、
あたたかいものに包まれています。
どうもありがとうございます。

この身に受けている「あたたかい」ものに、
気づきながら、ありがたがりながら、
生きてゆきたいものです。
……ほんとうに。

みゅーさんの、とてもとても 驚き……の出来事、
それは、つながりが生んだつながりですね。

ふ (2012/07/10 09:58:51 PM)

旅のなかみ。   ふみ虫 さん
まきはやさん

まきはやさんの、このたびの旅の意味するところは、
きっとこの先、幾重にも伝えられることでしょう。
うらやましいことです。

ふ (2012/07/10 10:01:01 PM)

ともに過ごすほととき。   ふみ虫 さん
どりすさん

どんな場面でも、
ともに過ごす時間を慈しみたいものですね。

わたしも、このつぎ友人の家を
訪ねるときには……自分のしたいことを、
もっと自由にしたいなあと考えています。

ふ (2012/07/10 10:03:50 PM)

思いやり   ふみ虫 さん
CITRONさん

思いやりを持っているつもりでも、
しくじることはありますね。
(わたしなんかは、しょっちゅうです)。
それでも、思いやりは思いやり、と
思いたいのです。
あとは、練習によって、思いやりを磨くとしても。

ふ (2012/07/10 10:05:38 PM)

いつものように。   ふみ虫 さん
ゆるりんりんさん

なるほど。
「いつも通り」の価値ですね。
そうか、そうだったと、いま、
膝を打っています。

ありがとうございます、ゆるりんりんさん。

ふ (2012/07/10 10:07:05 PM)

あら、うれし。   ふみ虫 さん
つづみさん

 同じ場所で一緒に時間を過ごすこと。
 離れた場所で一緒に時間を過ごすこと。

そう書いていただいたことが、
静かに胸におさまりました。
……うれし。



>家を出る時のご主人様との会話が、強く胸に響きました。
-----
(2012/07/10 10:08:43 PM)

ああ。   ふみ虫 さん
うさぎさん

いらっしゃいませ。
弁当の本を見てくださいましたこと、
どうもありがとうございます。

「弁当、うまかった」のおはなし、
こころに刻みたいと思います。
そして、わたしも、そういう大事なひとことを
云えるひとになりたいと、誓っております。

また、いらしてくださいね。

ふ (2012/07/10 10:11:07 PM)

佳き日のつながり   みぃ さん
ふみこさま みなさま

すっかりご無沙汰しております。
なんやかんやと忙しく、なかなか来れずにいました。
今日、読めなかった分を一通り読ませていただき
心にポッと灯りがともりました。

長男の中学校生活の大半を占めた部活が
先週の土曜日に終了しました。

優勝候補のチームと1回戦から当たり
残念ながら負けました。
でも、すごいドラマがあったのです。

5回の裏。7対0で負けていました。
ここで得点しなければ、コールド負けという場面。
子ども達、膝を故障して手術をしたエースを
最後のマウンドに上げるために奮起して、
2アウトから得点したのでした。

次の回から、傷ついたエースが登板し
見事なピッチングを見せてくれました。
その後3点を追加し、笑顔で試合を終えました。

お疲れ様会では、泣きながら監督や仲間、後輩や家族への
感謝のことばを述べた3年生部員。
わたし達も涙が止まりませんでした。

厳しい練習に耐え、仲間で励まし合った日々。
その佳き日のつながりが、最後の試合に続いていたのだなと
ふみこさんの文章を読み改めて思いました。

さぁ、ここからは受験勉強です。
これからの日々が、今までとおなじように
佳き日のつながりになりますように。
そんな願いを胸に秘める、親バカかあちゃんです。

長くなりました。すみません。 (2012/07/11 08:26:57 AM)

繰り返し   寧楽 さん
ふみ虫さま

佳き日、佳き日と繰り返しています。

ご友人にもご主人さま、マリ子さん
ふみこさんにもたくさんの
佳きことがふりそそぎますように。

滋養のある食べ物
温かい気持ち
きっとお元気におなりですね! (2012/07/11 08:43:59 AM)

佳き日はいつもそこにあって   Kouji さん
ふみこさま、みなさま、こんにちは。

どんな慶び事のなかにも幾分かは悲しみがあって、どんな惨事のなかにもなにかしら喜びがある気がします。
そうなりうる芽でしょうか。
つねに明るいものをみてゆきたい。
闇のなかにも、光の気配をかんじていたいとおもいました。

晴天で、富士山がきれいにみえています。
(2012/07/11 10:54:39 AM)

そうそう   つづみ さん
おふみさま

先週の「鰯の煮付け」、おふみさまのレシピでつくりましたよ。
お酢で最初に煮るのは初めてでした。(なにせ、料理下手で・・・)
魚の臭みも無く、とても美味しい煮付けができました。
おふみさまと一緒の時間を過ごせたようで楽しかったです! (2012/07/11 03:05:08 PM)

五目寿司   こぐま さん
ふみ虫さま。
五目寿司、おいしそうです。
何よりの声援だと思います。

私、今日、話し方講座に行ってきました。
小さい頃、なりたかったアナウンサーの練習みたいで、
わくわく楽しいひとときでした。読み聞かせの役に立てたら
いいなぁ・・・、と思いました。腹式呼吸で発声する練習、
毎日していたら、ある日ふっとできるようになると先生が言われていました。毎日の積み重ねって大事なんだなぁと思いました。では、またぁ。 (2012/07/11 05:39:41 PM)

笑いあえるのが友達   おまき さん
どんな状況でも、笑って話すことができるのが友達なんだなあと、今、やっとわかりました。
友達って? と、いろいろ考えることが多く
(主に、子どもを通してのことでありますが)

私も、息子も、とうちゃんも、
友達はすくなくて、
でも、自分の友達と言って、相手も友達として、自分の名をあげてくれるんじゃないか、という友達です。
笑いあえるかなー。

私の父は手術後しばらく、「納豆」はひきわりでした。すごく細かくなったものを食べていたようです。
納豆の「皮」がだめなんだそうです。

三年目になりましたが大丈夫でした。
年齢が70代なので、あまり心配はしていませんでしたが、健診の結果を聞いて安心しました。 (2012/07/11 08:02:57 PM)

つながりの不思議。   ふみ虫 さん
みぃさん

ここで大勢が感動した
王子の野球(部活)の日日に
大拍手。

つながりというのは不思議で、
「こっち」の野球が、「あっち」の見舞いになったり……、
「そっち」の思いが、「こっち」の希望になったり……
します。ね。

ふ (2012/07/12 07:21:22 AM)

おもしろいのは……。   ふみ虫 さん
寧楽さん

「佳きもの」が、
一見、芳しくなくかたちをとって
あらわれることが少なくありません。ね。

よほど注意深くないと、
「佳きもの」、「佳き日」に気づかずにおわるという
わけです。

ふ (2012/07/12 07:23:57 AM)

芽。   ふみ虫 さん
Koujiさん

富士山を見たとき、光を感じました。
救われた……というか。

富士山無しでも「光」はそこにあるんだわ。
……ね。

ふ (2012/07/12 07:26:05 AM)

酢。   ふみ虫 さん
つづみさん

なんてうれしい……。

どんな青い魚も、
酢水で一度(さっと)茹でてから、
煮つけると、ぐっとおいしく仕上がります。
またご一緒に、煮つけをつくるとしましょう。

ほんとうに、どうもありがとうございました。

ふ (2012/07/12 07:28:16 AM)

腹式呼吸。   ふみ虫 さん
こぐまさん

ここで「書く」とき、
あ、呼吸が浅くなっている……と
思うことがあります。
こういうときは、呼吸のやりなおし。
腹式呼吸で切り返します。

呼吸って……。
大事です。ね。

ふ (2012/07/12 07:30:32 AM)

友だち。   ふみ虫 さん
おまきさん

で、その「友だち」のなかに、
わたしも加えていただいていますでしょうね。
かなり、やりとりをさせていただいてきて、
相当におまきさんを感じているつもりのわたしです(宣伝)。

友だち、数じゃないです。ね。

ひきわり納豆のことも、
ありがとうございました。
合点。

ふ (2012/07/12 07:33:50 AM)

まさかの友が   rantana さん
ほんとうに、いつも通りに来てくれる
見舞いでない見舞いの貴重さ。
それは、結局日頃の関係かもしれないけれど。

美味しく炊いた玄米ご飯。(たくさん噛んで下さいね)
なるべくなら、お砂糖を使わない煮物。
青菜の胡麻和え。
そして、具だくさんのお味噌汁。

必ず治る食事があるのですよ。
少しでいいけど、普通のおかず。
楽しんでつくってもらえば、効きまっせ!

(2012/07/12 04:40:40 PM)

友だちかあ   おまき さん
ふみこさんと、友だちかあ、と
にやっとしながらお仕事しました。

うれしいなあ。 (2012/07/12 07:48:32 PM)

佳き日に 思うこと   えぞももんが さん
ふみこ様

読んでいて いろんな思いがこみ上げてきました。
両親が私の住む札幌に越して来て2年がたちました
最近 父がずい分 年老いてきた気がして
寂しそうな 自分に不甲斐なさそうな
そう言う表情を見るたび
胸が痛くなります

でも 「佳き日」にするのは 本人次第。
「ははは」と笑って 過ごす。それも本人次第ですね。

ふみこさんの お友達の話を読みながら
そう 思いました。

今週も ありがとうございます!!

追伸・・・ふみこさんのおかげで お弁当の色どりが
増しました。 (2012/07/12 10:09:20 PM)

佳き時間   ぞみ さん
顔を見て、一緒にご飯を食べて過ごされた時間。
お見舞いに行ったふみこさんにも
見舞われたご友人にも
両方にとっての佳き時間でしたね。

一緒にいるだけで、伝わるものがあるんだなぁと
改めて、考えさせられました。

ここ最近、虫の居所の悪い家族が居ます。
発端は当人にあるのですが
周りに当り散らして、すっかり孤立。
あまりにもひどいので、私から
ゴングを鳴らそうかとも思いましたが
そこまでの気力も無く。
逆にこちらから、話し掛けるほどの
大きな器も無く。

話はしなくとも、いつも通りしていれば
気持ちは通じるんでしょうかね?

ちょっとトンネルに入ってしまったみたいです。

家族といえ、難しいですね。
愚痴になり、ごめんなさい。


(2012/07/12 10:36:06 PM)

治すごはん。   ふみ虫 さん
rantanaさん

なるほど。
この際、いろいろ勉強しよう……と
思いました。
これも、友人とのつながり方です。ね。
そして、rantanaさんとのつながりです。

感謝。

ふ (2012/07/13 06:19:44 AM)

にやっ。   ふみ虫 さん
おまきさん

「にやっ」っていうの、
いいですねえ。
この夏は、「にやっ」集め(というか、気づきかな)
とゆきましょう。
人生観、変わるかもしれません。

ふ (2012/07/13 06:22:04 AM)

恩寵。   ふみ虫 さん
えぞももんがさん

老いてゆくことが恩寵、と
思える社会でなければいけないと思います。
老いの値打ちを認識しあった上で、
みずからもそう生きたいものです。

ね。
ときどき、えぞももんがさんとわたしも、
老いの値打ちを忘れることがあるでしょう?
(老い=ためいき、というような思い方をして)。
それは、身近なひとをさびしがらせるばかりでなく、
わたしたち自身の未来を阻むことでもあるんですよね。

あはは。

ふ (2012/07/13 06:28:42 AM)

それこそ、佳き「場」。   ふみ虫 さん
ぞみさん

存分に当たったり、
いらいらできる。
それが、「家族」というものだと(わたしには)
思えます。
そういう「場」を持っているしあわせ。

ぞみさんの云われるように、
「いつも通り」が効くでしょうね。
「おいしいもん」が効くでしょうね。

そんな「場」が家のなかにつくれなかったら、
やっぱりそのときの悲しみや憤り、いらいらを、
どこかへ向けなくてはならなくなる。
「どこか」って「どこ」?
それを探すときに、悲しみ、憤り、いらいらは
増すでしょう。

安心して悲しみ、憤り、いらいらする。
これはものすごく(ものすごくです)大事だと
思えます。

ふ (2012/07/13 06:35:28 AM)

富士山   あすちるべ さん
佳き日をすごされたのですね。ふみこさんのように自然にすっと寄り添えたら…。どうも私は気負ってどたどたと踏み込んでしまうみたいです。友人に会いたくなりました。訪ねてみよう。

前に義母の弟さんのお見舞いで、車で(私は後ろの席でした)東京に行く途中、静岡できれいな富士山が見えました。途中、雪が降っていてスリップ渋滞に巻き込まれたりしたのですが、富士山が見える頃は快晴で、雪を被っていて絵に描いたような富士山でした。やっぱり日本一のお山だなぁと感動しました。遠出をしにくくなった義母をいつも何かあったらすぐ駆けつけてくれていた弟(叔父)のお見舞いに連れて行くという半ば強引な日帰り旅でしたが、富士山が力になってくれました。東京滞在30分で、帰り着いたのは午前1時過ぎでした。帰りに見た夕暮れの富士山もきれいでした。 (2012/07/13 03:11:44 PM)

大変失礼しました!!   ぞみ さん
書きかけのコメントがなぜか2通も
そのまま送信になってしまいました!!
大変申し訳ございません!!
お手数ですが、削除していただきたく
お願いします!


私が心の中でモヤモヤしていたこと、
ふみこさんに教えていただいたような。
嫌なことがあっても、「ここ」で
元気になれなくちゃ・・・家族って
そういう佳き「場」でなくては。
おいしいものと、いつも通りで
受け止めるのが家族かな。

もう少し、頑張ってみます。
佳き言葉を、ありがとうございました。 (2012/07/13 03:12:47 PM)

あとを追いかけて…   もも さん
ふんちゃん

 またまた、心がじんわり温かくなりました…。
 一緒に「おいしい」をする時間って、大切ですよね。
 写真の五目寿司があまりにもおいしそうで、日頃、学校や保育園で頑張っている子どもたちへ「頑張ってるねぇ」の気持ちを込めて、私も作ってみました。
 ちょうどふんちゃんのおべんとうの本が手元に届いて、レシピがあったので、それをなぞって作りました。一つ一つ、すべて手作りなのは初めて。
 わくわくしました。椎茸…。おいしかったぁ!

 直接的なことばで伝えない気持ちの贈り物。
 これを贈れる人になりたいなぁと思いました。
 まずは、家族に…。
 ステキなお話と、ステキな本のおかげで、今週もまた、豊かな気持ちで過ごせました。
 ご友人のゆるやかな回復を、私もお祈りしています…。

 追伸:「オロ」母の友にも紹介されていましたね(^v^) (2012/07/13 11:25:43 PM)

富士山。   ふみ虫 さん
あすちるべさん

富士山のおはなし、
どうもありがとうございます。

あの日、富士山がおしえてくれたのは、
ただ、そこにいればいいということでした。
富士山のように在るというわけには
いかないにしても。

ふ (2012/07/14 06:16:19 AM)

よくあること。   ふみ虫 さん
ぞみさん

書きかけの……の件。
オレンジページのNさんが、
すっと解決してくれました。
(わたしには、一切手出しができないのです)。
そして、わたしにも、このごろ、
書きかけを「送信」してしまう事態がつづいています。
(わたしの場合はたいていあわてが原因)。
よくあることなので、そのようなときは、
ご指示ください。
(指示していただかないと、処置できません)。
……と、ここまでは、コメントを寄せてくださる
皆さんへ。

ぞみさん、
家が持つ、「八つ当たりも引き受けます」
の役割、これは大事だと思えます。
八つ当たりにも、個性があり、
年齢による吐き出し方もあって、
おもしろいです。

おもしろがってばかりもいられませんが。

「受身」の技を身につけましょう。ね。


(2012/07/14 06:24:33 AM)

感謝をこめて。   ふみ虫 さん
ももさん

弁当の本、見てくださって、
どうもありがとうございます。
あの本のなかの、「ビビンバ」、
ちょっとおすすめです。
全部つくらず、ナムル3種類くらいでも、
おいしいです。

みんな、どこかでおしえてもらったり、
真似して、だんだん身につけたものばかり。

佳い週末を。

ふんちゃんより。
(2012/07/14 06:28:17 AM)


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