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カテゴリ:うふふ日記
東京・新宿のカルチャーセンターではじまった「エッセイを書いてみよう」の講座も、気がつけばじきに2年めを迎える。
お話をいただきはじめてみようと決心したとき、先のことはまるで予測できなかった。自分にできることは4つ。皆さんの作品を読むこと、ちょっと添削すること、時時(ときどき)にふさわしい文章を紹介すること、わたしの知る限りの書くときのちょっとした約束事を伝えることだけだった。できることは一所けん命したいと思って、そうしてきたつもりだが、そのこととは別のところで講座は育ち、つづいてきた。 12人からスタートし、現在は20代から80代まで20人のお仲間がある。20の世界がやさしくやわらかく咲いており、わたしはそのあいだを、唸りながら飛んでいる。そうだ、まさにそんな感じ。 1年半が過ぎたころ、講座の皆さんと遠足をしてみたいと考えるようになった。いつか、そんな機会がめぐってくるといいなあと思いながら、遠足に行くなら……、と、行き先を考えるともなく考えていた。 2月に1回、わたしの都合で休講しなければならない日ができたとき、あ、遠足!とひらめいたのは、自然なことだった。講座1回のかわりに遠足を計画したのである。そのときには2月の寒さを考えず、雪の予想もしなかった。ただただ、あたまのなかに「えんそく」のひらがら4文字がひらひらひらひら飛んでいた。 大人としての配慮には欠けているが、配慮ばかりじゃおもしろいことの生まれる余地はない、とこっそりわたしは考える。 遠足当日は雪の予想だった。 東京へのことし2度めの大雪がくるという。 予想は見事に的中し、その日の朝、起きたときにはあたりはもう白かった。 ……雪の遠足。笑おうとしたが、笑えなかった。思いきりうろたえた。 よほど情けない顔をしていたのだろう、夫が「バスでの移動もあるから、ぼくも行くよ」と云ってくれた。当然のことながら、欠席の連絡が3人から入る。 結局総勢14人の遠足となった。 集まったひとりひとりの顔を見るなり、笑いがこみ上げてきた。たのしい遠足になりそうだった。 テーマは、東京都武蔵野市めぐり(わたしの暮らす街である)。 ひと・まち・情報創造館「武蔵野プレイス」、やさい食堂 七福(武蔵野福祉作業所)、武蔵野市立吉祥寺美術館である。 やけにたのしくて、それぞれが何かをみつける不思議の遠足となった。このはなしは、いつかどこかでゆっくり聞いていただくとしよう。 翌日は土曜日で、びっくりするほど雪が積もっていた。 家のなかの感覚だと、綿のようなものにくるまれているようでもあった。静かな朝だった。 静けさを破って、電話が鳴る。1月の半ばに家を出て、ひとり暮らしをはじめた長女からだった。 「おはよう。雪、だいじょうぶ?」 と挨拶。 前夜、帰宅が遅くなった上、電車が動かず難儀したそうだった。最寄り駅から、暗くて長い道をひとりざくざく、ざくざく歩いて帰るところを、偶然友人のクルマに拾われて、帰宅したというはなしを聞く。 奇跡のようなはなしだが、こちらも負けじと雪のなかの奇跡の遠足のはなしを聞いてもらう。電話を通して、笑い声が耳に響いた。 「あのさ、ちょっともホームシックにならないの?」 と尋ねる。 「忙しかったから、かかる間がない」 という答え。それは、こちらも同じだった。仕事や用事に救われて、さびしがる暇(いとま)がなかった。 「一度遊びにいらっしゃいよ」 と友だちに向かって云うような調子で云いながら、そんな自分の有り様(よう)だって、ひとつの奇跡だと心づく。 「行く行く。あのね、お母さん、とっても暮らしがたのしいよ」 ことしは、冬期もぬか漬けを休まず(これまでは 冷凍していました)、やってきました。 食卓を支えてもらいましたし、 胃腸も守ってもらっているような気がします。 友人が、ぬか漬けめあてにやってきて、 ビールを飲んだりして、それも愉快です。 写真はブロッコリ(さっと茹でて漬けています)、セロリ、 かぶ、大根、にんじん。 ほかにこの季節は、 ピーマン、きゃべつ、いろいろの青菜、長芋を漬けます。 ぬか漬けを休まずつづけられたことも、この冬の奇跡でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
ふみこさま、みなさま、こんにちは。
雪の遠足を読んでいて、ふみこ節だなぁとかんじました。 ふみこ流というか。 足りないくらいがおもしろい。 不足は楽し。 不便のねうち。 つねにふみこさんが大切にされているものが、雪にもあるんだなぁとおもいました。 今も雪の影響がそこかしこに見られますが、全くスムーズであったことが実はおかしなおかしな状態であったのかもしれませんね。 雪が気づかせてくれています。 (2014/02/18 10:18:42 AM)
ふみこさま みなさま お久しぶりです。
毎週伺ってはいましたが、メッセージを残せず、でした。 今日は、ふみこさんの奇跡だらけの日々がすてきで、いいぞぉ、と私もふみこ節だなぁと満喫しました。 いったいどんな遠足の奇跡だったんだろう、と興味津々です。奇跡は、そこにいあわせた人への祝福ですからね。 そうか、奇跡のぬか漬けですかぁ。そりゃ、目当てにやってくる方もおられるでしょう。人を呼ぶ奇跡www。 子どもがとても仲のいい友達になる、ほんとうに奇跡ですね。素晴らしい。もちろん、生涯かけてその関係を築いてこられた、のではあるけれど。 雪の日々は決して面倒ばかりでないこと、負け惜しみでなく楽しめるふみこ節、うれしかった。(特にご主人の申し出、すんごい素敵!)たくさんの奇跡をありがとうございました♪ (2014/02/18 10:36:52 AM)
先日、ふみこさんの本を読み終わったら、急にさみしくなり、あとがきでブログをやってらっしゃると知り、ただただ感想を伝えたくなり、わき目もふらず以前のブログにコメントしてしまったものです。(おっちょこちょいです)
あのあと、「不便のねうち」「私の節約ノート」「こぎれい、こざっぱり」を3日で読み終わり、すごく充実しました どの本も 読んでてとても心地いいです♪ エッセイ教室楽しそうです わたしは大阪に住んでいるのですが、こちらにも教室があったらな~ 娘さんの伝言、素敵ですね 暮らしがたのしいってすごいです ふみこさんとの暮らしがあったからですね 私も ふみこさんやみなさんのように、自由にのびのびと気持ちいい文章を書くことができるようになりたいです ちょくちょく遊びに来させていただきます よろしくおねがいします (2014/02/18 12:50:29 PM)
いいなあ。
いつも見られない景色や感触があったんでしょうね。 何かめざめそう。 わたしは雪の中や氷の上で がんばってる人たちに感動しながら過ごしています。 (2014/02/18 02:42:05 PM)
ふんちやん皆様こんにちは。 ふんちゃんのブログを読んでると 雪に対して優しい気持ちをもてます。 さて、先日学校の授業を全て終了しました。 もう学校には通いません(卒業式はまだ後) 初めて退学してしまうかも知れないと不安だった あの日から、無事終えることができました。 終わってよかった。もう通わなくていい。 きちんとできた。今は安堵感でいっぱいです。 終える喜びを感じて 今は自分を褒めてあげたい気分です。 当たり前のことかもしれませんが 私にとってはすごいことです。 ふんちゃんを始め応援してくださった皆様 私に居場所と居てもいいんだ、という気持ちにさせて 下さってありがたうございます。 毎日小さな幸せを見つけながら 日々を乗り越えることができました。 皆様にはどうしても報告したかったので こちらで報告させてもらいまして^_^ (2014/02/18 03:30:05 PM)
ふみこ様
雪の遠足、ふみこさんらしいです 何事も、楽しみにできるところが、、、 なんか、くたくたです あと少しで、研修なんですが、毎日、くたくたで、未来のことを、考える余裕がありません 私には、これから、楽しい未来がある いつか、ふみこさんに、お会いしたいです きりきりしているので、ぼーっとしたいです (2014/02/18 06:04:59 PM)
ふみこさま、みなさま、こんにちは
「雪の中の奇跡」素敵です。 雪の中にも、ぬか床の中にも、お嬢様の新居の中にも、なにか小さくキラっと光る幸せのかけらが隠れている。そんな気持になりました。 きっとそのキラキラは、日常のいろいろなところに隠れているんですよね。 ふみこさまやみなさまと、こうして繋がることができて、私もそのキラキラを見つけられるようになってきた気がします。いつもありがとうございます。 そしてたまこさん、学校の終了とは大きな区切りですね。おめでとうございます。 (2014/02/18 10:37:38 PM)
パート仕事を一時離れていた期間に、新宿の講座に参加させて頂きました。自分の中を覗き込みながら少しずつ何かを掘り出すような、不思議な経験を支えて頂いた事に感謝しています。
その後、自分の選択で参加を中断しているのですが、皆さんそしてふみこ先生の世界と交わらせて頂いていたあの時期が妙に懐かしく思われます。いつか再開が叶うだろうか… なにしろ真冬の「遠足」を逃したのは残念至極。羨ましいぞ、なんて。まして雪。ご無事で何よりでした。これからもますます良い講座になっていくことでしょう。皆さんにお薦めしたいような、秘密にしておきたいような、そんな気分です。 つかず離れず、こちらのブログを読ませて頂きながら皆さんを追いかけますね。ヘンテツない毎日の繰り返しなのに、気がつくと色々な変化があるものです。まず、それらを書き留める時間を取り戻すように心がけてみるとします。みなさまお元気で。 (2014/02/19 01:47:22 PM)
エッセイのお講座。私も参加させていただきたい~
遠足も~~ →どちらかというと遠足ネライ?(笑) でも、小学校の時代から、作文、感想文、よいお点をいただいたことのない私。 いつもふみさまの素敵な文が繰り出すここちよいリズムに、さすがエッセイストだ~と本当に惚れ惚れしちゃいます。→書くことは苦手でも読むのは大好きおきょうさんです。 『雪の遠足』 絵本の題名みたい・・。 ページめくるごとに、温かい、なごやかな、ゆるりんとした気持ちになりそうです。 トラブルもなく、素敵な遠足時間を過ごせたようで本当によかったですね。 お嬢様も着々と自分の生活を歩んでいらっしゃり、本当にステキ。 「暮らしを楽しむ」 お嬢様の年齢だったら、まさに輝く『自分』を楽しむ、飾る、語る、ばかりが先だって、『暮らし』に向き合うなんてなかなか考えが及ばないものなのに・・・ふみさまの子育て大成功ですね。 なんだか、真っ白な雪とともに、気持ちも綺麗にリセット。スッキリさせていただきました。ありがとうございました。 (2014/02/19 04:26:06 PM)
ふんちゃん
子どもたちの学校は山の上にあるので、 へっぴり腰で雪山を登り、下りました。 ふんちゃんは、雪の中を、遠足に行ってらしたのですね! ああ、ぜひそのお話もお聞かせ頂けたら・・・ とわくわくしております。 不便なことや大変なことにも、というかその中にこそ 「奇跡」のようなことがうまれるのだなあ、と 読ませていただいて思いました。 そして、「奇跡」が起きていることに心づけるということが、ほんとうに素敵だなぁ。 あたりまえのことなんて、ないんですね。 読み終えたあと、ふんちゃんの「奇跡」が、 ずっと心を照らしてくれています。 あたたかく、楽しく・・・。 今回もありがとうございます。 わたしにとってふんちゃんの存在も、ミラクルです! ・・・いろいろのミラクルに感謝! 今朝、庭で水仙、チューリップの芽に出合いました。 自然からの、たくましい励ましの便りを受け取って 嬉しくなりました。 雪や寒さの中にも、季節はめぐっていますね。 (ふんちゃん、この場をお借りいたします。) たまこさんへ ここに伺うようになって間もない私ですが、 学校へ通い終えられたとのこと、 わたしからも、おめでとうございますと、 言わせてください。 精一杯頑張ったたまこさん、おめでとう! (2014/02/19 09:41:40 PM)
Koujiさん
ふみこ節とか、 ふみこ流と云っていただいたことに、 じーんとしています。 ああ、そういうの、 あったんだーと思って、です。 なんだか、天にものぼる思いです。 ふ (2014/02/19 11:50:58 PM)
rantanaさん
とくべつのひとにだけ「奇跡」は訪れる わけではない。 わたしの、ごくあたり前の日常にも、 奇跡はたーくさんあるんです。 と、云いたいらしいです、わたしは。 気づくか気づかないかは、大事だと 思うのですけれど。 ふ (2014/02/19 11:53:26 PM)
wakaさん
たしか、わたしよりほんの少し 姉さんであられるwakuさんですよね。 初めてのおたよりのときは、 「WAKUさん」だったでしょうか。 どうぞどうぞ、 いつでもここへいたして、 おしゃべりでも、叫びでも、お願いいたします。 お待ちしています。 ふ (2014/02/19 11:56:57 PM)
たまこさん
授業の終了、 おめでとう、おめでとう、おめでとう、 おめでとう、おめでとう、おめでとう、 おめでとうございます。 よくがんばったねー。 わたしたちも、勇気をいただきました。 ありがとうー。 ふ (2014/02/20 12:04:11 AM)
ゆきたんさん
くたくたになるまで、 がんばってきたのですね。 わたしも、 ときどき「くたくた」になりますが、 そのときは……うれしい。 「くたくた」は勲章だと思うからです。 研修まで、あと少し。 がんばれがんばれー。 ふ (2014/02/20 12:06:44 AM)
Liu小林さん
いつかまた、 1期だけでも講座にいらしてください。ね。 (1年に1度、夏休みに受講してくださる 方もあります)。 Liuさんは、 講座にとって、大事な存在です。 いまでも。 ふ (2014/02/20 12:11:34 AM)
おきょうさんさん
雪のなかの遠足をたのしめる、 そんなお仲間に恵まれているのです。 皆さんが、あたりまえの顔をして、 集まってきてくださったときには、 ありがたくて、うれしくて、 涙ぐみ、結局笑いました。 いつか、「うふふ遠足」しようかしら。 ふ (2014/02/20 12:14:14 AM)
な こさん
春のおたよりを、 どうもありがとうございます。 ああ、それこそ奇跡だと思いました。 雪も降り、積もるけれど、 春は確実に近づいています。ね。 ふ (2014/02/20 12:16:36 AM)
ふみこさん おはようございます
雪の遠足 私も参加したかった!! 私がまだ 登戸に住んでいたら もしかして 参加できたかもしれませんね カーテンを開けて 「あ!! 雪!!でも 遠足あるよね??」と不安になり・・・中止でなかったことに 大喜びだったとおもいます (笑) ふみこさん 「あのね、お母さん、とっても暮らしがたのしいよ」この言葉は 母親として 何よりうれしい言葉ですね。 私もいつか 息子たちから 聞きたい言葉です。 (2014/02/20 04:43:54 AM)
えぞももんがさん
「遠足」という呼び名にしてよかったなあと 思いました。 「課外授業」とかではなくて。 これから、いろんな「遠足」を 企てよう……なんて思ったりしています。 いつか、ご一緒に。 ふ (2014/02/20 08:18:50 AM)
ふんちゃん
1週お休みしました…。 子どもたちの溶連菌などという喉の風邪に私もかかり、だる~い日々を過ごしていました。 もう大丈夫です! そしたらね、ふんちゃんの講座のこと、遠足のこと…、 いいなぁ~が、たくさんありました。 東京っていいなぁと思う時は、こういう時です。 いろんなことが集まる場所なんだなぁ、と。 日々の生活では、自然いっぱいの北海道を誇らしく思っていますが…(*^。^*) そしてね、「お母さん、暮らしがとってもたのしいよ」は、 まぶしくて、まぶしくて、目がジンワリ温かくなるのを感じました。 ステキだなぁ。 風邪などで体調を崩しやすい季節…、 湿度や手洗いうがい、寝る前の足湯…と、子どもたちも気をつかいだし、忙しそうだけど、愉しそうにもなってきました。 こうして、少しずつ、「暮らしがたのしいよ」に近づけるといいなぁ~^m^ みなさまも、どうぞご自愛くださいm(__)m (2014/02/20 09:27:27 AM)
今年の雪は悪さが超えていて、叱りつけたいですが
いつもの雪は、いろんな夢を描いてくれます。 夜、寝る前に読む本の2行目で、布団の国に誘われる私。 唯一眠れないのは遠足の前日。 遠足は、どうしてドキドキしちゃうんでしょうね。 未知の期待が膨れ上がるからでしょうか。 ここ何年もしていないなぁ、遠足。 小さい春を見つける遠足なんかも良いですね♪ 「とっても暮らしがたのしいよ」 指の先から幸せに浸れる言葉です。 今日、何回も呟いてみます。 ありがとう長女さん!! (2014/02/20 12:43:22 PM)
お返事、ありがとうございます 感激です! でも ちょっとだけお伝えしたくて 初めての おっちょこちょいのおたよりは2012年4月24日の「台所小景」に「わか」でおくりました すみません、肝心なこと書いてなくて お忙しいのにたどっていただいたのですね なのでwak「u」さんではなくwak「a」です なので ほんの少しお姉さんではなく、たぶん10ほど下の妹分になります、笑 どうぞよろしくお願いします 変なおたより、送信してしまいました ほんと、おっちょこちょいで ごめんなさい、汗 ふみ虫さん >wakaさん > >たしか、わたしよりほんの少し >姉さんであられるwakuさんですよね。 >初めてのおたよりのときは、 >「WAKUさん」だったでしょうか。 > >どうぞどうぞ、 >いつでもここへいたして、 >おしゃべりでも、叫びでも、お願いいたします。 > >お待ちしています。 > >ふ > ----- (2014/02/20 01:26:37 PM)
ふみこさま みなさま こんにちは。
雪の遠足。奇跡ですね。すてき。 えーと。わたしの話を聞いていただいても良いでしょうか。 至極、個人的な話で恐縮なのですが。くるしくて。 先日ジャンプ団体のみなさんが、見事銅メダルに輝きましたね。その中に竹内選手というジャンパーがいました。 彼は実は血液の難病の治療をしながらのオリンピック出場で、 とても大変な中、チームに貢献されました。素晴らしいと思いました。 実は私も彼と同じ”アレルギー性肉芽種血管炎”(膠原病の一種)を10年前に発症し、現在に至ります。 発症直後の劇症期には、様々な症状が身体に表れて、治療のために長期の入院を余儀なくされました。子供たちが幼かったので、このまま彼らを残して死んでしまったらどうしよう?という不安の中にいつもありました。幸いステロイドが効果を示し、 徐々に体調は回復し、足のしびれは残ったものの、現在は日常生活に困ることもなく、のんびりと暮らすことができています。そのためか、いつしかわたしの中でのこの病の存在は、一生うまくお付き合いしていく同志のような存在になり、時には忘れてしまうような時さえある程になりました。 ところが。今回、このような形で多くの方に知られる病となり、理解が広がることが嬉しくあるのですが、同じように苦しんでいらっしゃる方々の現状を知る機会があり、自分の今の状況との違いに、ただただ驚きを感じています。 重症の方の境遇は、本当に大変なものです。わたしは、たまたまかかりつけのお医者様が、この病の存在をご存じだったお蔭で、早い段階での治療が可能でした。ところが、症例数が非常に少ないために、この病の存在すら知らないお医者さまも多いです。そのために、原因がわからず、診察がつかず、症状がどんどん進み、歩行困難や、臓器不全に陥る患者さんもいらっしゃる訳です。 運が良かっただけ。それだけのことで、こうも生活の質が違ってしまう現状。同じ病で苦しんでいらっしゃる方がいる中で、穏やかに暮らしているわたし。そのことを知ってしまった今、 くるしいです。 だからといって、何ができるわけでもないのですが。 今回の竹内選手の公表で、この病がたくさんのお医者様にも知られることとなり、これからは現状よりも良い方向へすすんで行くことは予想できます。多くの方が救われる機会も増えることでしょう。 けれど、くるしいです。 ここ数日、落ち着かない日々です。 こんな個人的な重い話を書いてしまって、申し訳ないです。 けれども、家族にも友人にも話せずに。 ここに救いをもとめに来てしまいました。 ふみこさん みなさん ごめんなさいね。 (2014/02/20 03:45:15 PM)
みぃ.さんのものを読み、いてもたってもいられず。
他を思う気持ち。 これはとても尊いことだとおもいますし、尊敬もします。 すいません。ふみこさんもその傾向があるようにお見受けしますが、他を思うことで、自分を攻めてしまったり後ろめたくかんじてしまう。他人の気持ちをわがこととしてかんじられる思いやりがあるからなわけですが、「他人の気持ちをわがこととしてかんじられる」ことと「自分を攻めてしまう」ことをセットにして欲しくないと願っています。 他も大事なら、自も大事なはずです。 冷静な話、自分を痛めつけても、苦しんでいる他を助けられるわけではありません。 自分の今ある幸せを損ない、まわりの人を損なうのが落ちです。 他を思うこととセットとすべきことは、「そこで自分が何をできるのか」という思考であり実践なのだとおもいます。 みぃ.さんは、それをはしなくもなさっている。 こうして、発言されているわけです。 ささやかであるかもしれませんが、ひとつの実践なのだとおもいます。 気に病まないで、とおもいます。 おせっかいですが。 (2014/02/20 07:14:35 PM)
koujiさん。気に掛けて下さり、ありがとうございます。
そうですね。おもうことと、自分を責めることはセットにしてはいけませんね。 自分が元気になれたことを、後ろめたく思いました。みんな大変な思いをしているのに。 でも、koujiさんの書いて下さったことばを読み、ホッとしました。そして、自分には何ができるのか、考えました。 わたしができること。それは、毎日を穏やかに過ごすこと。 これに尽きるなと思います。 しっかり食べて、家のしごとに励んで、しっかり休んで。そして、家族の健康を祈ること。これが精一杯のできる事かな?と。 ”いてもたってもいられず” そんな風に思って下さったこと、感謝いたします。 ありがとうございました。 (2014/02/21 04:55:39 PM)
ふみ虫さま
雪の中を決行された遠足 どんなにかワクワクの日だったでしょう! 梓さんの暮らしが楽しいという 言葉になんだか元気づけられた思いです。 雪道で転ばなくて、よかった。 (2014/02/23 10:19:53 AM)
もも(^-^)さん
すっかりお返事がおそくなりました。 お許しください。 東京は、まだ地面に雪を残しつつ、 ぐっと春に近づきました。 いえ……、春がわたしたちに、 近づいてきてくれています。 春を前に、 わたしは変わらなくてはいけない、と 考えています。 ふ (2014/02/23 09:30:21 PM)
どりすさん
遠足は、久しぶりでした。 また、したいです。 前の日の夜どきどきして、 なかなか寝つけない……という目に また、遭いたい。 わたしたちには、まだ、いろんな遠足ができますね。 ふ (2014/02/23 09:34:26 PM)
みぃ.さん
大事なおはなしを告げにきてくださいましたのに、 返信がおくれまして、申しわけありません。 しかし、おはなし、しかと受けとめました。 竹内選手の(きっかけをつくったのは 葛西選手でしたね)病気の発表には、 ほんとうにおどろきました。 そして、みい.さんのおはなしに、 またおどろきました。 ずっと長い道を黙黙と歩いてこられたことを 敬いたい思いでいっぱいです。 知らないことはたくさんありますが、 知らなければならないこと、 わからなければならないことは、 あります。 ふ (2014/02/23 09:44:27 PM)
Koujiさん
みい.さんに感じてきたことは、 たおやかな「強さ」です。 わたしが、なんとかして得たいと 思うものなんです。 「くるしい」と書いておられることも、 きっと次元がちがうのだなあと感じてもいます。 おたよりいただいたことが、ただ、 うれしかったです。 Koujiさんにも、ありがとうを。 ふ (2014/02/23 09:51:25 PM)
ふみこさま
わたし、また自分の気持ちに蓋をしようとしました。 今朝、ふみこさんのお返事を読ませていただき、 自分の「くるしい」に1日向き合ってみました。 退院後、ちょっと弱音を吐いたら「もう治ったんだから、いつまでも病気にすがりつくのはやめたら?」と夫に言われて傷ついたこと。それからは、痛くても、疲れやすくて辛くても、 検査のたびに再発してるんじゃないかとドキドキしても、 2度と口に出して言えなくなってしまったこと。 決まりかけた仕事を、病気を理由に断られたこと。 ずーっとステロイドを飲み続けなければいけないことへの、 漠然とした不安があること。 ステロイドの副作用が少しずつ体に表れていること。 きっかけは、同じ病気で重症の方の状況を知ったことで、 自分の状況との違いに驚いて、後ろめたさや罪悪感を感じたことでしたが、発症してからの今までのいろいろな事が、 一気に思い出されて、くるしくなってしまったのだと分かりました。幸いにして、軽い後遺症だけで済んでいることに、素直に感謝できない自分もイヤでした。 ふみこさんのことば、嬉しかったです。 「くるしい」ことに向き合うことは、つらい。 でも、そのことに気づかないふりをして、知らず知らずに傷ついているのも、やっぱりつらい。 これから先も、弱音は吐きません。 弱音を吐いても前には進めないので。 ただ時々、こっそり自分を褒めてあげようと思います。 それくらいはしても良いかな?と思います(笑) (2014/02/24 06:46:51 PM)
みぃ。さん
弱音、吐きにいらしてください。 弱音は吐かないと爆発するので、 ときどき吐こうと、わたしは「心がけて」います。 くじけそうなとき(すぐくじけます、わたしは)、 毎日毎日がんばっている菓子店のおねえさん、 美容室のおねえさんを思い浮かべます。 がんばっているひとはたくさんいるけれど、 そのふたりが身近だし、 感じがいいので思い浮かべるんです。 でも、みい.さんのことも これから思い浮かべると思います。 お目にかかったことのないみい.さんは、 わたしのなかでは(最初から)、 ほっそりとした美人です。 わたしもここから、みい.さんを讃えます。 (たまに、お互いを褒めちぎろうぜ)。 ふ (2014/02/25 09:19:41 AM)
ふみこさま
一人暮らしを始めた長女さんの言葉、 「あのね、お母さん、とっても暮らしがたのしいよ」 いい言葉ですね。 ふみこさんと同じ屋根の下で暮らした日々に想いを寄せています。 (2014/02/25 11:01:45 AM)
やたらひらがな多用で、まどろっこしい「わたしの日常」語り。
ていねいな暮らしじゃないのー!私はおもしろいを追求するだけなのー とキーキー怒る、ちっとも優しくないオバサン。 年相応に漢字使えよな。 (2014/10/27 10:56:42 AM) |