2008/04/21(月)19:02
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「壁があるように感じる。」
『壁?』
「そう。見えない壁がね。」
『どうして?』
「一緒に笑ったり、時には悩みを聞いたり、話したり。
あなたとはわかり合えていると思ってた。」
「けど 近付くたび、歩み寄るたび、あなたには必ず見えない壁があって、あなたの本当の心は見えていないんだとわかった。」
『嘘…』
「俺が嫌い?」
『そんな事ない!』
「じゃあどうして!
どうしてあなたは本音を隠すの?
どうして一線を引くの?」
『…』
「あなたはこの世に本当に心を許している人 いるの?」
『それは…』
「あなたは 近いようで遠いな」