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カテゴリ:注文住宅
憲法記念日の今日は
ゴールデンウィーク休暇を利用し 趣味を満喫したマネージャー井上です。 まずは 高砂市曽根のF様邸にて 外壁の左官仕上げのサンプルづくり CAPTAIN STYLEの家づくりは 外壁に『サイディングを使いません!』 標準仕様で『トリプル断熱』です。 断熱の基本的な考え方とは、外部との熱の出入りを遮ることです。 建物内部に、一度暖まれば冷めにくく、一度冷めれば暖まりにくい特性を持たせることです。 家の中を暖めたり、冷やしたりした空気の温度をどれほど保てるかで、断熱性能の良し悪しが決まります。 簡単に言うと、家を断熱材でくるんでしまえばいいのです。 ところが、この包み方や断熱材の種類などで、断熱性能は大きく変わります。 CAPTAIN STYLEの家は、建物の外側には断熱材を施工する外断熱を さらに壁内にも断熱材を施工するダブル断熱を行っています。 ダブル断熱工法は、EPSボードと呼ばれる発泡ポリスチレンフォームを外断熱材に セルロースファイバーという紙繊維の断熱材を内断熱材とし その両方を組み合わせたものです。 このダブル断熱の、最大のメリットは、断熱効果だけでなく、調湿効果にも優れていることです。 一般的な現在の日本の建築は、高気密を維持することで、断熱効果を上げようとしています。 そのため、気密シートで室内全体を覆い、ビニールハウスのような状態にしてしまうのです。 そのため、室内に侵入できない湿気などの水分が壁内部に溜まることによって劣化し、かえって、家の寿命を縮めているのです。 これに対して、海外の建築は、「壁が呼吸する」ことが前提です。 外からの熱を遮りながら、透湿性は確保し、壁自身が水分を吸ったり吐いたりすることで、室内を快適な湿度に保つという考え方です。 断熱も大切ですが、むしろ重要なのは、「体感温度」です。 実際の室温が40℃、50℃あったとしても 室内の空気が爽やかでカラッとしていれば、湿気が肌にまとわりつかない分、「涼しく」感じます。 また、室温が15℃しかなかったとしても、室内に適度な潤いがあれば 「暖かく」感じます。 それを可能にしてくれるのが、断熱材の持っている調湿効果なのです。 その点、セルロースファイバーは、ほかの断熱材に比べても群を抜いて調湿性に優れています。 ダブル断熱の場合は、さらに、EPSボードによって、外からの熱を遮断し、室内の温度を安定させます。 セルロースファイバーによって、対流熱を調整し、EPSボードによって伝道熱をカットする。 だから、冷暖房もほとんど使わず、1年中、まるでハワイにいるように快適に過ごすことができるのです。 ダブル断熱は、一般的な工法に比べて手間やコストがかかるというデメリットがありますが ご縁をいただいたお客様全員に 永く健康で暮らせる家に住んでいただきたいと考え 外断熱&セルロースファイバーのダブル断熱を標準仕様にしています。 さらに去年の夏から標準仕様のトリプル断熱とは これまでのダブル断熱プラス、外壁の仕上げとなる塗り壁材に 世界的な化学・電気素材メーカーであるアメリカ・3M(スリーエム)社が開発した特殊なセラミックを混入した塗り壁材を用いて さらに耐久性と遮熱効果を高めた断熱工法のことです。 まず、耐久性についてですが、本物の大理石が入っているので、汚れにくく、長持ちします。 CAPTAIN STYLEの塗り壁材(セレクト・リフレックス)は 以前使っていた塗り壁材と見た目はほとんど同じなのですが、材質は大きく違います。 まず、第一にセラミックが混入されていることです。 そのセラミックも特殊な技術を用いて中を真空にしてあります。 そうすることで、比重も軽くなり膜を張りやすく遮熱効果が高まります。 また、従来のものは、大理石が混入されていましたが 日本製のケイ砂に比べれば、まだ汚れは付きにくいですが、今回の石の性能には及びません。 今回は、ライムストーンというアルカリ性の石を使用することから、防汚性が非常に高いという性質があります。 ここで、最高の塗り壁材、セレクト・リフレックスの特徴は「遮断熱効果」が高いことです。 今までのダブル断熱でも断熱効果は、他の断熱工法と比べれば遥かに高いのですが 最高の家造りの挑戦をしている私は より良い物を求めているからこそ、こうした材料及び工法の採用となったのです。 これまでの概念では、断熱効果が高い「=熱抵抗値が高い」ということでした。 熱抵抗値が高いと、断熱材で熱をブロックし、熱を抱きかかえるようにして保温するのです。 ところが、どんなに断熱性能が高くとも長時間の太陽光を浴びると、断熱材自体が熱を持ち輻射熱となって柱などの構造体に熱を伝えてしまします。( グラスウールのように、即座には伝えません。) それが、3M社の外壁材を用いることによって、非常に優秀な遮熱材としての役割を果たし、赤外線を90%、直射日光を70%カットできるようになったのです。 その遮熱性の高さは、従来の塗り壁材と温度実験をしたところ、従来の塗り壁材は、90℃まで温度が上昇したのに対して、3M社の方は60℃までしか上がりませんでした。 また、特筆すべき特徴は、最高の技術を用いて、内部を空洞(真空)にしてしまったことです。 たとえ壁の面積が大きくても、中が空洞なら重量が軽く、EPSボードに負担がかかりません。 したがって、耐久性がさらに高まります。 その上、いいセラミックをたくさん使っているにもかかわらず、コストも高くありません。 塗り壁で遮熱し、EPSボードで断熱し、セルローズファイバーで断熱する。 だから、トリプル断熱なのです。 もっと言えば、セルローズファイバーは、先ほども述べたように調湿効果が高いのが特徴です。 遮熱、断熱、調湿。 この3つが組み合わされることによって、これ以上ない断熱工法「=トリプル断熱工法」になったのです。 オーナー様の満足度が高いのも納得ですね。 そんな満足度の高い家は 工業化製品ではなく 手づくりの家です。 協力業者さんに感謝です! ゴールデンウィークの自粛ムードから 一転…道路も混み始めましたが その前に 西宮市東山台へ移動しました。 No様邸は 平板瓦を採用され いい感じです。 和モダンの家のご要望が増えそうな予感です。 タイルもいい感じです。 なにやらご家族で 石を使いながら 作戦タイムのようです。 なるほど~ 記念の手形&足型のシュミレーション中でした。 ばっちりですね。 記憶に残る家づくり… いいですね。 現場では… ダブル断熱認定士のなべ工房さんと 八木左官さんの順番待ち状態なので さらに たくさん建てないことを決め お客様の満足度の高い本質の家づくりを極め続けます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.03 23:05:17
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