カテゴリ:彫金
え~ネタ切れなので銀が黒くなる話を少々(爆
銀って放って置いても黒くなりますよね。 っで、最初は酸化です。 銀も銅や真鍮、鉄などと同じで酸化します・・・っが 常温では酸化しません・・・キッパリ!! じゃ~どう言う時に酸化するかと言いますと、彫金などで加工する時に 焼きなましと言ってバーナーで炙るんですが、その時に酸化します。 空気中の酸素のある中での高温による加熱です。 やはり黒くなるんで焼きなまして急冷した後、または急冷する時に強酸性の 水溶液に入れて暫く置くと黒くなった酸化皮膜が取れます。 これを酸洗い・・・彫金の世界ではハタスとかハタシとか言います・・・と言います。 まぁ酸洗いはロウ付け時に塗るフラックスを除去すると言う役目も有るんですが それは機会がありましたら・・・いずれ<(_ _)> 次は硫化です。 通常、銀が黒くなる原因はこれが一番多いんじゃないかな? 硫化は空気中にある硫化水素が原因なんですが、この硫化水素って温泉や 人の汗やなんかにも含まれてます。 なので銀のアクセサリーを身に着けたり、銀の食器を使った後はよく洗ってから 仕舞うと硫化しにくいかな~?って感じです。 空気中にあるんで硫化はどうしても避けられないですね^_^; 硫化して黒ずむ・・・いわゆる燻し銀って~ヤツですが、いきなり黒くはなりません。 彫金なんかで使う燻し用の薬品を使えば直ぐ黒くなりますが、通常は黄色っぽくなって 茶色っぽくなって黒っぽくなって・・・っと言う感じです。 ちなみに薬品で燻しても劣化とでも言うのかな? 長時間日光にさらしたりすると 少し茶色っぽくなる場合があります。 硫化して変色した場合は重曹とアルミ箔(銀製品とアルミ箔がふれている状態にする)を 入れた容器に熱湯を注いで放置プレイとか鍋を使って煮沸するとかありますね。 また重曹を少し湿らせた布に付けて拭くとか、シルバー用の磨きクロスで拭くとか 粒子の細かい研磨剤(ピカールなど)で拭くとか・・・いろいろとあります。 硫化した変色は比較的、楽に取れる方です。 最後は塩化です。 実はこれで変色すると元の状態にするのは、かなり大変です。 簡単に言えば塩素が原因です。 普通の状態では塩化は起こりませんが、塩素・・・ 塩素系漂白剤なんかで黒く変色します。 そして塩素に触れた銀製品を日光に当たったりすると、もー大変!! ちょっくらちょいとじゃキレイになりません(マジ アテクチ、試した事があるんですが、銀に塩素系漂白剤を塗って日光に当てる。 銀磨きクロス程度じゃなかなか取れるもんじゃありません。 研磨剤を使ってコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシ・・・ 一皮むく感じで磨っす(/_;) なので塩化には充分気を付けないとっす<(_ _)> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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