下請け加工
下請加工というのは、事業経営で最も大切で、最も難しく、最も苦しく、最も根気強く推進しなければ成功しない「販売」という活動をしなくてもすむという「ぬるま湯」的なものです。一番苦しいことを避けているのだから、低収益は当たり前です。親会社を恨みに思うのは明らかに間違っています。恨みに思うぐらいだったら、自社商品を造って、自ら販売すればよいのです。それができなければ、文句を言わずに甘んじて低収益を受け入れるべきです。親会社はその難しく、苦しい販売をしているのです。下請の低収益から脱出したければ、販売という「難行苦行」に耐えなければならないことを知ってもらいたいと思います。販売の苦労はしたくないが、高収益だけは手に入るような新製品など世の中にないのです。