『キンキーブーツ』
あらすじ父親の突然の死により、倒産寸前の靴工場を相続した優柔不断な青年チャーリー(ジョエル・エドガートン)。工場の起死回生に頭を悩ませる彼は、偶然出会ったドラッグクイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)からインスピレーションを得て、ドラッグクイーン用のセクシーなブーツを新商品として開発しようと思いつく。 (シネマトゥデイより)感想いや~面白かったです。やっぱり私はイギリスの映画が好きですね。上流階級や貴族の優美な生活を描いた作品も好きですが、労働者階級の不況に喘ぐ人々を描く作品も好きです。『フル・モンティ』『ブラス!』を思い出しました。大まかな展開は読めちゃいますが、心が温かくなってくすっと笑えて素敵な映画でした。実話がベースなのにびっくりしました。ローラの存在感に圧倒!ステージは最高!客のあしらい方がまた素敵。そして垣間見たローラの弱さに・・・じんわり。頼りなかったチャーリーがだんだん工場に対する思いが大きくなると共に、ローラや職人さんたちと打ち解けていく感じがいいです。強くなったチャーリーを応援したくなります。どの登場人物にも強さと弱さが描かれていて、共感しやすいのがツボかな。たまに・・息をのむほどの美しい風景のシーンが出てきて印象的でした。余談ちなみに【Kinky】を辞書で調べると(性的に)異常な, 変態の;風変わりな, 心のゆがんだでした。この映画、5才の娘が観たがるので吹き替え版で一緒に観賞したのですがチャーリーの吹き替えが上手いと思ったら!キアヌの吹き替えでお馴染みの森川智之さんでした。本当に上手ですね~