橙猫POST～妄想大暴走～

[小説感想] カテゴリの記事

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  「孤宿の人」宮部みゆき

  　涙なくして読めません　育たず死ぬことを望まれ、阿呆の「ほう」と名付けられた少女は９歳で見知らぬ土地に置き去りにされる。　食べ物もろくに与えられず躾もされないまま犬の子のような扱いを受けていた「ほう」は、この丸海の地で奉公人として住み込むことになった井上家で初めて人の温かさを知る。　そして”悪霊”と恐れられる罪人「加賀殿」の流刑地に選ばれた丸海で不可解な事件が続き、「ほう」は運命の激流に飲み込まれてゆく　　「ほう」を港で置き去りにした女中は最低な人間だけど、その後のことを考えると褒めてやるべきなんだろうか？ひどい扱いをする人がいないわけではないけれど、それ以上に優しい人たちに囲まれているのだから。　　ただ、丸海で巻き起こる事件の中で”死んで当然”と思う人間は少数で、「ほう」に優しくしてくれた人たちが次々と死んでしまうのが耐えられません　井上家の琴江、宇佐、赤いほっぺたの石野さん、人々から恐れられる「加賀殿」と「ほう」のふれあいに心温まりますが、その分悲しくなります。　まさかと思う人までどんどん消えてゆき、最後の最後で宇佐までも…あんまりです絶対に２人仲良く暮らせると信じていたのに　　　　　　　　　　　　　

  2011.02.16

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  「深追い」横山秀夫

  　なんだか全体的に暗い感じです　特に、犯人を追う刑事同士の確執を描く”引き継ぎ”が後味悪くてイヤでした　でも最後の”人ごと”ではちょっとホロリとさせられました。　締めがこの話だったのがせめてもの救いですかね～　　　　　　　　　　　　　　

  2011.01.23

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  忍法帖短篇全集 1 「かげろう忍法帖」山田風太郎

  　年末に図書館で、今まで手に取ったことのない本を読んでみようと思って借りました。　短編集だから試しに読むにはちょうど良いかな～と思って（；＾＿＾Ａ　でも…なんだか…えっと…私には合わないみたいです　暗い話ばっかりで、全然スカッとしないんですもの　　　　　　　　　　　

  2011.01.04

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  「ＲＤＧ　レッドデータガール」荻原規子

  　まだ文庫化されないので、図書館で借りて読みました。　三巻まで出てますが、まだ完結してません既刊の発行状況からいくと四巻の発売は来年の５月くらいかな？　早く読みたい～～（＞＿＜）　ヒロインの泉水子（いずみこ）よりも、彼女の下僕に任命されてしまった深行（みゆき）が私のお気に入りです　深行が本気を出す日が楽しみです　　　

  2010.12.28

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  「もう誘拐なんてしない」東川篤哉

  　２人組の男に追われる美少女を助け、成り行きで狂言誘拐まで引き受けてしまった主人公と、彼女の実家の騒動を描いたユーモアミステリ。　シリーズものではありません。　同作者の他作品と同様、吹き出すのを堪えながら楽しく読めました。　が、今回は「犯人じゃないといいな～」と思っていた人物が犯人だったので、読後なんだか悲しくなりましたこの人には○○と幸せになってほしかった…　　　　　　　　　　　　　

  2010.12.15

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  「完全犯罪に猫は何匹必要か？」「交換殺人には向かない夜」東川篤哉

  　「密室の鍵貨します」に続く、烏賊川市シリーズの３、４作目です。　２作目の「密室に向かって撃て」はまだ中古で出てないので未読です　それぞれ一冊で完結しているので２作目を飛ばしても分りますが、１作目で被害者のアパートの大家さんだった朱美さんがレギュラー化していたり、「猫」「交換殺人」の依頼人が「撃て」の十条寺の紹介だったり、いつの間にか大学を中退してアルバイト探偵と化した流平のガールフレンド（？）が十条寺の孫娘だったりするので、やっぱり順番に読む方が良いでしょう（；＾＿＾A　「鍵貸します」と「猫」はボンヤリとトリックに気付いたりするんですけど、「交換殺人」には完全に騙されましたまさか●●が殺された事件が●●の話だったなんて　シリーズ４作目「ここに死体を捨てないでください」は文庫化してないので、２作目と一緒に図書館で借りて読もうかと思います。　　　

  2010.12.05

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  東川篤哉

  　「館島」が面白かったので既刊本を中古で何冊か購入。　昨日と今日で「密室の鍵貨します」「学ばない探偵たちの学園」を読了。　「密室の～」は元彼女と先輩が殺され２つの事件の容疑者として追われる大学生が、元義兄の探偵と密室殺人の謎を追うユーモアミステリ。　「学ばない～」はうっかり探偵部に入部してしまった主人公が、顧問と２人の先輩と共に密室殺人事件に挑むユーモアミステリ。　　軽い文章なのでA川J郎作品並みにスルスル読めます　これから「完全犯罪に猫は何匹必要か？」を読み始めます。　

  2010.11.29

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  「館島」東川篤哉

  　同作者の最近の作品が気になっているのですが、まだ古本にならないので中古サイトで別の本を購入。　美女に弱くウッカリ気質な若手刑事と美人探偵が殺人事件の謎にせまる本格ミステリ…ですが、主人公の性格のせいか軽いテイストで話は進みます。　出だしはあんまり面白そうじゃなかったんですが、徐々に弾みがついて一気にラストまで読んじゃいました（；＾▽＾A　午後からのバイトがいつもよりヒマだったせいもありますが　意外と面白かったので続編が出たら買いたいんですけど、どうも執筆中状態で数年経っているみたいなので、期待薄かも　他の本も中古で見つけたら購入したいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2010.11.20

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  「天と地の守り人」「流れ行く者」上橋菜穂子

  　「天と地の守り人」第一部はタンダやバルサの視点でチャグム情報が少ないのでじれったかったけど、他人の目から見たチャグムの印象を聞くのは楽しかった　最後の方でやっとチャグムに追いつき合流して一安心　父に疎まれ味方も少ないチャグムが、傷つきながらも多くの人と出会い、裏切られたり支えられたりして大きく成長していく姿が痛々しく、そして愛おしいです。　物語は終わりましたが、チャグムの試練はまだ終わりません。続きを読みたい気持ちもありますが、結婚したり父親になったりジジィになってゆくチャグムは見たくないので妄想補完で我慢します（；＾＿＾A　　「流れ行く者」はバルサとタンダの昔話。無邪気な子タンダが可愛いです（≧▽≦）　シリーズ第一巻の「精霊の守り人」を読み返したりしてみたんですが、一作目を実写化するなら２～３年後にチャグム＝加藤清史郎君でお願いしたいな♪　アクション女優で私が思いつくのは志穂美悦子さんしかいなくて、私の記憶の中の志穂美さんならバルサ役にピッタリなんですけど…残念です　成長したチャグムは、そうだなぁ須賀健太君とか神木隆之介君とかどうだろ？　

  2010.11.17

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  「蒼路の旅人」

  　中古で手に入れましたが、チャグムがこれから辛い目に遭うのかと思うと読むのが怖いです　それでも立派に乗り越えるに決まってるんですが、それでも…あううう　　　　　　　　　

  2010.11.12

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  加藤実秋

  　『モップガール』『インディゴの夜１～３』を先日まとめて読みました。　両方ともドラマ化されています。私がこの作者の本を読もうと思ったきっかけがドラマの「モップガール」で、「インディゴ～」は観てません　面白くないことはないんですが、途中から登場人物たちの説明口調が気になりだします。　それと作者のクセなのか、一度言った台詞をそのまま繰り返すことが多いです。　例えばＡという人物が「○○だから××なんだよ。おれは△△だと思う」と言います。　するとＢが別のシーンで「Ａさん、この間『○○だから××なんだよ。おれは△△だと思う』って言ったじゃないですか。だから私は…」と、丸々繰り返すんです。　普通こういう場合「Ａさん、この間『△△だ』って言ったじゃないですか」って肝心な部分だけ抜粋しますよね～？　不要な台詞を省略しないことが多いので、内容よりもその事がすっごく気になるんです

  2010.10.19

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  「おこう紅絵暦」「春朗合わせ鏡」「京伝怪異帖」高橋克彦

  　「だましゑ歌麿」が面白かったので、姉妹編の２冊と関連本（？）１冊を読んでみました。　　「おこう～」ではおこうは仙波に感謝することが多いので良いのですが、左門が息子である仙波をこき下ろすので辛いです　「春朗～」だと出番自体が少なくて淋しい　この後に蘭陽が主役の「蘭陽きらら舞」があります。蘭陽が好きではないので読む気がしないのですが、一応仙波もちょろっと出ているらしいので悩み中です。１００円になったら買おうかな？　やっぱり仙波が主役で活躍する話が読みたいです…　　「京伝～」は読んでおくと「だましゑ～」でもお馴染みの蔦屋が顔を出し歌麿の名前が出たり「春朗～」の中でニヤリとする箇所があります。まぁそれだけです。　

  2010.10.13

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  「だましゑ歌麿」高橋克彦

  　以前ドラマ化された時にラスト３０分くらいしか観られなくて気になってました。　古本で探していたのが最近やっと安くなったので買いました。　届いた本が厚くてびっくり（；＾＿＾Ａ　でも読み始めたら面白くてどんどん読めました。　　ドラマでは歌麿が主役でしたが、原作は同心の仙波一之進が主人公。　この仙波がすごく格好いいんですよ～　０（≧∀≦）０　配役が誰だったか忘れたのでＷｉｋｉで調べたんですが、全然「精悍」じゃない人でした。歌舞伎の人じゃ鋭さも逞しさもなくてダメだよ～　（誰も興味ないでしょうが、私のイメージ→誰ならいいかな～と色々考えた末に思いついたのは”逞しさ”は微妙だけど内野聖陽さん。おこうは柴咲コウ嬢あたりかなあ、そんなつもりなかったけど名前が合ってる）　　おこうと春朗が主人公の姉妹編がそれぞれ出ているので古本サイトで注文しちゃいました。届くのが楽しみ♪　本当は仙波が主人公の続編が読みたいんだけど…（＞＿＜；）　　　　　　　　　　　　　おこう紅絵暦春朗合わせ鏡価格：570円（税込、送料別）　

  2010.09.27

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  「まんまこと」畠中恵

  　以下↓ネタバレ感想です　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　主人公・麻之助とお由有の関係をこちらが想像できるうちは良かったんですが、描写された途端に色褪せました　麻之助が「お由有さんは…本当に優しい。昔っから、ずっと変わらないな」とか「お由有さんは…芯が強いお人だ」とか褒めちぎるから、どんなに美しい悲恋話かと思ったら…この女、ただの尻軽な最低女じゃん　『お由有は遊び人とヤッて妊娠し、地位も名誉も金もあるオヤジに嫁ぐことに決まった後で自分に惚れてる年下の男（麻之助）にいきなり「父親になってくれる？」とか言って悩ませる。　まだ１６歳だった麻之助には金もなければ恋敵の子供を育てる覚悟も無く、結局お由有は幼馴染（清十郎）の父親と結婚する。』　麻之助はずっとお由有に惚れてるけど、お由有は別に麻之助のこと男性として好きなわけじゃないと思うんです。なのに他の女と結納をかわす日になって惑わすようなことをするお由有…なんなんだ、おまえ　お由有のどこがいいのかサッパリ分らないので、ずるずる昔の思い出を引きずって抜け出せない麻之助に腹が立ってきます。「俺は気に入らねぇ奴の子を可愛がることが出来るのか？」と考えたことを気にして、今その子供を必要以上に可愛がっているみたいで、それも気持ち悪い　　過去の経緯が明らかになるのは最後の方ですが、そこまでの麻之助の言動を振り返ると裏切られた気分になります。　続編も発行されてますが、私はもう興味がもてません。　「しゃばけシリーズ」だけで充分です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2010.09.03

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  「ピース」樋口有介

  　今回は主人公の男の子の影がちょっと薄くて、物足りなかったです　カバー絵（文庫版）の子供達はいつ出てくるのかと思ったら…　犯行の動機については共感できますが、いくらなんでも時間が経ちすぎているのではなかろうか？　　　　　　　　　　　　　

  2010.07.02

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  「格闘する者に○（まる）」三浦しをん

  　ヒロインが「いけ好かない男を想像の中で思う存分ブチ殺す」その「殺り方」に友人のK嬢を見出し、ヒロインK南子がそのシーン以降私の中でK美子になりました（；＾＿＾A　不完全な情報でヒロインを勘違いさせたバイト先のマスターへの復讐として「親切にして却って不安にさせる」というやり口はまさにK嬢そのもの！　内容的にはエッセイよりつまらなかったんですが、家出した弟が見つかったとの知らせを受け「そんな…誰に殺されたの？」と弟の死体を思い浮かべるK嬢似のヒロインを楽しみました♪　　　　　　　　格闘する者に〇

  2010.05.23

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• 「物語が、始まる」川上弘美

  　現在新聞に連載されている小説が面白いので同作者の既刊小説を読んでみようと、密林のブックレビューを参考に一冊選び中古で買ってみました。　　薄いので一気に読めたんですが…意味が分らず面白くありませんでした　良く言えば”不思議な世界”なのでしょうが、なんだか狐につままれたような気分です。　ブックレビューでは評判良いんですけど、私には合わなかったみたいです　気が向いたら、もう一冊くらい試してみようと思います。物語が、始まる

  2010.05.20

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  「警視庁失踪課・高城賢吾」堂場瞬一

  　警視庁失踪課シリーズ「蝕罪」「相剋」を読みました。　あくまでも個人的な感想ですが「鳴沢了シリーズ」よりは読みやすかったです。　ただストーリーの進行が遅く、最後の方で駆け足になる展開は相変わらずです。　堂場氏の本は大体厚いんですが、前半部分をもっと推敲すれば半分くらいの厚さでまとめられるんじゃないかと思います。　　　　　　　　　

  2010.04.04

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  「借金取りの王子」垣根涼介

  　「君たちに明日はない」の続編です。　５編のうち私は「借金取りの王子」が一番良かったです。さすが表題作。　私の好みのタイプとは正反対なのに、守ってあげたくなる男性もイイかも…とか思っちゃいました　ちょっと泣けます。　前作で気恥ずかしかったので、今回はベッドシーンがほとんどなくて良かった　　　　　　　　　　　　　

  2010.03.30

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  「風の聖痕　ヒミツのカンケイ」山門敬弘

  　短編５編と、遺稿である長編７巻冒頭の書き出し部分が収録された「風の聖痕」最終巻です。　遺稿部分は、大体の流れを決めてここから膨らませていくところだっただんだろうなと、書きかけで終わった文章に胸がつまります　『これが最後（ラスト）の聖痕（スティグマ）』　帯のコピーに涙が出そうです　　　　　　　　　　　ヒミツのカンケイ

  2010.03.22

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• 裏ワザ（？）

  　電話のバイトを始めてから、「今日はバイトがないから、まっすぐ帰れる」と思うようになり月曜日が憂鬱ではなくなりました　バイトはバイトで、行くまでは気が重いのですが行ってしまえば２時間半は「アッ」と言う間に過ぎるし二日だけなので、結果として一週間が幸せに過ごせるようになりましたブラボー♪　バイトの先輩Ｓ野さんが「zencopさん電話するの早いよね～助かるわ♪」と言ってくれたので、正直に「かかってくる電話に出たくないので、出る暇がないようにかけまくってるんです」と答えたら大ウケされましたＳ野さんのツボに嵌ったようです（；＾＿＾Ａ　かかってくる電話は配達に関しての問い合わせや、何より苦情が多いので出たくないだけなんですけど、その対応をするハメになるＳ野さんが喜んでくれるなら良いですよね

  2010.03.19

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  「君たちに明日はない」垣根涼介

  　気にしながらもドラマを一度も観られなかったので、原作を中古で見つけて買いました　けっこう面白かったです　　リストラを迫られて「辞める」覚悟をする人、「辞めない」覚悟をする人いろいろです。　主人公と付き合うことになるヒロインが、性格は全然違いますが私と名前が似ていて年も近いのでちょっと嬉しかった（≧▽≦）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2010.03.14

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  「ソウルケイジ」誉田哲也

  　前作「ストロベリーナイト」がグロくて、もう読むのはやめようと思っていたんですが、母が「でも、おもしろい」と気に入ったみたいだったので中古で見つけて続編を購入しました。　　前作より死体もグロ描写も少なくて良かったです　このシリーズは犯人あてに重点は置いていないようで、今回もトリックはすぐ分ります。　どっちが加害者でどっちが被害者だったのか？　私は”殺されて当然”の人間が殺されたと思っています。　死んで欲しくない人も死にましたが、彼は後悔していないでしょう。大事な人を守れたのだから。　ヒロインの恋の相手は部下の菊田ということになっているんですが、前作も今作でも彼はヘタレです。　菊田のどこがいいのか、私にはサッパリ分りません。「頼りになる」とヒロインは思っているようですが、全然活躍してないしまぁヒロインとは別行動になることが多いので仕方ないのかもしれませんが（；－＿－Ａ　気の強い年下の女上司を持つ部下として、（恋愛以外では）すごく頼りになる”薬師寺涼子シリーズ”の泉田と比較しちゃうので、物足りなさ５割増しです。　チラッと出た新しい部下の過去の事件は、後で掘り下げるのか否か？　続作が２冊発行されてますが、購入は文庫化して中古で出品されるまで待ちます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2010.03.07

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  「イン・ザ・プール」奥田英朗

  　伊良部医師があまりにも非常識なので、主人公の想像の中の人物じゃないかと一話目（イン・ザ・プール）の途中まで疑ってました　毒をもって毒を制す？　　うろ覚えなんですが「空中ブランコ」が実写化された時、確か伊良部役が阿部寛氏だったと思うんですけど…イメージが違いすぎますね（；＾＿＾Ａ　劇場版「チームバチスタの栄光」の白鳥といい、原作ではブ●イクなキャラを阿部氏にあてるのは何でかしら？　　　　　　　　　　　　

  2010.03.01

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  「魔術士オーフェン」秋田禎信

  　もう自分で買うほどの情熱はなかったので、まゆみさんの妹Ｙ嬢に「ラッツベイン（オーフェンの娘）の母親は××だって」と２ちゃんのバレスレで仕入れた情報を耳打ちしたところ、まんまと罠に嵌った彼女が”秋田禎信ＢＯＸ”を購入し貸してくれました　設定とかキャラ名とか、いろいろ忘れていたので最初は読み辛かったんですが、徐々に調子が戻ってきました　私としては連載当時に作者が「オーフェンと結婚してうまくいくのは●●くらい」と言っていた●●と結婚していて欲しかったんですが、まぁいいです。結婚相手が××になったのは、作者の気が数年経て変わったのか、ファンの抗議があったのか、続編を書くにあたってその方が都合が良かっただけか…別に××が嫌いなわけではないので、まぁいいです。ホントに。ええ、ホントに。　でも、ラッツベインの言動がなんとなく●●っぽい気がするのは、未練故？　その●●は、何気に知らない人と結婚していてショックでした…ティッシみたいに名前を知っているキャラの子供を産んでるのも複雑な気持ちだけど　未収録作品集の「オーフェンまわり道１・２」はミニ文庫を持っているので斜め読み。書き下ろしのプレオーフェンは懐かしい思いで読みました。　他の短編はなんとな～く斜め読み。　エンジェルハウリングは、本編「フリウ編」は最初からほとんど読んでないし、「ミズー編」で私が気に入っていたキャラはドラマＣＤでの声がこれまた私の好きなＩ田氏だったという無敵コラボだったのに後半とんでもないことになったとウィキペディアで知った（＝作品をちゃんと最後まで読んでない）ため読みませんでした。　なんだかんだで堪能しました。　ありがとうＹ嬢　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　秋田禎信box

  2010.02.28

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  「猟奇の夏」宝生茜

  　以前、Ｂ●●Ｋ●ＦＦで１００円セールだった時に購入した、シリーズものの１冊めです。　　ハッキリ言って…　これ…　　ハズレでした　話し言葉がいちいち説明くさくて、ぎこちない。　犯人が死体に残したメッセージの意味は、状況と字面を見れば普通に連想できるのに、ヒロインも関係者も鈍すぎる。　犯人達の動機もイマイチ。　犯人との年齢差を考えると、被害者は過去の犯行（冒頭の回想シーン）時に未成年だったことになるが、これでいいのか？　このシリーズ、２冊目も同時購入してるんだけどあんまり読む気がしません　　　　　　　　

  2010.02.19

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  「雪虫」「破弾」堂場瞬一

  　以前新聞広告で見て気になり、中古でとりあえずシリーズの１・２巻だけ買って積んでました。　雪が降っていたので、土日に家に篭って読了。　主人公がちょっと２９歳（２作目では３０歳）のわりに頭が固すぎて、ところどころカチンときます　この作品で初めて「県警を辞めて警視庁に入れる」ということを知りました　１巻「雪虫」では最初、死体の刺し傷から「素人じゃない」「（犯人は人間を）刺し慣れている」とか言っていたのに、判明したら犯人は普通（？）の人でした。何だったんだ、あの会話　　１巻も２巻も事件は解決しても主人公が救われないのでスッキリしません。　にもかかわらず続きが気になるのはどうしてだろう～～～　　　　　　　　　　　　　

  2010.02.08

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  新聞連載小説最終回

  　Ｙ新聞の連載小説「三島屋変調百物語事続」が今日で終わりました。　連載最後の語り手だったせいか、行然坊が若先生より目立っていて、若先生贔屓の私としては淋しい最終回でした　おそらく出るであろう続編に期待します（；＾＿＾Ａ　　　　　　　　　　　

  2010.01.31

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  「吉原手引草」松井今朝子

  　以前どこかで読んだ書評が気になって、中古で購入しました。　　主人公（？）は正体を隠し、廓の関係者から”葛城”について聞き出していきます。　話を聞くうちに徐々に「どうやら葛城はとある事件を起こして姿を消したらしい」ということが（読者に）分る仕組みになっています。　どうやって姿を消したのかは残り三分の一くらいのところで分りますが、”とある事件”が何なのかはホントに最後の方にならないと判明しません　ちなみに、主人公の「台詞」は最後までありません（；＾＿＾Ａ　謎解きの楽しみの他に、吉原の豆知識も散りばめられていて”お得感”もバッチリ　　　　　　　　　　　　　

  2010.01.28

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  「弁護側の証人」小泉喜美子

  　最近発行された復刻版の広告を見て、持っていたことを思い出し引っ張り出して読みました。　本当は同じ作者の「ダイナマイト円舞曲」が欲しかったのですが絶版になっていて古本屋さんで探しても見つからず、代わりに三冊１００円の棚にあった「弁護側の～」を購入しました。（「ダイナマイト円舞曲」も復刻してくれないかな～密林で中古の出品がありますが高すぎて手が出せません）　【大企業の御曹司と結婚した元ストリッパー漣子。夫の実家で新婚生活をおくっていたある日、義父が何者かに殺害される。真犯人は？そして弁護側の証人とは…？】　見事に騙されました～　被告人が明らかにされた時、一瞬誤植かと思っちゃいました　被告人の無実が証明されたことは喜ばしいことですが、真犯人に裏切られていたことが切ないです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2010.01.21

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  「宿命」東野圭吾

  　私が「持っているからには読んだはずの本」の中の一冊です　でもやっぱり内容は覚えてませんでした【主人公は医者になる夢を捨て、刑事になった和倉勇作。　事件の関係者・瓜生は勇作の学生時代のライバル、瓜生の妻は勇作のかつての恋人・美佐子だった…】　以下ネタバレ感想です。　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　後書きによると「瓜生と勇作をめぐる宿命の意外性に力点が置かれている」とのことですが、その「意外性」がかえって蛇足な気がするのは私だけ？　事件を解決したのは勇作の上司、勇作が突き止めた「瓜生の罪」は闇の中でなんだかスッキリしません。　　いちおう勇作は「拘っていた過去」から開放されたけど、けっきょく瓜生に完敗なんて酷すぎる　　愛のない結婚生活を送るヒロインが昔の恋人と再会する場合、最後は夫のもとに戻るのがドラマや小説のお約束なので覚悟はできてました。　でもそういう時、夫は無一文になってたり逮捕されたりして”失意のどん底にいる”という設定もセットのはずなのに、瓜生は何も失っておらず美佐子は何不自由ない暮らしに戻るのです。　一方勇作は父子家庭で苦労して育ち、刑事になった今も質素な一人暮らし、美佐子と交際していた期間が一番幸せだったという淋しい人生。学生時代は一度も瓜生に勝てず医大は不合格、父親が倒れて医大を諦め警察学校へ進むが、高卒だから三十過ぎてもまだ巡査部長で大して期待されてるようでもない。しかも美佐子が忘れられず、独身。　瓜生との差が開きすぎていて釈然としません。（「瓜生の父め、勇作の出生の秘密を知ってるんだからちょっとくらい援助してやれよ」と思う）　主人公なんだし、ヒロインが手に入らないならせめて仕事くらいはデキる男にしてやっても良かったんじゃない？　　あんまり可哀想だから、脳内妄想で園子とくっつけてあげることにしました。　年齢が離れてるけど、作品内には園子くらいしかフリーの女がいないんだもん。園子はファザコンだから、意外とお似合いかも（；＾＿＾Ａ　　　　　　　　　　　　　　　

  2010.01.19

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  「容疑者Ｘの献身」東野圭吾

  　ＴＶで劇場版が放映され、観た後で原作を読みました。　　いろいろツッコミどころの多かった劇場版ですが、大体は原作で納得できました。　やっぱり映像化は時間制限や見栄えがネックになりますね　柴咲コウは嫌いじゃないけど、ガリレオでは邪魔な気がします。相棒が女だと時々ウザイです　草薙でいいじゃんよ～　　　　　　　　　　　　　

  2010.01.15

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  「左手に告げるなかれ」渡辺容子

  　買った後ずっと放置していた本をやっと読みました。　　第４２回江戸川乱歩賞受賞の本格長編推理「左手に告げるなかれ」渡辺容子著　３年前に別れた不倫相手の妻が殺され、ヒロインに容疑がかかる。　当時妻に訴えられて会社をクビになったうえに多額の慰謝料を支払い、現在スーパーの万引きＧメンとして働くヒロインは、疑いを晴らすために元不倫相手と協力して事件の調査を始める。　不倫する女と正論を振りかざす女は大嫌いなんですが、タイトルに惹かれて購入した本です。　以下ネタバレします。　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　ヒロインよりも元不倫相手・木島に腹を立てつつ、でも怪しげな探偵の存在により途中までは楽しめました。　なのに、どーして探偵が犯人なのよ～　木島が「明日の朝、話すよ」と言った時は”よっしゃ、死亡フラグ立った”と思わずガッツポーズ　が、死なない。…ぬか喜びでした。　せめて犯人だったら私の気もおさまったのに、それも無し。　木島の何が気に入らないかって？そもそも私は不倫する人間が大嫌い。　既婚者が別の異性と付き合うなら離婚してから！この当たり前の定義が守れない人間を軽蔑するのは当然でしょ？　木島は妻帯者でありながら、若くてキレイな独身の部下に手を出し、それが発覚するとヒロインを捨て妻のもとに戻った。　そして妻が殺害され、ヒロインと再会し事件を調べるうちに関係も復活。　結局、木島は自分の手を汚さずに妻を排除し愛人を取り戻すことができたわけです。　確かに妻は歪んだ性格の嫌われ者でしたが、イヤなら離婚すればいいだけのこと。離婚による慰謝料を払うことなく、犯人でもないので妻の保険金を懐に入れ何食わぬ顔で愛人とヨリを戻す。　こんな男のどこに好感を抱けます？　コイツが幸せになるなんて許せません　そんな理由で「ラストシーンでヒロインが死んでるといいな」なんて思う小説は珍しい　他にも飼い犬に死んだ愛人の名前をつけ溺愛する中年オヤジとか、女をひっかけて孕ませて捨てたオッサンとか、この小説にはマトモな男が一人もいない。　あ～あ…探偵が一番良かったのにな　　　　　　　　　　　　　

  2010.01.14

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  秋田禎信BOX

  　楽天ブックスを覗いたら「秋田禎信ＢＯＸ」なるものが目に入りました。　オーフェンやエンジェルハウリングの後日談やイラストが書き下ろしで収録されて化粧箱など豪華装丁とのこと。　完全予約制なので、買うなら今すぐ申し込まないと間に合わないんですが…　が…　が…　が…　税込み７,３５０円はヒドイよ　　貯まってる全ポイント１,４６９Ｐを使っても全然足りない　ハッキリ言って、無理です　完全にハマっていた当時ならともかく、今はそんな金額をつぎ込む情熱はありません完全限定生産版！完全限定生産版【BOOK】秋田禎信BOX

  2009.12.18

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  「ちんぷんかん」畠中恵

  　「しゃばけ」シリーズ第６弾の文庫版です。楽天ポイントで買いました～　　文庫になるのを楽しみに待っていたんですが…なんだろう？あんまり面白くない？？？　前編通して若だんなの兄・松之助の縁談が舞台の裏表になりつつ進みます。　　　　　　　　　　　

  2009.12.09

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• オトナの事情

  　先週、某新聞の連載小説が最終回をむかえました。　最初は生意気な小学生（←主人公）や給食費を払わない母親が出てきて「つまらん！」と思いましたが、だんだん面白くなって最後の方では涙ぐんでみたりもしました。　最終回ではちゃんと給食費も払ったし♪　普通より短くて私には丁度良かったんですが、代わる時期が変なのでその新聞社の記者さんに聞いてみました　実は３月から開始されるはずだった（現在連載中の）小説が間に合わず、急遽短い連載を用意したとのこと　そんな裏事情があったなんて～

  2009.11.17

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  Ｙ新聞連載小説「三島屋変調百物語事続」

  　くろすけ～　ここのところ、ずっとピンチです　おちかと若先生に「まぁま♪若い人たちはいいわねぇ…ほほほ」とか呑気にほのぼのしてる場合じゃないです　毎日毎日”かりん島の人間関係”と同じくらい気になります　　　　　　　　

  2009.10.22

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  「翼の帰る処　２　鏡の中の空（下）」妹尾ゆふ子

  　隠居願望ファンタジーシリーズ２作目の下巻です。　　主人公との年の差が大きくヒロインがまだ１５歳なので、ラブには（少なくとも２～３年は）発展しそうもありません。　何度も死にかけながら、（当たり前ですが）なかなか死なない主人公は天然プラス計画通りにどんどん味方を増やしてどんどん隠居生活から遠ざかっていきます。　私が１作目を読んだ頃には、既にこの２作目の上巻が発売されていたんですが、三作目はいつになるのかな…　　　　　　　　　

  2009.10.04

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  「金春屋ゴメス　シリーズ」　西條奈加

  　普通の書店でチェックしておいたのにタイトルを忘れキーワードも頭に浮かばず難儀していましたが、先日記憶の細い糸を手繰り寄せて出てきた「江戸国」でやっと検索に引っ掛かりました（；＾＿＾Ａ　「江戸」といっても”時代小説”ではなく、日本の独立国家「江戸国」を舞台にした”近未来ファンタジー（？）”です　余命いくばくもない父の頼みで「江戸国」入りを決意した大学生・辰次郎。　一作目は幼い頃の辰次郎自身もかかった”流行り病”の正体を突き止める話。　謎を解くヒントは母親の形見である木彫りの鳥（鷽）…かと思ったら、全然関係ありませんでした　二作目はご法度の阿片栽培と、辰次郎の淡い恋の話。　恋の決着はつかないまま次巻へ続く？　　　　　　　　　

  2009.10.03

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  「翼の帰る処　２　～鏡の中の空」妹尾ゆふ子

  　”本格隠居願望ファンタジー”改め”なんちゃって隠居願望ファンタジー”シリーズの第二弾です。　一週間ほど前に楽天ブックスで上下巻一緒に注文したら、発送前に下巻が「在庫なし」になってしまい、上巻のみ届きました　今日バイトが思ったよりヒマだったので読了できました（；＾＿＾A　隠居を切望する本人の意思とは裏腹に、出世街道まっしぐらの主人公・ヤエト。私はSではないので、あとがきで書かれている「彼が気の毒なことになるほど読者の皆様にはお喜びいただける、いわば不幸なほどかがやく」ような展開は嫌いなんですが、この作品の場合「主人公の不幸＝主人公らしい活躍」なので例外です　どんどん人間関係が複雑になって、私の弱いオツムでどこまでついていけるか心配　鳥に影響され発情してしまった少女王がヤエトの館に届けられて上巻終了。　下巻では彼女と、恩人であるヤエトに思いを寄せるスーリヤとの絡みはあるのか？…気付くとヤエト（３７才）に惚れるのって、１０代の少女ばっかり…ロリコン・ハーレム完成の日も近いかも　　　　　　　　　　　　　　ブックスを偵察してみたら下巻が再入荷されていたので、今日注文しました　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2009.09.19

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  「ネフィムの魔海」葉山透

  　ルーク＆レイリアシリーズの３作目、いつも通り（？）中古で入手（；＾＿＾A　冒頭で「盗賊の目をしている」「（自分が知っている）盗賊にそっくりだ」とか強調していたのに、数年後のカナールは女タラシの吟遊詩人に成り果ててました。子供の時とイメージが全然違うし、ガッカリだよ（私は途中までアーウィンがカナールだと思ってました）　あとルークがやたら”頭がいい”とか”冴えた頭”とか言われてるんだけど、レイリアの方が医学の知識もあるし頭の回転も早いと思うけどなぁ本当にスゴ腕なのか、ルーク？　４作目が今日発売ですが、新品で買わなくてもいいかな　　　　　　　　　　　　　　

  2009.09.19

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• お嬢さま作家・春菜の事件簿シリーズ

  　昔古本屋で揃えた、大学生の隼太が思い込みの激しい従姉・春菜に振り回される”春菜の事件簿シリーズ”を、ふと思い出して読んでみた。　　１作目の犯人と、４作目の”もう一人の”犯人を覚えていたくらいで、大半を忘れてました（；＾＿＾A　今はもう絶版になってるらしい　　

  2009.09.18

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  今頃知った訃報

  　何気なく検索していて、「風の聖痕」の作者・山門敬弘氏が７月に亡くなっていたことを知りました　ご病気なのは知っていましたが、まさか亡くなっていたなんて…　もう後の展開は妄想補完するしかないんですね　ご冥福をお祈りします。　　　　　　　　　　

  2009.09.08

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  「さよならの次にくる＜卒業式編＞・＜新学期編＞」似鳥鶏

  　感想記事が消えて一週間、やっと書き直しました　既刊の卒業式編（前編）は地元のＴ書店でポイント買いするつもりで、新学期編（後編）だけ楽天ブックスで注文しました。　が、書店にはこの作者の本が一冊もなく、一日遅れで前編も楽天で注文することに　　翌日さっそく新学期編が届き、前編を待ちきれなかった私は先に後編を読んでしまいました（；＾＿＾A　連作といっても短編集だし前編のあらすじは知っていたので、わりとすんなり読めました。　　『卒業式編』　　第一話　あの日の蜘蛛男　　断章１　　第二話　中村コンプレックス　　断章２　　第三話　猫に与えるべからず　　断章３　　第四話　卒業したらもういない　『新学期編』　　第五話　ハムスターの騎士　　断章４　　第六話　ミッションＳ　　断章５　　第七話　春の日の不審な彼女　　第八話　And　I’d　give　the　world　　第九話　「よろしく」　　　　　先に「新学期編」を読んだせいか、「卒業式編」は全体的に物足りない感じです。　順番に読んでいたら印象も違ったかも？　　第一話”蜘蛛男”は、え～、いくらなんでも、それは…なトリック（？）でした。　　　肝心の探偵役が前編で卒業してしまい、どうするのかと心配していたら携帯で呼び出してました。いいのか、それで？　第二話”中村コンプレックス”で、失敗したとはいえトリックも犯人も途中まで当ててるんだから、葉山が探偵役を引き継ぐとか…だけど葉山はイマイチ頼りないのがチャームポイントだしなぁ　三野も意外と頭よさそうだけど、シリーズ一作目の”壁男事件”と”ミッションＳ”のカードキートリックとかみると、探偵役より犯人役がお似合いか。　ここはやはり我等がヒロイン（？）柳瀬さんに頑張ってもらうしかない！？　　柳瀬さんといえば、　　＊葉山の名前で呼び出され、　　＊葉山が来るまで長時間待っていてくれる　　＊お見舞いの花束に顔を赤らめて喜ぶが、　　＊葉山が花の意味を知らないと分るとガッカリする　　　（理由あって冬に出る）　　＊ストーカー事件で変なテンション　　＊酔ったフリ　　＊「そろそろ葉山くん、返してほしいんですけど」　　＊「そうだよね、私がいるもんね」　　　（新学期編）　等々、冗談めかしてはいるものの葉山に抱いてる気持ちはハッキリしていると思うんですが「卒業式編」では葉山の初恋に”反応”してないんですよね…あと、ハムスターに例えるのはさすがにちょっと葉山が可哀想だよなぁ（；＾＿＾A　肝心なのは「柳瀬さんの気持ち」より、葉山の「柳瀬さんへの気持ち」なんだけど、葉山も何だかよく分らないし、この二人どうしてくれよう？　　これでシリーズ終わっちゃったら淋しいなぁ…　　　　　　　　　　　　　　

  2009.09.06

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  「制服捜査」佐々木譲

  　道警の不祥事の余波で刑事から駐在所勤務になった川久保は、静かな農村で起きたいくつかの事件を通して村の裏事情に気付いてゆく。　　毎日持ち歩いてちょっとずつ読み進めていた「制服捜査」を今日読み終わりました。　短編五本の連作集です。　五つとも、田舎の嫌な人間関係が浮き彫りになる胸くそ悪い事件ばかりです。　１話目の「逸脱」のラストは衝撃的ですが、川久保に拍手を贈りたい。よくやった　こんな村、土砂崩れか何かで埋まっちゃえばいいのに　　先日消えた本の感想は、後ほど改めて…（；＾＿＾Ａ　　　　　

  2009.09.02

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  「ルーク＆レイリア　シリーズ」葉山透

  　富士見書房から出ていたシリーズを大幅加筆し、一迅社から”完全版”としてリニューアル出版されたものらしいです。　シリーズは３巻まで出ていますが、私が古本屋さんで手に入れたのは２巻まで。　３巻は中古を待つとして、来月末に発売される４巻はどうしよう？古本屋に出されるのは随分先になるだろうし…とりあえず、読んだ人のレビューを見てから考えようっと（；＾＿＾Ａ　元凄腕ハンターだが現在は引退し、故郷で大工見習いをしているルークに『仕事』を持ちかける美女レイリア。一度は断るものの、結局巻き込まれてしまう。　ルークが金になる違法ギリギリの汚い仕事ばかりを引き受けていたのは、難病で治療費がかかる妹のためだったというのが泣かせます最近私ってばシスコンに弱い？ただし妹は完全な健康体じゃダメだし、兄は顔立ちが並み以上で頭が良いか腕っ節が強くないと（兼ね備えていればなお良し）許さない。　１巻だと犯人が小出しになるせいか、ルークは頭がいいのか悪いのか微妙２巻でも、ハンター復帰直後で焦っているせいか以下同文。　もっとハッキリ格好良くしてくれてもいいのに　　　　　　　　　　　　　　　　　　2009年9月発売文庫ルーク＆レイリア　マグノリアの歌姫（4）

  2009.08.30

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• ご利用は計画的に♪

  　昨日、最近読んだ本の続編を買いにＴ田書店へ行ったらその作家さんの本が一冊もなく、失意の私は近くの古本屋さんへ向かいました。　そこにも目的の本はなかったものの、手ぶらで帰るには心苦しいお店なので何冊か買うことにしました。が、財布には５千円札一枚しかないため、せめて千円分くらいは買わないといけないような気がして…　　買ったのは　「バベルの歌姫　身代わり王女の無謀な駆け落ち」１０５円　「バベルの歌姫　身代わり王女と悪霊歌姫」１０５円　「金の王と銀の許婚～神の眠る国の物語」１０５円　「金の瞳の女神　ルーク＆レイリア」３１５円　「アルテナの少女　ルーク＆レイリア」３２６円　「いろは歌に暗号　まんだら探偵空海」３２６円　　の、６冊（計１，２８２円）です。　支払いの段階で財布を見たら、２５０円くらい小銭が入っていたので「バベル～」だけ買って出てくれば良かったと、車の中で後悔しました　バイト代が入るまでに、あと二週間近くあるのにどうするんだ？私　今日のバイト中に「ルーク＆レイリア」を読み終わったので感想を書こうと思ったんですが、これからちょっと外出するので後で書きます（；＾＿＾Ａ　　

  2009.08.29

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  「理由（わけ）あって冬に出る」似鳥鶏

  　本屋さんで見かけて気になっていたのを、古本サイトで発見して購入しました。　　文化系クラブばかりを集めた校舎、通称”芸術棟”に幽霊が出るらしい。　「幽霊などいない」ということを証明するため忍び込んだ夜の学校で、幽霊を見てしまう主人公たち。　幽霊の正体と、騒ぎの真相は？　私がＡが犯人かな？と思ったのは主人公より遅い、二件目の事件の時でした。　真面目に推理する気はなく、だらだら読んでいたので動機も半分くらいしか当たってませんでした（；＾＿＾Ａ　　最初に出てきた秋野さんが表紙イラストの女の子かと思ったけど、すぐに彼氏がいることが発覚。じゃあ吹奏楽部の部長かな？描写がないけどメガネ似合いそうだし…あれ、でも違うみたい　他に目立つ女の子はいないし、イラストとイメージが違うけど主人公に気がある柳瀬さんかも…面白いキャラなので、もしそうなら既刊の続編にも今月末の新刊にも彼女が出るってことだから嬉しいな♪　　　　　　

  2009.08.28

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  姫君達の晩餐シリーズ　　山咲黒

  　金額合わせで買う本を探していて、タイトルに惹かれました。　でも出所が「Ｂ’ｓ－ＬＯＧ文庫」なので、カートに入れる前に入念に調べてＢＬでないことを確認しました。恐ろしいことにこのご時世、タイトルに”姫”が入っていようと、表紙が女の子のイラストだろうと、それが”男ではない”という証明にはならないのですよ、皆さん！　まぁそんなこんなで、ノーマルカップルのラブラブを堪能しました。　白雪姫とシンデレラと眠り姫の継母と魔女が同一人物だったら　”白雪姫”こと北国の王女・珀蓮（はくれん）、”シンデレラ”こと商家の娘・早苗（さなえ）、二百年眠り続けた”眠り姫”新祢（しらね）　と、　東国の第一王子・鳥代（とりしろ）、南国の第六王子・広兼（ひろかね）、西国の第二王子・王伊（おうい）　三組のカップルの恋の行方は…？　　”食前酒は赤い森で（以下１巻）”と”舞踏会の小前菜（以下２巻）”で一区切り。”猫と前菜（以下３巻）”は新章で、次巻に続きます。　１、２巻のカバーイラストと人物紹介を見ると鳥代と珀蓮がメインみたいに見えます。でも（私の欲目かもしれませんが）広兼と早苗が一番活躍してます♪　鳥代と珀蓮、王伊（の前世）と新祢は元々恋人同士なので、出会いから恋に落ちるまでがちゃんと描かれる広兼と早苗が目立つのかもしれません。　あと、王子の中で広兼が一番好みだからかも（≧▽≦）（ビジュアル的には頭脳派＝王伊、体力勝負＝広兼　でも実際は賢者一族の王子＝広兼、軍人一族の王子＝王伊　腕っ節の強いキャラも好きですが、最近ちょっと知性派に弱い私は広兼がお気に入りなのですしかも黒い短髪だし　早苗の義姉評→頭がいい。たぶん、他人にもそこそこ優しくて、身の内に入れた人間は決して裏切らない。）　　　３巻で、結婚したら３組一緒に暮らすとか言い出しましたが、いくらなんでも無理じゃない？おままごとかよ、みたいな（；－＿－Ａ　それぞれの年齢がハッキリ分らないけど、鳥代が２巻で「あの時の俺達がいくつだと思ってんだあんたは！十九だぞ、十九！」と言っていて、多分”あの時”というのは２年前なので鳥代（と、”俺達”だから珀蓮も？）は現在２１歳。新祢は外見年齢１７～８？見直したら１巻で王伊は「十九年間、彼女のことばかり考えてきた」と書いてあるから１９歳確定ですね。　なんにしても２０歳前後にしては考え方が幼い気がします　そして王伊はともかく鳥代と広兼は王子なのに（身内に対しては）口が汚いです　　　　　

  2009.08.26

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  「神の守り人（上）（下）」上橋菜穂子

  　悩んだ末、呪術師の手から幼い兄妹の妹を連れて逃げるバルサ。　バルサは少女を救い、彼女の兄と共に敵に捕らえられたタンダを助け出すことが出来るか？　今回の話は今ひとつスッキリしませんでした　別に、私のお気に入りキャラ・チャグムが出てこないからじゃないですよ　私の読解力が退化したのか、幼い兄妹が苦しんだだけで結局なにも解決していない感じなんですよね…　　　　　

  2009.08.19

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